なんだかとてつもなく残念な気持ちになるニュースがありました。

ゴミ箱の中から男の子5人の死体発見=寒さ避けるため入り込んだ浮浪児か―貴州省畢節市
2012年11月18日、ニュースサイト21CNによると、16日早朝、貴州省畢節市市街地にある大型ゴミ箱から男児5人の死体が発見された。いずれも10歳前後とみられる。17日夜時点で身元や死因はまだ確定していないが、他殺の形跡はなく、ストリートチルドレンが寒さを避けるためにゴミ箱に入り込み、窒息死したものと見られている。
続報が出ていまして。ゴミ箱の中で窒息って上からゴミに押しつぶされたの?!とか不思議に思っていたのですが、ゴミ箱の中で火を焚いての一酸化炭素中毒だったとのことです。ストリートチルドレン5人の年齢は7歳~13歳程度とのこと。
で、なんだか切なくなるのが上記レコードチャイナ記事にある、
目撃者によると、子どもたちはゴミ箱近くの工事現場に住み着いていたという。広告が書かれたプラスチックのシート、セメント、ベニヤ板など拾ってきた材料を組み合わせてテントを作っていた。ゴミ箱から拾ってきた、空気のぬけたボールで遊んでいた姿を見た近隣住民もいる。
というくだり。子どもたちがどんな生活していたのか、いろいろと想像できる一節です。ホームレスもストリートチルドレンも、あるいは冬場の寒さによる死も決して珍しい話ではないのですが、「ゴミ箱の中での死」という悲惨すぎるシチュエーションだけではなく、なんだかやたらとディティールが感情を刺激するニュースであり、中国でもかなり話題になっています。
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