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2013年03月29日
Soccer Beijing / IvanWalsh.com
ニセモノ大国がまた新記録、中国サッカーでは選手の95%が年齢詐称
RFA、2013年3月29日
中国サッカー選手の年齢詐称はもはやニュースではない。詐称の処罰を決める公聴会に参加した経歴を持つ、ある中国サッカー協会関係者によると、「現在、中国スーパーリーグや甲級(2部)でプレーしている選手の大多数は詐称している。100%とまでは断言できないが、少なくとも95%だろう」と明かした。
2013年8月に遼寧省では中国全国運動会が開催される。各省代表のサッカー選手の身分が再度確認される機会になるが、なにせ省同士の争いが激烈なため、互いに告発しあう自体に。先日、中国サッカー協会は年齢を改竄した選手4人に半年間の試合出場停止を申し渡した。
29日、ある成都市のメディアが報じたところによると、この4人の選手は地方サッカーチームの意見を聞き入れて改竄を決めたという。もし改竄しなければそのチームに入れず、サッカー生命もそこで終わっていたという。
あるサッカークラブも年齢詐称はプロチームに入る前のことが多いと認めた。「我々も見て見ぬふりをしている。これは暗黙のルールなのです。サッカー界ではどこも同じです。」
2008年、U-16アジア選手権に参加した中国代表だが、複数の選手が年齢を改竄してたことが発覚。アジアサッカー連盟から中国サッカー協会は処罰を受けている。
あるサッカー協会関係者は語る。以前はこうした年齢詐称は広く行われており、95%以上は詐称していた。今、真剣に調査したならば中国のプロリーグは継続不可能になるだろう。