中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2012年10月19日
■ワイルドだろ~?
お騒がせ慈善家として知られる陳光標氏が、「莫言氏が望むなら、俺の持ってる北京市の二環内の別荘を提供するぜ~、ひとつは870平米、もうひとつは630平米もあるんだぜえ~。買った時の値段は5000万元、家具・家電も完備だぜえ~」とオファーを送っている模様。
そんな陳光標氏のお誘いに対し、莫言氏の兄でスポークスマンでもある管謨欣氏は「"不食嗟来之食"※ですね。」と、丁重にお断りする意向を示している模様。
※不食嗟来之食・・・斉の国が飢饉になった時、ある乞食が富豪に「おい、コレ食え」と見下されたように出された食事を、「ホレと出されるような食事は食べんもんです」と断ったという、「礼記・檀弓」にある故事成語。貧乏人にも意地がある、とか「一寸の虫にも五分の魂」といったような意味でしょうか。
さらにそんな陳光標氏のお誘いに対し、莫言氏のお父ちゃんである莫貽凡氏は「いらねいらね!な~にが別荘じゃ。オラの息子は田吾作じゃ、てめえで汗かいて手にしたんでも無いモン、息子に要るわけねえ!」とキッパリ仰っている模様。
(多維新聞)
■劉雲山ピーンチ
元宣伝部副部長ー前CCTV台長ー現在・国家新聞出版総署副署長の焦利に双規の噂が。原因は汚職とセックススキャンダルの模様。
(明鏡網)
■パパラッチは関係ありません
ジェイ・チョウのガールフレンドであるハンナちゃんが、ジェイから贈られたアウディを台北市内で乗り回していたところ、無理な右折を図って車両2台と激突、男女1名ずつを病院送りにしちゃった模様。
(多維新聞)
■どこの修羅の国ですか
宜賓市某農村の少年が「オラ、少林寺さ行って武術を学びてえんだっ☆」と希望したので行かせてあげたところ、帰って来た息子は些細なことで親父にパンチをかまして血反吐を吐かせ、さらに地面に倒れたところを踏みつけるような世紀末覇者になってしまいましたとさ。
その後も村中で乱暴狼藉の限りを尽くした黎某という少年は、徒党とともに公安にしょっぴかれた模様。
(四川新聞網)
■ちゅ~とはんぱやなぁ~!
十八大での完全引退が注目されている胡錦濤ですが、どうやら中央軍事委員会主席のポストは"泣きの一年"が入る模様。
(博訊網)
■中国ならではの悩み
中国ではアルツハイマー病は「阿尔茨海默病」と大変分かりにくい標記のため、結果として「老年痴呆」という名称が通用しているのですが、「流石に差別的すぎるだろ?」ということで、衛生部では改称が検討されている模様。
そんな"老年痴呆"改称のニュースを目にして、四川に住む教師の王さんは、「だったら名称を"你幸福吗?"にしたら?CCTVでも連呼してるし」と、最近誰彼問わず「你幸福吗?」と惚け老人のように訊ねているCCTVをあてこすったような提案をしている模様。(本人は至って真面目に主張しているようです)
(四川新聞網)
■どーんでーん返しっ!
明鏡新聞網によると、十八大の開催が延びている間にコソコソ集まった老害たちにより、常務委員の7名がこんな感じに書き換えられ、李源潮がまさかの落選となる模様。習近平・李克強・張徳江・王岐山・劉雲山・張高麗・兪正声
(明鏡新聞網)
■伏線として
以前に明鏡さんは、「李源潮の名前が常務委員名簿から削除された!?」という記事を書いておりましたのでご参考に。
(明鏡新聞網)
■日本にないんだな
イギリス大手のコーヒー・チェーンであるコスタコーヒーは、中国での出店を加速させて2016年までに500店舗規模にする計画らしい。記事によると、中国人のコーヒー消費量は平均年間3杯程度、世界平均の240杯とは大きく差があり、まだまだ商機があると踏んでいる模様。
そんなコスタコーヒーは、中国オリジナルメニューとして抹茶ラテならぬ「緑茶ラテ」などを出している模様。
(BBC中文網)
■ライバルは遥か遠く
ちなみに世界最大手のスターバックスは、中国に470店(2011年段階)、2015年までに1500店にまで拡大させる計画らしい。そら江沢民とも会えるわな。
(BBC中文網)
■ときめいた
中国の最難関大学・清華大学で毎年5名しか選ばれない特等奨学生に、馬冬晗&馬冬昕の双子姉妹が揃って選出。姉の冬晗ちゃんは「テストの"最低点"が95点」など、天下の清華大生も唖然とさせる化け物である模様。それでは二人のツーショットをどうぞ!
馬冬晗&馬冬昕姉妹の伝説
・姉は清華大学精密機械・機械工学系史上初の学生会女子主席。妹は化学系のもちろん成績トップで、既に海淀区人民代表会議の代表を務めている模様。
・毎週1時間刻みのスケジュール表を作成し、勉強のみならず課外活動も完璧に実行
・二人とも運動神経がよく、姉は学内の卓球大会でベスト4、妹は北京マラソン(ハーフ)に参加するような運動好き。
・2人揃って清華大学100周年の記念運動大会の国旗掲揚員に選抜。国歌の流れる時間と掲揚時間を計算し、猛練習の末に見事「誤差1秒未満」での掲揚に成功(笑)。
・2人は現在、大学院に進学して勉学に勤しんでいる模様。共青団の仕事も熱心にしているみたいですが、どうか党務の方は疎かにして普通に海外留学でもしてほしいもんです。
■やっぱりアナタも薄煕来
双規されたと噂される新聞出版総署副署長・焦利のスキャンダルとは、某女性歌手との関係でしかもその歌手は薄煕来と懇ろな仲で情報が筒抜けだった、というのが香港情報筋の見立ての模様。
(BBC中文網)
■海賊版作りは党公認産業
広東省湛江市元発村党支部が、党事務所の2階と3階を貸してその中で偽のルイヴィトンの財布を造らせていたということで、書記の符某、借り主の劉某など諸々とっ捕まった模様。
(京華時報)
■なんて友達甲斐のない
シアヌーク国王死去で「中国人の古い友人」という表現がよく出ましたが、2011年の南方週末の調べによると、人民日報が「中国人の古い友人」と称した外国人は計601名、うち小日本が111人を占め、2位の米帝に倍以上の差をつけてぶっちぎりの模様。
中国人の古い友人トップ10。
人民日報での露出回数。日本人は岡崎嘉平太が最多、”ザ・日中友好人士”西園寺公一も、堂々のランクイン。
(南方週末)
関連記事:
*本記事はブログ「The Useless Journal of CHINA」の2012年10月18日付記事を許可を得て転載したものです。