中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
■あと2週間のお祭り
中共人事情報にはあまり定評のない英・フィナンシャルタイムスによる常務委員の最新予想。
習近平 李克強 王岐山 俞正声 張徳江 李源潮 汪洋
ちなみに英FT紙の人事予想のソースは「某トップクラスの領導と密接に連絡をとっている関係者」という結構な自信っぷりが現れています。
(FT中文版)
■こっちの方が気になる
多維新聞のブログで諸々の政治ネタを書いている牛泪氏の見立ても、何と前述のフィナンシャルタイムス予想と一致。なお本人は「当たる確率は70%」とみている模様。
(多維新聞博客)
■何をシミュレートしてんのかわからんw
十八大を間近に迎える北京ですが、色んな厳戒態勢が取られているのでご紹介します。
その1:市内スーパーマーケットでは刃物類が全部撤去されている模様。
(明鏡新聞網)
その2:北京市内のおもちゃ屋には、ラジコン等飛行物一式の販売禁止が通達された模様。たとえ数メートル飛ぶやつでもNGらしい。
(rfi)
その3:北京のタクシーがドア開閉させなくするためにノブを取り外した画像が出回ってますが、通達文にその旨書かれておりますな。
取り外された窓開閉用のノブ
北京市のタクシー業者通達文
他にもいろんな通達がギッシリ書かれていて、「ピンポン球にデモ文書いてばらまく」等も想定されている模様。
■子供もオモチャは取り上げといて
北京市公安局では、十八大に向けて新しい中型ヘリコプターまで導入。本日政法委書記の吉林と公安局長の傅正華が出席して受領式典が行われた模様。
(人民網)
■今のうちに尖閣諸島に船着き場を。。。
そんなこんなで帝都北京では、十八大に備え官民合計140万人体制を敷き、治安維持に従事している模様。また各地方でも、ややこしそうな10地区の政法委書記が準備万端整えている模様。
(南方週末)
■恩赦でもやれ、減税でもやれ、爵一等でもくれてやれ
人事を尽くしたとでも言いたいのか知らないけど、今度は北京市に出た鳥の形をした雲をみて「十八大前に吉兆じゃあ!」と喜んでいる模様。
■単純計算で30億円くらいかかってそう
今年の両会(74万人)の倍の人員をかけている十八大ですが、ドイツ国際放送は「十八大の運営にかかった費用はいくらなのさ?」と至極尤もな疑問を呈している模様。ちなみに2011年の両会のうち、政協全体会議だけで5900万元(約7億7000万円)かかっているそうです
(徳国之声)
■釣られちゃった
先日このブログでもお伝えした博訊網による「スタアこと温家宝の一族27億ドル蓄財疑惑を書いたNYタイムズ記者は、薄煕来支持者だった」報道ですが、張大衛と張大偉を混同したことによる誤報だった模様。ツイッターで@zhxy さんが指摘してくれました。
(阿波羅網)
■嫁に続いて弟まで判明
スタア27億ドル報道以来、領導の家族が何しているかに注目が集まっていますが、次期総理の李克強も弟の李克明が(利益のあつい)タバコ専売局(国務院管轄)の副局長を務めていることを暴露されている模様。
(多維新聞)
■もうちとマシな人から学ぼうや
妻や弟の存在が暴露されている次期総理の李克強ですが、今度は地元の人から「アイツは生産隊に所属していた時に、明朱元璋の祖陵まで来て勉強していた、そんで帝王学に感化したんじゃ」と訳わからんエピソードを語られている模様。
(博訊網)
■資産とか家族構成とかまであればなあ
人民網と中国共産党新聞網が、「中国党政領導幹部データベース」を公開。中共公式発表の経歴しかないので、せいぜい十八大人事で知らない名前出て来た時くらいしか使えないな。
(中国共産党新聞網)
■これは低クオリティw
雲南省昭通市の政法委が、「盗まれたバイクを取り返してくれた派出所に感謝の旗を贈呈」というニュースでバレバレの加工をしていたのが党中央に見つかり、謝罪されられた模様。
(中国共産党新聞網)
■また河南人が馬鹿にされる(涙)
微博で流れた「江南styleは実はPSYが鄭州に来た時にインスパイアされて作ったもので、本当は「河南style」にするつもりだったんだ」という嘘八百に、鄭州電視台が見事踊らされて報道しちゃった模様。
(中原網)
■目に涙を溜めながら”おめでたう”
孫燕姿が3400gの男の子を出産したことを事務所が発表。母子ともに健康とのこと。
(中時報)
■覆水盆に返らず
王石の妻である王江穂さんが離婚協議に応じた旨を発表、「30歳年下彼女とお幸せに」とオトナの対応を見せている模様。なお網上に流れた離婚協議書については全面否定。
(21CN)
関連記事:
*本記事はブログ「The Useless Journal of CHINA」の2012年11月2日付記事を許可を得て転載したものです。