中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
■LINEとWechat
ウェイボー(マイクロブログ)に続く新たなITサービスのトレンドとなっているのが、モバイル・コミュニケーション・サーービス。日本ではLINEが注目を集めている。今年7月26日にユーザー数は5000万人を突破。9月8日に6000万人、10月25日に7000万人、11月30日に8000万人と、順調にユーザー数を伸ばしている。
一部ではLINEのライバルとも言われているがテンセントのWeChat(微信)。LINE同様、アジアを中心に海外での展開も進めている。もっともライバルといってもユーザー数は桁が違う。12月8日時点でWechatのユーザー数は2億7000万人を突破したという。以下は中国マイクロブログ(微博)雑記の記事。
■中国のWechat、3億人越えも間もなく
関係者の情報によると、12月8日時点でそのユーザー数が2.7億人を超えたとのことです。MyDrivers.comの報道です。
WeChatは2011年1月21日にそのサービスを開始し、ユーザー数が1億人を超えたのは433日後の2012年3月29日でした。そしてそのユーザー数が2億人を超えたのが更に172日後の2012年9月17日でした。これを1日ごとの増加数平均に直すと0から1億人の時が23.09万人だったのに対し、1億から2億人の時は58.14万人になるので、約2.5倍の増加スピードになったということができます。
そして2億から2.7億人になったのは81日ですので、1日平均ユーザー増加数は更に増え86.4万人となりました。この86.4万人という増加数が今後も等しくキープされると仮定した場合、3億人までは後3,000万ユーザーなので34日ほどで3億ユーザーに達することが見込まれ、そのXデーは2013年1月10日になるのではないか、という計算が成り立ちます。※もちろん今後平均増加数が減速することもありえますが、 加速する可能性も高いので実際には1月10日より早く3億人を突破する可能性が高いと思っています。
WeChatは最近、 海外展開の他にQRコードやO2Oマーケティングのソリューションを強化し、マネタイズなどの動きも見せてきていますが、ユーザー数の増加と共に今後のサービス拡充、強化などにも注目していきたいですね。
ブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の2012年12月11日付記事を、許可を得て転載したものです。