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2013年05月02日
大柵欄-老北京酸奶... / OnMyWayTo
2013年5月2日、新民網はヨーグルトを食べた幼稚園児2人が死亡した殺人事件を報じた。
24日、河北省石家庄市平山県の任書婷さんは5歳になる孫娘、花ちゃんと露ちゃんを幼稚園に送った。その途中に拾ったのが小さな袋。中にはピンインで書かれた子ども向けの本と1本のヨーグルトが入っていた。
夕方、幼稚園から帰ってきた花ちゃんと露ちゃんは袋に入っていたヨーグルトを飲んだ。「なんでこんなに苦いの?」などと言っていたかと思うと、孫娘2人は口から泡を吹いて倒れ、全身をけいれんさせながら意識を失った。2人は救急車で病院に送られたが、その途中で露ちゃんは死亡。花ちゃんも1週間後に病院で息を引き取った。味見した任さんも喉が異常に渇くなどの症状があり、数日間入院した。
1日、平山県公安局は捜査の結果、容疑者が明らかになったことを明かした。このおぞましい殺人事件を計画したのはある幼稚園の園長。園児獲得を争って花ちゃんたちが通う幼稚園ともめ事になったことがある。そこで嫌がらせをしようと、殺鼠剤を注射器でヨーグルト内に注入。子ども向け本と一緒に袋に入れて、ライバル幼稚園の通学路に置いたのだという。
殺人事件の計画を立てた園長と実行犯の2人はすでに逮捕され、取り調べを受けている。
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