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中国オタクと2012年のアニメ流行語と中二病(百元)

2012年12月14日

■中国オタクと2012年のアニメ流行語と中二病■


アニメ作品内で出て来る、イロイロな意味で記憶に残るセリフがオタク内で流行語になってしまうことは少なくないかもしれませんが、先日「アニメワン」でそういったアニメの流行語大賞を(勝手に)決めようというランキングが行われたそうです。

(勝手に)アニメ流行語大賞を決めよう!2012(アニメワン)

そしてこの結果が早速中国オタクの方にも伝わっているようで、中国オタク内でも今年のアニメの流行語に関するやり取りが行われていました。そんな訳で今回はその辺についての反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


■中国人オタクの反応

日本で「アニメ流行語大賞」を決めてみようという動きがあって、そのランキングが出ていた。1位は氷菓の「わたし、気になります!」で、2位がニャル子さんの(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!といったことになっている!

妖神グルメ (The Cthulhu Mythos Files2)

1位の「わたし、気になります!」と4位の「今日は……風が騒がしいな…」には納得。両方ともかなり頻繁に使われているよな。

自分の気に入っているセリフが入っていてうれしい。特に「男子高校生の日常」の「今日は……風が騒がしいな…」はとても気に入っている。個人的にはコレが今年の流行語1位だ。

「男子高校生の日常」だと、「そこのコンビニポテト半額だよ、おい行こーぜ!」も入れてほしいね。あれは妙に流行った。

あれ、ファンサブ字幕だと元の言葉の「コンビニ」を「スーパー」に、「ポテト」を「ポテチ」と意味を微妙に変えしつつも、こっちの感覚で分かり易いように訳していて、それが広まったんだよね。あの訳は狙ってわざとやったのか、それとも単純にイイカゲンに訳しただけなのか今でも疑問だったり。

自分としては「K」の抜刀!抜刀!抜刀!……が良かったな。アレは深夜に見ていて大笑いしてしまった。

3位の「つまんねー事聞くなよ!」が全く分からなかった。どうやら蕪羅亭魔梨威の口癖らしいが。他はそれなりに分かるな。

(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!は私も洗脳されたな……一時期そこら中で曲がかかっていたような気もする。瞬間的な爆発ではコレが一番なのではないかと。

なんか10分くらい続けて聴いているともう戻れなくなるよな。あれはいつのまにか洗脳完了されてしまった自分に気付く恐ろしい歌だと思う!

そう言えば、中国語訳がいくつかあるセリフも多いな。例えば1位の「わたし、気になります!」は中国語だと「我很好奇」と「我很在意」どっちが近いのかね。

「ギルティクラウン」の「僕の王の力があああああ!!」は15位にしかならなかったのか……あれは桜満集のキャラもあって非常に印象的だったんだが。

あれ?「それがシュタインズ・ゲートの選択だ」は入っていないの?あんだけ人気の作品なのに。
私は「ジョジョの奇妙な冒険」の「俺は人間をやめるぞ!」が入っていないのが意外だ。最近の作品だから入っていないってこともないと思うんだが。

「シュタインズ・ゲート」はテレビアニメが2011年の作品だからだろ。「シュタインズ・ゲート」はきちんとした中国語化や、中国語での考察情報が揃ったりするまで時間がかかったし人気に関しても日本とのタイムラグが生じていたように思う。実際、こっちでは今年になってもまだハマる人間がジワジワと増えているという感じだったしね。あと、ジョジョの方は、関連ネタが日本のネットだと定番だから、流行語ではなく一般常識なんじゃないかな。

「K」の集まった人間が名乗っての連続「抜刀!」には笑ってしまったな。「これが噂に聞く羞恥プレイというものか」という感想が思い浮かんだよ。

あの「抜刀」は今期の新番組の中で一番笑えた。あんなに真面目で緊迫したシーンなのに笑わせてくるとは思いもしなかった。

この際だから聞きたいんだが、あの抜刀のシーンってどこが笑えるんだ?ここまでネタになるのが理解できないんだが……

あれはいわゆる「シリアスな笑い」と言うヤツだと思う。マジメにやっているんだけど、なんかネタにしか思えないとかそんな感じで。たぶん色んな作品を見て知識を貯めて、比較の基準といったものが出来て来ると「笑える」「ネタにできる」ようになると思う。


確かに二病的なネタや笑いも、基礎となる知識がいるかもな。私もいつの間にか「抜刀」以外にも「僕の王の力があああああ!!」や「爆ぜろリアル!弾けろシナプス!バニッシュメントディスワールド」あとは「今日は……風が騒がしいな…」といったセリフをネタとして喜んでしまうになったが、最初の頃はそういうネタを理解できなかったし。

この流行語を見て感じたんだが、今年ウケた作品って上級者向けのものがわりと多かったのかもね。

そう言えば、今年は中二病的なネタが多かったな。マジメにやってるのから、ネタにしているのまでイロイロあったな。我ながら理解できるネタの範囲が結構広がったように思う。たぶん今自分が笑っている「中二病的なネタ」を去年の自分に突然伝えたら、きっと理解できないわ。

とまぁ、こんな感じで。「氷菓」の1位にはとりあえず納得という所のようです。

また、中国オタク的には「男子高校生の日常」のセリフがかなり印象に残っているようですね。実際、中国オタクの間では「男子高校生の日常」の「今日は風が騒がしいな」や「そこのコンビニポテト半額だよ」がネタとして飛び交っているのを見かけたりします。

それから上の発言でも触れられていますが、「中二病」という言葉と概念は今年になってから中国オタクの間で一気に広がりましたね。個人的には今年の中国オタクの流行語は「中二病」でいいのではないかとも考えてしまいます。

もちろん、去年~今年にかけて幾つか出た中二病的なネタを仕込む、中二病を前に押し出すような作品が入る以前にも「中二病」についての情報は中国オタクの間に入っていたのですが、大部分はそういったネタもあるといった知識止まりで、中二病的要素をネタとして楽しめるのはマニア層だけでした。

言ってしまえば、中国オタクの多くの人間が中二病をネタにして楽しめるようになったのは今年の一連の作品が入ってからですね。こういった変化は、現在放映中の「中二病でも恋がしたい!」でいよいよハッキリしてきました。この辺の感覚の変化に関してはイロイロと興味深いので、引き続き追っかけてみようかと考えております。

中二病でも恋がしたい! (7) [Blu-ray]

とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

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