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【サッカー】【中国対オランダ】親善試合でもカンフーサッカー、開始13分でPK+レッドカード

2013年06月12日

■【サッカー】【中国対オランダ】親善試合でもカンフーサッカー、開始13分でPK+レッドカード■


2013年6月11日、北京市・工人体育場で、中国代表対オランダ代表の親善試合が行われた。長き低迷に苦しむ中国代表にとっては、なによりもありがたい強敵との対戦だったが、カンフーサッカーの炸裂、カマーチョ監督の大ポカ、ファン・ハール監督の「金のために中国にいきます」発言など、残念なことがてんこ盛りの一戦となってしまった。


■13分間で終了

あのオランダ代表との試合!中国代表はどこまでやってくれるのか!

という中国人サッカーファンのわくわく感はたった13分間で消滅した。まず前半10分、張琳芃がペナルティーエリア内でロッベンに後ろからスライディングをかまし、0対1に。さらにその3分後、秦昇がグズマンの膝にスライディングをかまし一発レッド。

こちらで動画がアップされている。4つ並んだ動画の左から3番目。リプレイを見た中国人解説者があかんでしょ、間違いなくレッドと見捨てているのがなんとも。

20130622_写真_中国_サッカー_1
*足を高く上げ、かつ足の裏をきっちり見せた、見事なまでの反則タックル。ボールを狙う気配すらなく、体に一直線のところがなんとも……。

20130622_写真_中国_サッカー_2
*あかんでしょ、と指導するロッベン。

なお網易によると、所属する上海申鑫の朱炯監督は「PK(のプレー)もレッドカード(のプレー)も中国スーパーリーグだと反則にはならないのだが……」とコメント。カンフーサッカーは日々リーグ戦で鍛えられているようだ。

なお同記事によると、秦昇の彼女が試合開始前にマイクロブログで、「私の彼もロッベンと同じ11番なのよ!」とつぶやいていたのだとか。泣ける。


■中国遠征、金のためだよ……

オランダ代表のルイ・ファン・ハール監督。遠征前にオランダメディアの取材に答えて、中国戦の出場費が90万ユーロ(約1億1600万円)だと認めていた。これを中国メディアが報じたものだからさあ大変。

たった13分のために90万ユーロかよ!とフルボッコの憂き目に。

心ない発言で中国サッカーファンの心を傷つけてしまったファン・ハール監督だが、試合後には「10点は決めるチャンスはあったのに2点しか決められなかったんだから中国がんばったよね。中国のいいところ?うーん、オランダは個の力で戦うけど、中国はチーム力というか……」と無難にみえる発言をしつつ、中国人ファンの心のかさぶたをはがしたようだ。



■故宮を見に行け問題

お金を払う以上しっかり働いてもらわないと、ということなのだろう。

<サッカー>粗暴な中国警備員にロッベンが激怒=オランダ代表、故宮参観を拒否―北京市(レコードチャイナ、2013年6月10日)

中国サッカー協会はオランダ代表に「故宮を見に行ってね、絶対!」と厳命していたのだとか。高い金を払って読んだんだから、試合だけではなく広告塔になってもらわないと……と言ったところだろうか。これをオランダ代表が拒否したという話がニュースに。なお上記記事には書かれていないが、最終的にはロッベンやファン・ペルシーなど主力選手を除いた選手たちが故宮を参観することで手打ちとなった。


■カマーチョ監督の大ポカ

試合中、17番の劉健を出場させようとした中国のカマーチョ監督。ところが第4の審判に「出場選手リストに入っていません」と叱られてしまった。この日、中国代表は26人の選手を招集していたが、出場選手リストに入れられるのは24人まで。劉健はベンチに座っているだけで出場できないという切ない立場だったのだが、この大ポカでさらしものになってしまった。

もともとメディア、ファンはカマーチョ監督に否定的だったため、この大ポカ事件でそれみたことかと監督を叩いている。ここまでは予想通りだったのだが、中国サッカー協会試合管理部の戚軍部長がマイクロブログで当日の出場リストの写真を公開。リストにはきっちりとカマーチョ監督のサインが入っていることを明らかにし、「誰のミスか、わかるよな」とトドメをさした。コーチのミスだったのではという擁護派もこれには沈黙だ。メディアやファンだけではなく、サッカー協会関係者からまでこの仕打ちとは、カマーチョ政権もそう長くはないのかもしれない。

カマーチョ監督は2011年8月に中国代表監督に就任。スペイン代表、レアル・マドリーを率いた経歴を持つ大物監督の就任に中国はわいたが、就任直後の9月から始まったW杯アジア3次予選でイラクに敗れ敗退している。それからろくに公式戦もないなか、ほどほどに頑張っていたほか、今年3月のアジアカップ予選ではサウジアラビアにアウェーで1対2、イラクにホームで1対0とまずまずの成績をあげているようだが、中国のメディアとファン的の間ではもはや我慢ならんという雰囲気だ。

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トラックバック一覧

  1. 1. カンフーサッカー炸裂 中国対オランダの親善試合で

    • [夾竹桃日記]
    • 2013年06月16日 01:55
    • 中国サッカーの代名詞はカンフーサッカーです。ボールを蹴るのではなく、相手

 コメント一覧 (5)

    • 1. はなくそもぐもぐ
    • 2013年06月13日 03:42
    • まさかの1ゲッチュ

      それにしても 那 支 weeeee
    • 2. あ
    • 2013年06月13日 10:32
    • お隣の2か国は国家全体が重病、重症、危篤状態
    • 3. n
    • 2013年07月07日 15:20
    • 実況も呆れてはっきりと否定してるw
    • 4. qualitative research methods
    • 2014年07月15日 22:09
    • ナショナリズムは、スポーツを追求した、またはその報告でしばしば明らかである:人々は代表チームで競うか、解説者や観客は党派のビューを採用することができます。
    • 5. はなくそもぐもぐ
    • 2016年02月25日 12:33
    • 死那 朝癬
      どうしようもない屑(笑)

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