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そろそろ“世界の終わり”だけど完結見れなくて残念な作品ってなに?中国人オタクの議論(百元)

2012年12月26日

■中国オタク「もうすぐ世界が終わる、でも作品は完結してくれない!!アニメ化も間に合わない!」■


■12月21日はマヤ歴的世界の終わりでした

2012年に世界が滅亡する!という話がありますが、中国ではその話が妙に気にされているようで、ネットの方でもちょくちょくそれをネタにした話題が出ていましたが、今年はついにその年になったということで今までよりも話題にされる頻度が高いように感じられますし、いよいよ期日が近付いてきたということで何やら微妙に座りの悪い空気も漂っています。

そしてそれは中国オタクも同じようで、そういった終末関係の話題が出ているのが見受けられます。今回はそんな中で見かけた「世界が終わるのに連載は終わらなそうな作品」に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


■中国人オタクの嘆き

2012年の世界の末日がいよいよ近付いてきた。もうすぐ世界が終わる、でも作品は完結してくれない!!アニメ化も間に合わない!俺は「夏目友人帳」の続きが気になる!皆も心の叫びを聞かせてくれ!

ええい!結局「名探偵コナン」の完結は間に合わなかったか!もしかしたら間に合うんじゃないかと思っていたのに!!

私もコナンは完結までいけるかとも思ったんだがな……そして俺が心の底でほんの少し期待していた「ファイブスター物語」はやっぱり終わらなかったわ!漫画と年表を眺めて妄想することにするよ。

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「ONE PIECE」や「NARUTO」は完結を知りたいけど無理だろうと諦めていた。「名探偵コナン」は話の動きも出て来ていたからイロイロと残念だ!

本編完結しているけど、続編的な外伝も続いている「フルメタル・パニック!」がいろいろと惜しい。第三期がアニメ化されればレーバテインも見れたしアニメも綺麗に完結だったのに!スパロボにも長編で参戦できたのに!!

「BASTARD!!」が完結することを待っていたんだけど、今回の件は諦めるいい機会なのかもしれない。

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「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の2期も発表されたし、原作もいよいよ最終局面だというのに。この微妙な間に合わない感がとてももどかしい!

いまだに追っかけている好きだけど終わっていない作品というなら「銀魂」かな。特に終わって欲しいとは思わないが。ただ、もし最後に見るアニメということなら自分の気に入っている作品をもう一度ゆっくり見たいので、私は「銀魂」を見るかな。

最後に見るアニメか……私も「銀魂」は見たいな。ただ、余裕がどれだけあるか分からないから比較的短い作品の「フルメタル・パニック? ふもっふ」や「ちはやふる」とかを先に見て、時間が有れば「銀魂」という流れかな。

いやだ、まだ終わりたくない。第二期を見れるまで死ねないアニメがたくさんあるんだ!!

あー、うん。自分も「ソードアート・オンライン」とか「這いよれ! ニャル子さん」とか第二期を見たい作品がたくさんあるわ。死ねない。マジで死ねない。

世界の終り、そして自分の好きな作品をということなら「Angel Beats!」かな。こっちも続編あるような話を聞くが、どうなんだろう?

ここに来て休刊に入る「咲」とか、とても、とても残念です。

自分は最近になって「ジョジョの奇妙な冒険」にハマってしまったので、それを追いかけ続ける。しかし、作品が終わるとかいうこと以前に、現在の最新部分まできちんと把握できるかが不安だ。関連小説なんかも出ているし、時間が、時間が足りない!

見るのは決まっている。当然「スラムダンク」だ。あれはきっと、世界が終わるまでは「オタク趣味と」離れることも無いというのを教えてくれている歌だからね。たぶん。



この雰囲気、「自分の本当に追っかけていたい作品」を把握するのに良いかもしれないな。私もラノベで追っかけている作品をちょっと整理した。あともし最後に見る作品ということなら「イリヤの空、UFOの夏」を読みながら過ごす。思えばあの作品に出会っていなかったら今の自分は無かった。

なんかこういうことを考えるときって、昔から追いかけていて心残りのある作品が思い浮かぶ。「ベルセルク」の終わりを見たかった。

分かる。私も「名探偵コナン」の終わりを見れないというのはとっても大きな心残りなのだと改めて認識した。

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最近になって「BLEACH」がまたトンデモナイ展開になってきたから、ここで続きが読めなくなるのは困るな!

私は「クレイモア」の続きが気になる。でも、なんか今の流れだと私にとっては受け入れられない終わり方になりそうな気がするから、今の段階で別れるというのも悪くは無いような気がしてきた。

自分にとっての心残りは「狼と香辛料」の第三期がアニメにならないことだ。小説は完結したけど、やはりアニメでも終わりまで見たい。

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「狼と香辛料」の続編アニメに関しては私も諦めきれない、あと物語シリーズの新作を見るまでは死ぬわけにはいかない。

今になって急に「十二国記」の続きを見たくなってきた。それも、できればアニメで……!聞く所によれば、日本で原作小説が再始動するそうじゃないか……

風の海 迷宮の岸  十二国記 (新潮文庫)


考えてみれば、「涼宮ハルヒの驚愕」が出てくれたってのは自分にとってはかなり安心した出来事だったんだなぁ。アニメ化は難しそうだけど、小説である程度の区切りがついてくれたのは助かる。

そうだ!きっと、エヴァの新劇場版の展開は、世界の終りで諦めるなってことだったんだ!

冨樫先生、やはり無理でしたか……

「機動戦艦ナデシコ」の劇場版の続きを、私はまだ待っています。たぶん、これからもずっと。

とまぁ、こんな感じで。


■中国人はオカルトネタに耐性がない?!

ネタ扱いではありますが、何とも言えない不安を感じていたりもするようです。それにしても、ここ最近の中国の週末を意識した微妙な落ち着きのなさ(?)というのは日本からは想像できないレベルの大事になっているような節があります。

私も当初は日本で例えれば1999年のノストラダムスの予言の時の雰囲気みたいなものなのでは……などと勝手に考えていたのですが、終末論流布により中国で邪教認定されたという宗教集団「全能神」のメンバーが大量に拘束されるといったニュースが出て来るなど、何やらネタでは済まなくなっている印象も受けますね。
(関連記事:「全能神」メンバー400人拘束=終末論流布で取り締まり強化(時事ドットコム))

中国では一応表立っては「封建迷信」を否定してはいますが、庶民の間ではなんだかんだで昔からの風習が重視されていますし、おまじない的なものも嫌いではない所があります。そして、オカルト的な情報に大量に晒されるようになったのは本当に最近の話ですし(1999年のときも中国ではそんなに盛り上がっていませんでした)こういったオカルトネタに耐性の無い人が少なくないそうです。

更に、情報の管理がイロイロと厳しい中国では口コミ情報や、非公式ルートでの情報というのものに重きが置かれていますし、こういった話に関して否定しきれない感情を覚えてしまうのかもしれませんね。とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

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*本記事はブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2012年12月19日付記事を、許可を得て転載したものです。

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