■新しい外交部報道官■
■中国外交の顔・外交部報道官
中国外交の顔的存在ともいえるのが外交部報道官。閣僚よりも露出が多いのです。他の省庁にも報道官がいますが、平日毎日記者会見を開き、日本をしかってくださる報道官の皆様について印象が残っている人も多いでしょう。しかも孔泉→姜瑜たんとキャラ立ちする外交部報道官が続いたことも大きかったですね。
特に姜瑜たんにはマニアックなファンがつき、スペイン・ニュースサイトのウェブ投票で「世界で最も美しい女性政治家」の58位に入選しています(関連記事)。
多士済々だった報道局ですが、ですが孔泉が驚きのフランス大使就任、姜瑜たんが古巣の香港に戻り、普通のおっさんばかりが残ってしまいました。
■新たな外交部女性報道官が誕生
で、党大会を終えた中共が、テコ入れのために送り込んだのが華春瑩タン。御年42歳であります。16日にお披露目とあいさつがありました。
私は皆さんに適宜、正確で、全面的に中国の外交政策を理解していただく助けとなるよう全力で力を尽くします。私も皆さんと誠意ある意思疎通、平等な交流、良好な協力を図り、中国と世界の相互の理解、相互の信頼、相互の協力促進のため、積極的に努力していきます。
と、まずは優等生発言でスタート。
姜瑜タンよりふくよかな感じを受けるのは、やはり既婚者であり子持ちだからでしょうか。この点で私はこれっぽっちも興味が湧きません。やはり未婚でなければならないのではないでしょうか。これは首肯される方もいらっしゃることでしょう。その意味は皆さんのご判断にお任せします。
その点、姜瑜タンの経歴について回る「未婚」の二文字は素晴らしいですね。夢があります。経歴に未婚と書く必要性がどこにあるのか、はなはだ疑問ではあるのですが。
■南京大学の迎春花だった!と同級生
さて、外交部に新しい報道官が加わると、そのバックボーンを紹介するのが恒例になっていますが、久々の女性とあってなかなか豊富な内容になっています。
大学同級生が見る華春瑩「みんな彼女を迎春花と呼んでいた」(新華社 2012/11/18)出身校となる淮州中学には「熱烈祝賀我校畢業生華春瑩成為外交部新聞發言人」(我が校卒業生華春瑩の外交部報道官就任を熱烈に祝福する)との横断幕が掲げられているとか。
同級生で南京大学で英語を教える周丹丹さんは、「何も変わってない。むしろ大学の頃よりきれいになってる。あの頃掛けていたメガネを掛けていないし、話し声も同じ。急ぐわけでもゆっくりなわけでもなく」と報道官に最大の賛辞を送っています。
周さんによれば、同期で外交部に入ったのは華春瑩1人だったとか。優秀だったんですね。
■初仕事
さて、華春瑩さん、19日に初の定例記者会見に臨んでいます。
11月19日外交部報道官定例記者会見
Q:APEC指導者会議で、日中指導者は会議の予定はありますか。日中関係の発展に対して何かコメントを下さい。
A:私の知るところでは、現在APEC指導者会議期間中に中日間で会議の予定はない。2つ目の問題については、皆さんご存知の通り日中関係は日本側の違法な「島購入」により、困難な状況となっている。中国側は日本側に深く反省し、誤りを正し、誠意を見せて現在の問題を適切に処理し、中日関係を正常な発展の軌道に戻すため、的確な努力をするよう望む。
東京新聞は「ソフトな口調で」と初回のお仕事を表現しています。外交部には残念ながら動画はなしですが、「人妻がソフトな口調で」というあたり、しかも初回から「誠意を見せろ」と凄んでくるなど、姜瑜たんばりにマニアックなファンが増えそうです。
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