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コスプレランナーがマラソン大会で優勝、日本のオタクはアスリート?!とビビる中国人オタク(百元)

2012年12月06日

■中国オタク「日本のマラソンはプリキュアが優勝するらしい……!」■


20121206_写真_中国_オタク_


11月11日に岩手県宮古市で「復興 宮古サーモン・ハーフマラソン」大会において、プリキュアのコスプレをしたランナーの方が優勝してしまったそうです。大会と大会の画像に関しては、以下のニュースやサイト様の記事などをご参照ください。
(参考リンク:宮古で「サーモン・ハーフマラソン大会」-3千人が新コースなどで健脚競う(三陸経済新聞)『スマイルプリキュア!』 地元のマラソン大会での優勝者がキュアサニーだった件(ぷりそく!)

オタクがハーフマラソンに出場、しかもプリキュアのコスプレイヤーが優勝ということで、この件は中国オタクの間でもちょっとしたトンデモニュースとして伝わっているようです。そんな訳で、今回は中国のソッチ系のサイトで見かけたこの件についての反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


■中国人オタクの盛り上がり

日本の岩手県宮古市のマラソン大会で、コスプレイヤー優勝したらしい!そしてコスプレはプリキュアだ。日本のマラソンはプリキュアが優勝するらしい……!

ひっかけやがったな!?俺は普通に女性コスプレイヤーを期待して行ったのに、トンデモナイコスプレだったじゃないか!

あー、うん、さすがに女の子がプリキュアコスプレで走るわけじゃなくて、ネタコスプレってわけか。でも……コレ、普通のマラソン大会っぽいんだが、なんでこんな光景になってるんだ!?

このプリキュア、すげぇ鍛えてるな。オタクの逆襲ってヤツなのかな……

実際の所はどうなのかは分からないが、さすがはアニメの先進国だと思ってしまった。コスプレするランナーとか、ウチの国マラソンでもいないわけではないんだが、きちんとしたコスプレ衣装を装着して優勝までしちゃうとなるというのは想像の遥か彼方だ。

一応コスプレ劇でも動きの激しいのや、ずっと喋りっぱなしのは結構体力が必要と言うのはあるが……さすがにハーフマラソンというレベルじゃない。何と言うか、うん、さすがは日本だ。

誰だよ、オタクは運動できない、体力無いって言ったヤツは!?

私もオタクにこんな体力があるとは思わなかった。マラソンとオタクとは正反対だというイメージなんだが。

いや、オタクとマラソンって案外相性いいんじゃないか? 瞬発力はともかく、オタクにとって体力って重要だよ。イベントなどでは並んだりしないといけないし、各種アイテムの確保や運搬にはちょっとした体力が必要だ。

でもオタクって精神的な耐久力無いよね。自分はマラソンに挑戦するとか、考えただけでイヤになる。このプリキュアの人、マジでスゴイと思うわ。

今回のもそうなんだが日本関係の画像って、時として信じられないものが出て来るよね。あの国はホント、よく分からん……

一般参加者に混じってコスプレイヤーが走っているというのはインパクトあるな。しかも、ウチの国だと「宅」ってPCの前にずっといるイメージがついているから「オタク」が「コスプレ」で「マラソンに優勝」というのが尚更違和感あるよな。

自分の趣味を見せながら走りきるとか敬服せずにはいられない。それにしても、こういう感じでオタクのコスプレイヤーが普通に楽しんで参加しているのは良いイベントだね。

このキュアサニー、女装コスな格好はネタでしかないけど身体はちゃんとアスリートなのがスゴイ。オタクなのにこうも鍛えているとは。

私も「国家運動員」とってるけど、普通にオタクだぞ。オタクとスポーツは別に相反するモノじゃない。まぁさすがにコスプレしてマラソンと言うのは考えたことも無いが。
(国家運動員:国家認定の運動員資格。国際級運動健将、運動健将、一級、二級、三級、少年級と5段階に分かれている。2級以上を持っていると大学入試に加点などの優遇措置があるらしい)


現場、スゴイことになってるみたいだな。プリキュア以外にも鉄人28号とかスーパーマリオとか。しかも妙にイキイキとしている!

鉄人28号とかに比べれば優勝者のプリキュアのコスプレ自体はそんなに重装備じゃないね。ただ、お面をかぶりながらハーフマラソンの距離を走りきるのが恐ろしい。

ところで日本のマラソンの画像を見ると、コスプレして走っているランナーがちょくちょく出て来るんだが、日本のマラソンってどういうことになってんだ?

それは私も疑問だ。前に見た東京マラソンもそうだったが、日本の一般参加可能なマラソン大会ってコスプレして走るランナーがいるのが普通なのかね。自分の中の「マラソンという競技のイメージ」と「オタクのコスプレ」がどうも結びつかない。

でも、なんだか楽しそうで良いね。ウチの国でももっとこういう感じで気楽にやれる大会が増えてもいいと思う。まぁ、コスプレばかりだと百鬼夜行的なものになりそうな気もするが。
( 今年の北京マラソンでは仮装ランナーたちが注目を集めている。ネタ・マラソンは中国にも広がる気配?!)

20121206_写真_中国_オタク_2
 

とまぁ、こんな感じで。


■オタクと宅男と引きこもり

コスプレしてマラソンをするという話に関してはある程度分かるものの、そのコスプレイヤーが優勝してしまうというのはさすがに驚きだったようです。

また上の発言の中にもありますが、中国では日本語の「オタク」、「オタク族」から来た「宅」という言葉が広まっていまして、この言葉は「オタク」という意味の他に「引きこもり」、「インドア派」、 「外に出ないでPCの前でネットやネトゲにふけっている」といった意味が加わっています。

そういった背景もあるので、オタクであろうコスプレイヤーがマラソンで優勝するというニュースがより一層の衝撃となったのかもしれませんね。とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

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*本記事はブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2012年11月23日付記事を、許可を得て転載したものです。

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