• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

【速報】わずか1日でチベット人5人が焼身抗議か=23歳女性の死亡を確認(tonbani)

2012年11月08日

■わずか1日でチベット人5人が焼身抗議か=23歳女性の死亡を確認■


20121108_写真_チベット_焼身抗議_
*焼身・死亡したタムディン・ツォ、生前の写真と焼身後自宅で法王、センゲ首相、前首相サムドゥン・リンポチェが一緒に写った写真の前に横たえられた姿。

phayulなど複数のメディアが伝えるところによると、2012年11月7日午後5時半ごろ(現地時間)、アムド地方レゴン(レプゴン、རེབ་གོང་ 青海省黄南チベット族自治州同仁県同仁)のケマル草原で23歳のチベット人女性タムディン・ツォ(རྟ་མགྲིན་མཚོ་)が焼身抗議し、死亡した。

目撃者の話によれば、彼女は焼身しながら「ダライ・ラマ法王のチベット帰還を!」と叫んだという。遺体はドワ僧院の僧侶たちにより家族も下に届けられた。現場には3000人以上のチベット人が集まり、祈りの経を唱えると共に、ダライ・ラマ法王のチベット帰還を訴えるスローガン等を叫んだという。彼女は遊牧民であり、焼身した場所は冬の牧草地という。

彼女はこの数ヶ月の間、チベットのために焼身した人々のために、マニを唱えたり、ニュンネ(断食修行)を行ったり、灯明を捧げることに熱心だったという。

タムディン・ツォはレゴン県ドワ郷ド・ロンウォ村第4地区の出身。ニンジャン・ツェリンという5歳になる息子を残した。父の名はタムディン・キャプ(50)、母の名はクンチョク・ツォ(44)。

彼女の死によりチベット本土での焼身抗議者は66人目となった。うち55人の死亡が確認している。

また現時点では未確認であるが、他にも今日ンガバで3人、ディルで1人が焼身したという情報も入っている。

参照:7日付phayul7日付Tibet Timesチベット語版

関連記事:
「600万チベット人の英雄だ」東チベットの人々に焼身抗議について聞いてみた(tonbani)
チベット人焼身抗議の思想的背景を考える=チベット仏教と愛国教育(tonbani)
チベット人僧侶が語った焼身抗議と弾圧=キルティ僧院でなにがあったのか?(上)(tonbani)
チベット人の焼身抗議を理解するために=転生ラマの遺言(tonbani)
「自殺では現実を変えられない」チベット人作家ら焼身抗議の中止を呼びかけ(tonbani)

*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年11月7日付記事を許可を得て転載したものです。


トップページへ

コメント欄を開く

ページのトップへ