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2013年05月22日
■中国スマホ市場のメーカー別シェア
易観国際が2013年第1四半期のスマートフォン及び携帯電話の市場データを発表しました。まずはスマートフォンの企業別シェアの図です。
シェアトップはサムスンで17.3%。その後はレノボが13.1%、酷派(Coolpad)が10.3%、華為(Huawei)が10.1%、中興(ZTE)が6.9%、アップルが6.4%、天語(K-touch)が4.1%、金立が3.8%、HTCが3.1%、OPPOが2.9%、その他22.0%という形になっています。
サムスンは中国でもシェアトップをキープしていますが、レノボも結構肉薄してきています。つい先日もインタビューでレノボのCEOが2年以内にサムスンをシェアで抜きトップに立つことを目標にしている、などと語っていましたが、背中はみえてきてはいそうですね。
それと比較してHTCはまだトップ10に残っていますが、旧勢力とも言えるモトローラやノキアなどはトップ10にも入れず、その他22.0%の中に分類されています。今回のトップ10に顔を出していない小米(Xiaomi)などもいますし、これからも顔ぶれが一新していく可能性は大ですね。
そして2013年第1四半期、中国でのスマートフォン販売数は7,528万台だったそうです。これは前年同期比141.5%増、前期比32.2%という数値でした。また、同第1四半期に販売された携帯電話の総数は9,054万台だったそうなので、全体の83.1%がスマートフォンの販売であったということが言えます。
以前、2012年の中国スマートフォン販売の勢いをお伝えしましたが、こちらは2013年になっても継続するどころか更に加速されている感もあります。
■携帯電話市場のメーカー別シェア
ちなみに下記は携帯電話全体でのシェアです。
スマートフォンのシェアとほぼ同じですが、HTCがランク外になり代わりにノキアが4.4%で8位につけています。従来からのフィーチャーフォンユーザーには根強い人気、というところでしょうか。
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*本記事はブログ「中国モバイル業界雑記」の2013年5月21日付記事を許可を得て転載したものです。