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濃すぎる熱狂的中国人ファンを獲得するにいたった日本アニメ・マンガってなんだろ?中国人オタクの反応(百元)

2013年01月24日

■中国オタク「ウチの国で濃いファンの多い作品ってなんだろ?」■


ありがたいことに「中国で熱いファンや濃いファンの多い作品に関して紹介して欲しい」という質問をいただきました。

中国オタクの面々もオタクなんてものをやっているからには、一般に比べればかなり濃い方向に突っ走っちゃっている人が少なくないですが、そんな中でも特に濃いのが多いジャンルや作品というのも確かですね。そんな訳で今回はその辺に関して、中国のソッチ系の掲示板で見かけたやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


■中国人大阿久の議論

作品に関しての知識がスゴイとか、ずっとその作品を追いかけ続けているとかいった、オタクやっている人間の中でも特に濃いファンっていたりすると思うが、ウチの国でそういう濃いファンの多い作品ってなんだろ?自分はエヴァとかが思い浮かぶくらいだが、詳しい人、他の作品とファンについてちょっと教えてくれ。

作品そのものの人気の高さや広がりは置いておいて、ファンの濃さで考えるとスゴイことになっている作品か……「攻殻機動隊」とかどうだろ?この間も新作発表で盛り上がると同時にキャラデザでイロイロと炎上してたな。

攻殻機動隊 S.A.C. 笑い男 マグカップ

「パトレイバー」はマニアな人間多いんじゃないかな。昔の作品ではあるけど、劇場版とかはスゴイマニア受けする方向だし、現に濃いヤツ多いと思う。

最近の作品だと「境界線上のホライゾン」が濃いな。大量の設定を中国語にしてまとめたり、それらの知識をきちんと把握しているのがホントにスゲェと思うわ。

私の感じている限りの話だが、「プリキュア」も近頃濃いファンが増えている……というか基本的に濃いファンが注目する、すべきという作品になっている。近頃のウチの国での動きだと、作画の良し悪しの話題から広まってマニア評価が高まっているような感じだが、段々とマニア御用達の作品という扱いになって来ているように思う。子供向けの作品はウチの国ではウケないという点が余計に濃い方向を助長しているような気もするわ。

私の印象では「マブラヴ」のファンはヤバイやつが多いと感じている。あの作品はなんかこう、ヘンな魔力でも持っているんじゃないか?ハマったヤツが抜け出せなくなるし、排他的な傾向があるのにいつの間にかそういうファンが伝染していたりするし。なんか、他のゲームファンとは全く違う。

でも、マブラヴファンはこの間のアニメの「トータルイクリプス」の時はそんなに騒がなかったよな。日本ではそれなりに人気だったみたいだが。あれはファンの活動がいつの間にか収束していたのか、それとも作品がこっちのファンに合わなかったのか。

まだマブラヴのファン自体はいると思うが……うーむ、マブラヴのアニメは、ガンダムオタクに対する「ガンダムAGE」みたいな感じだったのかね。ファンの求めているものと、続編や関連作品が食い違ったというか。そう言えば「ダ・カーポ」も初音ミク以前は「初音と言えば初音島」くらいな人気だったけど、「ダ・カーポⅢ」はなんかあんまり盛り上がらないね。

確かに「ダ・カーポ」も濃いファンいたけど、今はもう現役じゃなくなっちゃっているのかもね。「true tears」から「TARI TARI」(これはゲームというよりもアニメ寄りだが)とかの微妙な流れというか断絶とかを考えると、ゲーム系は最近元気ないし、ファンも微妙かも。

漫画だと「BASTARD!!」とか「強殖装甲ガイバー」のファンも濃いのがまだそれなりに残っているんだけどね。ただ、ゲームの場合「Fate」みたいに別メディアで名作になる作品が出ればまた燃え上るとは思う。「マブラヴ」はその辺、ちょっと残念なことになったというか。

【BD-BOX】強殖装甲ガイバー(3枚組全26話収録) 北米版(ブルーレイ)(PS3再生、日本語音声OK)

「Fate」よりも「空の境界」ファンの方が濃いんじゃないか?ウチの国のTYPE-MOON系のファンの古参は大体この辺から立ち上がった。まぁこの辺りは「Fate」のファン層とも重なっているから最近の「Fate/Zero」の人気の時は妙に生き生きとしていたし、彼らの戦いはまだ続いていくのだろう。

漫画と言えば、弐瓶勉のファンはなんか自分とは違うセンスと世界に生きているんじゃないかと思ってしまう。あれは本当に深いというか濃いファンが多いわ。

ああ、弐瓶勉ファンは独特だよな。そして、それよりちょっとメジャーになると水上悟志とか石黒正数とかかな。この辺りも濃いファン多い。

ゲーム系はどうなんだろうなぁ。個別の作品への思い出は強いかもしれないが、関連作品や他媒体での作品に関しては動きが鈍いし、現役のファンって感じじゃないんだよね。一応、私がパッと思いつくのだと「Ever17」とか「Memories Off」は濃いファンが多いと思うんだが、最近の移り変わりを見ると何とも言えない。

「Ever17」とかのKID系列はそのまま「シュタインズ・ゲート」とかに流れているように思う。なんだかんだで濃いファン多いし、新規のファン層も獲得できているからそれなりに濃くて勢いがあるのは間違いないかと。

あと、ゲームはファルコム系のファンが強いな。超古参から最新までいるし、話題がずっと続いている。しかもあいつらオリジナル系のグッズの確保に熱心だし。それと家庭用ゲームだと「メタルマックス」とかいまだにファンの熱意が続いている……というか、戦車の妄想ネタの基本の一つになってるくらいじゃね?あとエロゲー系はKeyのファンが強いのと、最近は「WHITE ALBUM2」にやたらと濃いのが出現しているかな。

ファンの勢いがいつの間にか消えているってことはあるよね。あと、最近予想外にファンがいたのを感じたのは「絶対可憐チルドレン」かな。今更兵部京介のアニメとか話題にならないで消えていくと思っていたのに、案外注目されているっぽいのが意外だ。

キャラ人気の濃さということなら、「名探偵コナン」のヒロインのファンの忠誠度の高さはスゴイと思うわ。

それなら「犬夜叉」の桔梗ファンとかもスゴイよね。まぁ、この辺は時代による刷り込み効果もありそうだが。あとは「フルメタル・パニック」とかもそうかな。

西尾維新ファンとかも一部がかなり濃くない?物語シリーズで止まる人間と、それ以外というか、先に踏み込んじゃってるヤツはスゴイことになっているという印象だ。

濃いかどうかは分からないがラノベ系だと「とらドラ」、「文学少女」、「ムシウタ」辺りは息の長い熱心なファンがいるように感じられる。

ムシウタ    13.夢醒める迷宮(下) (角川スニーカー文庫)

スパロボファンとかはどう?熱心なファンはいるし、魔装機神時代から追っかけているのとかになるとかなり濃いんじゃないかな。

スパロボはどうなんだろう……ロボ系作品の入門という感じになっているし、あのシリーズに出演する作品はどれも要約されたりアレンジされたりだし、ロボそのものもパロディが多いから、熱心なファンではあっても「濃い」という印象にはならないんだよ。俺の偏見混じりでだとは分かっているんだが。

ロボとかだと、永野護と「ファイブスター物語」をずっと追っかけているヤツなんかの方がイロイロと濃い方向にいっちゃっている気がするな。あと単一作品を深く突き詰めているのとか。

ネタ扱いしたりされたりすることも多いけど、冨樫義博ファンって濃いのが多いと思うわ。なんだかんだであの作者の作品の虜になっちゃっているのは、もう戻れないんだろうなぁと。

ウチの国で濃いのと言えばマクロスファンだろ。あの作品のコアな連中は本当にヤバイ。90年代からずっとファンをやっているのとかいるし、ウチの国のオタクのファンの層的には一番古いんじゃないか?

あんまり表に出てこないけど、「銀河英雄伝説」は根強いファンがいると思う。最近はコミュニティサイトも寂れ気味だけど話題的にはむしろ頻出するようになってきているような感じが。

そういや、「ひぐらしのなく頃に」や「うみねこのなく頃に」とかの竜騎士07の作品はアンチも含めて妙に濃い人間が多いと思う。ファンが作品に関してイロイロと発言したりなんだりして、アンチな連中がそれを叩くというのはもう定期的なイベントにすら思える。既に昔の作品を今も騒いでいるってのは結局騒いでいるヤツら全員、実は作品大好きなんだろーなーと。

とまぁ、こんな感じで。


■ROBOTECH

今回出てきた作品は、どれも中国オタク内で濃いファンの多い作品というのは間違いないですね。中国のソッチ系の掲示板でも妙に濃いやり取りを見かけたりしますし、私自身もやたらと熱くマニアックな内容の語りを見たり聞いたりしています。

ちなみに、私の直接の知り合いのなかで一番「濃い」と感じたのは、「マクロス」のファンな中国オタクの方ですね。

作品への熱い愛は当然で、更に作品の内容に限らず、中国国内におけるマクロスの広まり方やアメリカ経由で入ってきた「Robotech」の中国での展開やその後の影響など様々な知識を蓄えており、私もイロイロと教えていただきましたし、コチラの記事で大いに参考にさせていただきましたね。

First Robotech War (the Macross Saga) [DVD]

「マクロス」は中国オタク的「心のアニメ」 その1 中国におけるマクロスとRobotechの関係
 その2 その3

とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

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*本記事はブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2013年1月20日付記事を、許可を得て転載したものです。

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