中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2013年03月02日
■ジョジョの奇妙な冒険@中国
ありがたいことに「アニメ放映開始以降の、中国オタクのジョジョの奇妙な冒険への反応はどうでしょうか?」という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。
「ジョジョの奇妙な冒険」の中国オタク内での扱いは、「昔漫画が少し人気になったことがあり、現在でも古い世代を中心に一部のマニア寄りな層から人気がある」といったものでしたが、アニメの放映が始まってからは昔のファンが戻ってきたり、原作漫画を読んでいない若い世代の間での知名度もかなり上がるなど、ファンの数や年齢層が拡大しているそうです。
またアニメを見ていて、作中に出て来る独特のポーズ、いわゆる「ジョジョ立ち」に関して興味をひかれたり、ネタとして楽しんだりする動きも出ているようです。
ジョジョ立ちのシーンへ「暫停学姿势」(一時停止してポーズを学ぶ)なんてコメントが飛び交ったりもしています。
そんな訳で、今回は中国のソッチ系のサイトなどで見かけたジョジョ立ちに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
■中国人オタクのジョジョ立ち談義
「ジョジョの奇妙な冒険」へのコメントではポーズに関する話題をわりと見かけるような気がするが、実際の所あのポーズについて皆はどう思っているんだ?みんなカッコいいと感じているの?真似しちゃっているヤツとかいるの?
ここにいるぜ!最初はちょっと恥ずかしく感じるが、すぐに慣れる!
シャワー浴びるときにポージングとかは基本だよな!
ジョジョに対しては、動画の弾幕コメントでもポーズへのツッコミが出たり弾幕職人が出たりするよな。てか、あれって実際にやれるポーズはどれだけあるのだろう?
ジョジョのポーズは日本のファンの間では「ジョジョ立ち」と呼ばれている。そして実際にポーズを決める人間も少なくないそうだ。身体の色んなところを曲げたりのばしたりするジョジョのポーズを真似するには、身体を鍛えないといけないんだろうなー
日本にはジョジョ立ちを専門に研究しているグループがいるし、現代用語の基礎知識にも入るくらい有名らしいぞ。単行本51巻の表紙のポーズを三次元の人体が再現しているのは衝撃的だったわ。
あのポーズか……きっと再現できるジョジョ立ちの中では最も難度が高いんだろうな……
ジョジョ立ち学によれば、あれよりもっと難しい、最上級のがあるそうだ。てか、案外再現できるもんだと感心する。
ジョジョ立ちって身体の柔らかい人でなければできないんじゃないだろうか?自分にはちょっと無理そうだ。
ああいったポーズは、体操選手や体の柔らかい女性でなければ真似できそうにないよね。
いや、ジョジョ立ち学を研究している人って男だぞ。柔軟性と同時に筋力も重要っぽい。考えてみればポーズを維持するわけだし、理解できる。
すげぇ……ジョジョ立ちの研究者って、ディオのWRRYYYYYY!のポーズができるのか!!
難度の高くない自分でもできそうなポーズから始めるといいぞ!手や肘の位置をちょっと変えれば、案外ジョジョっぽい雰囲気が出せたりするもんだよ。
俺はポーズはそこまで真似はしないが、セリフと表情はついつい真似してしまうぜ。
私はとりあえずアニメのOPに出て来るポーズはイロイロと頑張って試してみたり……
ジョジョ立ちは、なんかやっているといつの間にか自分に自信が付いたような気になるぜ!
ワムウのポーズの╮( ^ )╭が好きだ。ついコメントに貼ってしまう!
俺はどっちかっていうと╮( ̄^ ̄)╭な感じだな。部屋に一人でいるときは、ついポージングしてしまう。
アニメ化でジョジョのポーズのネタが通じるようになって嬉しい!小さい頃に漫画の真似をしても、周りは誰も気付いてくれなかったんだ!!
ウチの国で昔ジョジョの漫画が流行った時って、「北斗の拳」や「ドラゴンボール」、「聖闘士星矢」なんかと時期的に重なっていたから子供の多くはそっちに流れちゃったんだよね。見てはいるけど、メインではないという感じで。そしてその後はスラムダンクが来たし、なかなかネタを理解してもらえる環境にならなかった。しかし、まさか当時から二十年近く経ってこんなことになるとは想像もしなかった。ジョジョファンを続けていて良かったよ。
ジョジョのポーズと言えば、私はリゾットのポーズかな。メタリカの威力と初登場のあのポーズですごい印象に残っている。しかもあのポーズ、美しく真似するのが実は難しいという……
自分はキラークイーンのポーズがわりと簡単だろうと思って試したんだが、どうもカッコヨクならない。
ジョルノの服の胸の部分をちょっと見せるあのポーズはこっそりやったことがある。
昔、「NARUTO」の印を覚えようとなんども一時停止やスローを繰り返したが、今またジョジョで同じようなことやってる。
ジョジョ立ちってなんか自分が単独でやってみると恥ずかしいような気持になってしまうが、作品を見ている時は、なぜ全く違和感を覚えない、いやそれどころかカッコイイと思えてしまうのだろう?
あれ、ポーズの場面だけを単独で見たら笑ってしまうよな。でもストーリーの中で見ると、全く問題を感じないんだよな……
ジョジョ立ちって、なんか身体的にも精神的にも、未知の領域へと連れて行ってくれるよね。改めて作者の才能というものを実感してしまうわ。奇才というのはこういう才能を表す言葉なのだろう。