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中国オタク「アニメの中の猫について語ろう。ネコミミ系のキャラじゃないぞ!動物の猫についてだ!」(百元)

2013年06月03日

■中国オタク「アニメの中の猫について語ろう。ネコミミ系のキャラじゃないぞ!動物の猫についてだ!」■


ありがたいことに「中国オタク的に動物のキャラってどうなんでしょう?どんなキャラが有名なんでしょう?」という質問をいただいております。

中国オタクの間でもアニメや漫画等における動物系のキャラに関しては、メインからマスコット的なものまでイロイロと知られているかと思われます。動物全体とはいきませんが、先日うまい具合に「アニメの中に出てくる猫」に関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてのやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


■中国人オタクの議論

アニメの中の猫について語ろう。ネコミミ系のキャラじゃないぞ!動物の猫についてだ!アニメに出てくる動物の中でも、猫は特に良い感じのキャラが多いと思うんだ!

猫はいいな。三次元でも二次元でも確実に萌えることができるスバラシイ存在だ。

しかしネコミミは無しと来たか。あれは三次元から二次元になって更に三次元に戻ったスバラシイものだと思うんだがな。とりあえず私の好きな猫キャラは「チーズスイートホーム」のチーだね。

羽川翼は無しだな……あずにゃんも無しだな……そうか、俺は猫じゃなくてネコミミが好きだったのか……

「俺妹」の黒猫も無しか。まぁ、あれは名前だけだしな。とりあえず、ウチの国で今一番人気があるのは「夏目友人帳」のニャンコ先生だろうね。ニャンコ先生の容姿や性格はとても萌える……!

昔、ニャンコ先生みたいな招き猫は無いかとかなり探したっけなぁ……

ニャンコ先生の日本語の発音に、「娘口」(niang kou)という字をあてて中国語でもそれっぽい音にできるようにしたのは非常に面白いアイデアだと思う。
(訳注:ちなみにニャンコ先生の中国語名は「猫咪老師」となっています)

猫か……そういや昔の私は「カードキャプターさくら」のスピネル・サンを気に入っていたっけな。マスコットとして猫(或いは猫っぽい生物)はよく出て来るよね。最近だと「FAIRY TAIL」のハッピーとかもそうだ。

マスコット的存在の猫キャラなら、ウチの国で一番有名なのは「セーラームーン」のルナとアルテミスじゃないかね。

最近の作品だと「涼宮ハルヒの憂鬱」のシャミセン、「スクールランブル」の伊織、「犬夜叉」の雲母とかかな?

最近では「日常」の阪本さんもわりと有名だろ。

ウチの国の国産アニメでもなんか良いのはいないかと考えてみたが、動物擬人化キャラはよく見かけるけど、萌える動物キャラは案外いないんだよね。なぜどれもこれも微妙な動物人間モノになるのか。猫に限らずきちんとした動物のキャラの出る作品をもっと作ってもいいんじゃないかと思う。

ウチの国アニメってイロイロな事情から人間キャラが描けない、出せないといった所があるけど、実は動物そのものに関してもあんまりうまく描けていないっぽいんだよな……

ネコミミは無しだが猫になる、或いは人間になれる猫キャラというのはアリでいいよね? 

そうだな。それはアリだな。しかし評価するのは基本的に猫の部分だぞ。人間状態の時を評価に含めるとややこしくなる。

猫とお姉さま属性というのはとても相性のいい組み合わせだと思う。というわけで自分は「BLEACH」の四方院夜一が一番好きな猫キャラだね。夜一に関しては人間状態よりも猫状態の方が好き。

お姉さまというか姉御属性なら「にゃんこい!」のニャムサスも良いと思うわ。

猫になるのもOKなら、私にとって忘れられないのは「フルーツバスケット」の草摩夾と「らんま1/2」の珊璞だね。小さい頃は猫になる呪いにちょっと憧れていた。

ところで「東京ミュウミュウ」はどうなんだ?ネコミミキャラだが、主人公は完全に猫になったりするぞ。

Keyファンの自分にとって、猫キャラで真っ先に思いつくのは「Kanon」のピロです。

小さい頃に見た「What's Michael?」は良い猫アニメだった。

子供の頃の思い出の猫キャラ、自分の場合は「サイボーグクロちゃん」だったなぁ。

「魔女の宅急便」のジジを挙げないわけにはいかない。黒猫キャラでは一番好き。

ジブリで猫なら「猫の恩返し」をまず出さないと。あれはもう猫が本当にたくさん出てくる、てかメインキャラほぼ猫だし。

ジブリなら「借りぐらしのアリエッティ」に出てくるニーヤもブサイクで結構いい感じのネコだと思う。ただあの子に関しては個人的に一つだけ残念な部分がある。ニーヤはあれだけリアルっぽい描写をされているのに「尻の穴」が描かれていなんだよ。猫飼っている人間ならば、猫が尻の穴見せて歩いているのは周知の事実のはずなのに。あの描写で自分はジブリアニメも完璧ではないんだと実感したよ。

ジブリならトトロはどう?あれも有名で人気が高い猫だと思うけど

トトロはありゃ猫じゃないぞ。トトロの中国語名は「龍猫」だけど、日本語での名前の「トトロ」は「所沢のとなりのお化け」という日本語の言葉から来ていて、猫とは関係ない。あの作品で猫と関係あるのはネコバスだ。

ネコバスは猫か……?いやまぁ、猫でいいよな。しかしあれは乗ってみたい。本当に。以前日本旅行でジブリ美術館に行った時に実物大ネコバスが展示されていたんだが、子供しか乗れないという規則には心底絶望したよ。

ここまでの発言を見ながらちょっと考えてみたが、猫系のキャラとなると結局はドラえもんが最強だろう。自分も長いことオタクをやっているが色んな意味であれに勝るキャラはいないと思うわ。

とまぁ、こんな感じで。

猫系のキャラをいざ探してみるとキリがないようでした。上のコメントにもあるように、現在中国オタクの中では「夏目友人帳」のニャンコ先生が大人気のようですし、猫キャラと言えばこのニャンコ先生が真っ先に思い浮かぶ人も多いようです。

夏目友人帳 ニャンコ先生ティッシュカバー

しかし今回ついでに調べたのですが、「いなかっぺ大将」に出てくる方のニャンコ先生やキャット空中三回転については知られていないようでした。

〈ANIMEX1300 Song Collection シリーズ〉(4)いなかっぺ大将ヒットアルバム~わしはいなかっぺ大将だス~

とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

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*本記事はブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2013年5月13日付記事を、許可を得て転載したものです。

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