中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2012年10月27日
環球時報のウェブサイト、環球網の右上にひっそりをはられたリンク。そこには「武力収復釣魚島」(魚釣島を武力回収せよ)と書かれている。クリックしてちょっと重たいページをダウンロードすると、なんとブラウザで遊べるシューティングゲームが登場する。ネットユーザー1人1人が艦艇を操り、自衛隊と戦って釣魚島奪還のために戦えるという親切設計なのだ。
環球時報については以前も紹介したことがあるが、人民日報社旗下として官制メディアの一角を担いながら、愛国系の価値観を軸にコミュニティ作りに成功したサイト。中国にも人気のある新聞はたくさんあるが、「ネットで読むならポータルサイトで読めば十分」というケースが多い中、環球時報は「環球時報のサイトで読みたい。仲間たちとウヨウヨとコメントを書き込みたい」という熱い読者に支えられている。
こうしたゲームも読者サービスの一つなのだろうか。この姿勢は日本も見習うべきかもしれない。読売オンラインのゲーム「56本打てるかな」などなど期待して待ちたい。
ゲーム開始時に表示される尖閣諸島の説明。地理的一、1972年の沖縄変換時に不党にも日本に行政権が移管されたことなどなどが説明されている。またゲームオーバー時には「最新の尖閣ニュース」というボタンがあり、クリックすると環球網の特集ページに飛ぶようになっている。
さて操作はいたって単純。W・A・S・D、または矢印キーで船を移動。マウスで照準、左クリックで射撃。Q、またはスペースでボムが使用できる。
が、これが結構難しい。海上自衛隊は通常の艦艇に加え、浮上してはビームを撃ってくる潜水艦、突然飛来してミサイルをまき散らしていく戦闘機と多彩な武装を誇る。それも慣れればどうってことはないのだが、我らが中国艦艇のでかい図体と当たり判定、追い詰められてボムを使っても敵艦の弾は消せずに死亡といった卑怯な罠が結構面倒臭い。
気合いでどうにかクリア……。しかし1万6931位と残念なポジション。
上位24位まではランキングに名前が載る。よく見ると1人で8回もランクインしている人が……。
上位入選して「石原見参」「日中友好」「寿司」などなど名前を残してやるぜという野望を持っていたのだが私の腕前では無理だったもよう。この記事を見た方に後は託します。ただ日本の評価が下がる下品な書き込みだけはやめてね。
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よけいなことしてないで、農民工を助けてやれ。
軍拡と覇権主義を捨て、環境対策その他、内政をきちんとしろ。むちゃくちゃじゃん。ねえ馬鹿なの?