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■江沢民は2位から3位へ=十八大直後の序列
「また序列ネタか」という声を無視して中国のエラいさん最新序列と江沢民について取り上げます。
昨年11月に第18回党大会が開催され、習近平、李克強以外の第17期常務委員が引退し、新しく5人が常務委員に昇格したのは、皆さん既にご存知だと思います。第18回党大会直前の序列は以下の通りです。
胡錦濤、江沢民、呉邦国、温家宝、賈慶林、李長春、習近平、李克強、賀国強、周永康
江沢民は2004年に中央軍事委員会主席から退いてから、これまで序列第二位のままで来ていました。
それが習近平総書記の誕生により次のように変化します。
胡錦濤、習近平、江沢民、呉邦国、温家宝、賈慶林、李克強、張徳江、兪正声、劉雲山、王岐山、張高麗
ちなみにこの序列が判明したのは元共産党高官での葬儀でのこと(「丁光訓の遺体、南京で火葬」新華社 2012/11/27)。官制メディアが報じた名前の順番で序列が判明するのです。江沢民が暫定第三位となっています。
なお、引退した17期常務委員の内、党内の職務からも退いた李長春(中央精神文明建設委員会書記、劉雲山)、賀国強(中央紀律検査委員会書記、王岐山)、周永康(中央政法委員会書記、孟建柱)はがくっと順位を落として政治局委員他扱いとなったわけです。
注目は江沢民、胡錦濤、習近平の3人の総書記経験者の序列でしたが、胡錦濤が第1位、現役総書記の習近平さんが第2位、そして引退して10年になる江沢民がその後となりました。引退状態の胡錦濤が1位、しかも「主席」と呼ばれているのはまだ国家主席のポストにあるためです。どうせ3月になればやめることは決まっているので、党大会の直後に両会をやれば無駄なレームダック期間がなくなると思うのですが。
■江沢民が3位から12位に=2013年1月の新序列
さて、旧正月前の慌しいこの時期に楊白氷がお亡くなりになりました。楊白氷は六四天安門事件で鄧小平の名代として解放軍を掌握した楊尚昆の弟で、軍部に手下を送り込もうとしたため鄧小平に嫌われ軍から追放されています。
楊白氷同志が重い病に伏せっていた間、また逝去した後、胡錦濤、習近平、呉邦国、温家宝、賈慶林、李克強、張徳江、兪正声、劉雲山、王岐山、張高麗、江沢民ら同志が、病院へ見舞い、また各種方法で楊白氷同志の逝去に対し深い哀悼の意を表し、遺族を慰めた。
記者が関係方面から得た情報によると、中国共産党第18回党大会後、江沢民同志は今後は”党と国家の指導者”の礼賓序列において、自分を他の同志たちと同じように扱って欲しいと願い出た。これは一人の共産党人の共産党員の高尚な人徳と懐の広さを体現したものである。