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2013年02月26日

25日、ネット情報まとめサイト・中国茉莉花革命が伝えた。
■最初の衝突
2013年2月22日、中国では旧暦1月15日までが旧正月期間なので、旧暦1月13日のこの日はまだお祭りだ。広東省掲陽市掲東県月城鎮の寮東村では、村民たちが御輿をかついで祝っていた。事件が起きたのは行列が隣村の劉畔村と共有の道にさしかかった時のこと。
ある民家が大音響で音楽を鳴らしているではないか。その爆音ぶりたるや御輿行列のドラの音がかすむほど。ちょっと音を小さくしてもらえないかと頼み込んでも、民家の主はそしらぬ顔。かくして激高した寮東村の若い衆が爆竹を投げ込んで攻撃。主は汚水を投げ返して反撃。若い衆が殺到……と事態は順調にエスカレート。やってきた民家の門は壊れ、劉畔村の村民数人が負傷する騒ぎとなった。
■攻城戦
そして翌23日夕方、決戦の火ぶたが切られた。なにせ旧正月休み。普段は外地にいっている若い衆もみな帰ってきて飲んだくれているのだ。戦うには絶好のタイミングである。
ヘルメットをかぶり棍棒をにぎりしめた村人。寮東村、劉畔村あわせて数百人の大乱戦が開始された。武器は棍棒だけではない。石、爆竹、火炎瓶、硫酸を互いに投げつけ合う凄惨な戦い。警官数十人がその場に居合わせたというが、ぼけっと殺し合いを眺めているだけ。止めようとしなかったという。
戦いの最中、劉畔村の村民は高さ5、6階のビルに立てこもった。高台の利を生かし、石、爆竹、硫酸を投げつけ、押し寄せる敵を攻撃する。東寮村も負けてはいない。大型の花火を即席の大砲として砦を責め立てた。なにせ旧正月期間。ラストの元宵節(旧暦1月15日)に盛大に花火を打ち上げなければならないので、そのための弾はたっぷり残している。かくして日本だと花火師以外は取り扱い不可クラスの大型花火が次々水平発射され、ビルに命中。大輪の花を咲かせた。
最終的には県長、県公安局局長が40台以上のパトカーを引き連れて現場に到着。両村の村民を説得し、午後10時頃に戦いは終わったという。
■今なお残る械闘
村同士、あるいはグループ同士が武器を持って戦うことを中国では械闘と言う。中国の歴史を勉強した人ならば一度は目にする用語だが、実はいまだにたびたびこうしたバトルが起きている。
新刊「和僑:農民、やくざ、風俗嬢。中国の夕闇に住む日本人」が大好評の作家・安田峰俊氏はこの械闘が大好物で、ブログで「広東省農民「オラの村が隣の村と戦争をはじめるらしいんだが…」 」「浙江省農民「オラの村と隣の村との戦争で、じっちゃんの友人が爆発して死んだ」 」「広東省農民「オラの村が隣の村との戦争で焼き打ちされたんだが…」」などの記事を発表している。

実は掲陽市では22日にも械闘が起きている。勝手に村の農地売却を決めた村トップに村民が反対。言うことを聞かせようと村トップは60人以上もの荒くれ者を雇って村に送り込んだが、村民が返り討ちに。20台以上の車が横転させられる騒ぎに……というもの。こちらも中国茉莉花革命が伝えている。
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