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27歳のチベット人青年が焼身抗議=妻と2人の子どもを残して死亡(tonbani)

2012年10月07日

■<速報>更なる焼身 アムド・ツォエ 二児の父■

*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年10月6日付記事を許可を得て転載したものです。



20121007_写真_チベット_焼身抗議_1
*サンゲ・ギャンツォ生前の写真。

グチュスン(9-10-3チベット良心の囚人の会)によると、6日正午ごろ(現地時間)、アムド地方ツォエ(གཙོས་ツゥ、甘粛省甘南チベット族自治州合作市)から10キロ離れたドカル僧院(རྡོ་དཀར་དགོན་པ་)の左手にある仏塔の傍でサンゲ・ギャンツォ(སངས་རྒྱས་རྒྱ་མཚོ་)という27歳の若者が焼身し、その場で死亡したという。6日付チベットエクスプレス・チベット語版が伝えた。

遺体はドカル僧院の僧侶たちにより僧院に運ばれ、現在追悼会が行われている。サンゲ・ギャンツォはゼロ村の出身、父の名はゴンポ・ドゥンドゥップ、母の名はゴンボ・ツォ。彼にはドルジェ・ドゥンドゥップという7歳の男の子とティンジン・ツォという5歳の女の子がいるという。

焼身直後の写真も報じられている(6日付Tibet Timesチベット語版に掲載。閲覧注意)。

チベット本土の焼身はこれで56人目(亡命政府の発表で54人目)。うち死亡が確認された者として46人目(亡命政府発表では44人目)となる。

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*妻の名はドルジェ・キ。ボイスオブチベットの目撃者談話によると、彼は焼身しながら「チベットに自由を!ダライ・ラマ法王をチベットへ!言語自由!」と叫んだという。

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*遺体はその後家族の下に運ばれ、追悼法要が行われた。ダライ・ラマ法王の写真が掲げられている。

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*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年10月6日付記事を許可を得て転載したものです。 


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