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【小ネタ】鳥インフルが中国家禽業界を直撃、被害は100億元超に=日本に出来る支援を考えてみた

2013年04月19日

■【小ネタ】鳥インフルが中国家禽業界を直撃、被害は100億元超に=日本に出来る支援を考えてみた■
 


■鳥インフルエンザが家禽産業を直撃

鳥インフルエンザが中国家禽飼育産業を直撃している。

2013年4月17日付中工網の記事「H7N9型鳥インフルエンザの衝撃、家禽飼育産業が断崖式の急落」は中国畜牧業協会の試算を報じている。鳥インフルエンザによる被害はすでに100億元(約1600億円)に達しているという。現在も鳥飼育業者だけで日に1億元(約16億円)を越える被害が出ているという。

風評被害の影響から販売価格が生産コストを下回る赤字販売を強いられているケースも少なくない。親鳥やヒナ、卵を処分して生産を縮小する動きも広がっているが、今度は鳥インフルエンザが過ぎ去った後に鳥肉価格、卵価格が暴騰することが予想されるという。なにせ親鳥から処分してしまっているため、価格が高騰しても生産をすぐに拡大させることは難しい。

専門家は補助金支給による農家の保護や鳥肉の冷凍備蓄などの対策が必要だと提言している。また農家、畜産業者、課金飼育業者向けの保険を整備する必要があり、政府は免税措置や補助金などで支援するべきだと提案した。


■食べて応援

というわけで、鳥肉を食べようという啓蒙活動も始まっている。以下は記事「【鳥インフル】ハトの葬式、パフォーマンスで風評被害と闘う=「隠れたウイルス」にどう対処するか―中国」で取り上げた、広東省食肉ハト業界協会によるハトの葬式と幹部によるハトをひたすら食う宴会。

20130419_写真_中国_鳥インフルエンザ_1
中国新聞網の報道。

20130419_写真_中国_鳥インフルエンザ_2
中国広播網の報道。

また湖南省畜牧水産局では職員食堂で鳥肉を食べまくり。職員150人で毎日の昼飯に30羽を食べているというニュースも報じられた(人民網)。

この手のパフォーマンスならば日本には実績ある人物が。言わずと知れたカイワレ大臣、菅直人元首相だ。

20130419_写真_中国_鳥インフルエンザ_3

ここは一つ、中国にわたり鳥肉をばりばり食いまくるパフォーマンスを披露するべきではなかろうか。中国メディアからの絶賛は間違いなし。ついでに習近平国家主席と人民大会堂でひたすら鳥肉を食う宴会とかを開くことができれば、日中関係改善の道を開くものとなるはずだ。

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