中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2013年03月24日
Store i samtaler med Kinas visepresident Xi Jinping / Utenriksdept
2013年3月23日、ロシア訪問中の習近平主席はモスクワ国際関係大学で講演した。講演内容については日本メディアもがっつり伝えている。
「自国の発展は自分で決める」 訪ロの中国主席が講演(朝日)
中国弱かったら世界に迷惑…習氏、脅威論を一蹴(読売)
習・中国主席:内政干渉けん制 米国など念頭に--モスクワで講演(毎日)
「戦後の秩序守るべき」 習近平主席 ロシア講演で 尖閣問題、日本をけん制(共同)
講演内容については人民網に掲載されている。だが話している内容は昨秋の中国共産党第18回全国代表大会(十八大)や全国人民代表大会での講話の焼き直しや中ロの友情の強調などが多く、さして新鮮味はなかった。
むしろ面白いのはその語り口である。話題となっているのが「靴があうかあわないかは自分で決める」論だ。
時代の前進の歩みにあわせなければならない。体は21世紀に入ったのに、脳袋(頭)だけ過去に、植民地拡張の旧時代に、冷戦思考に、ゼロサムゲームの古い枠組みにとどまっていてはならない。
(……)各国、各国人民はみな尊重されるべきだ。国家の大小、強弱、貧富にかかわらず一律平等に扱われ、各国人民が自ら発展の道を選ぶ権利を尊重しなければならない。他国への内政干渉に反対し、国際的な公正正義を維持しなければならない。「靴があうか合わないかは自分で履いてみて初めてわかる。」ある国の発展の道があっているかどうかは、その国の人民に発言権がある。
有些吃饱了没事干的外国人,对我们的事情指手画脚。中国一不输出革命,二不输出饥饿和贫困,三不去折腾你们,还有什么好说的。
一部の腹いっぱいになってやることがない外国人がうちらにあれこれ指図してくる。中国は第一に革命を輸出してはいない。第二に飢餓と貧困を輸出してはいない。そして第三に君らを苦しめていない。まだなんか言うことがあるんかいな。