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s1-2 / LAsachi
日本の右傾化は小選挙区制度導入によるものだそうです。これは2013年6月21日付人民日報の記事「政府に歴史を鑑にしてほしいと願う日本民衆はますます増えている」に書かれている主張です。ちなみに記者の名前は劉軍国さん。この名前のほうがよっぽど右傾化しているような……。
タイトルの通り日本の「民衆」の皆さんのコメントを集めた記事となります。その「民衆」のラインナップですが、元外務審議官の田中均さん、朝日新聞に投稿した神奈川県にお住いの上田八郎さん、匿名希望の国会議員さん。山口大学副学長の纐纈厚(こうけつあつし)さん、慶応大学教授の大西広さん、前衆議院議長の河野洋平さん、6月4日付朝日新聞の社説さん、国際キリスト大学教授の千葉真さんという面々。
大学教授のお三方は憲法を活かす市民の会、九条科学者の会などの関係者のようです。朝日新聞に投稿した上田八郎さんですが、声欄に掲載されたのが初めてではありません。春の例大祭にあわせて靖国神社を参拝した麻生副総理らを「お粗末」と批判した記事も掲載されています。
という濃い面々が日本の右傾化を激しく批判しています。
さて、記事のかなめと言えるのがこの一節。
ある国会議員によると、日本の政治の右傾化は明らかだが、日本の民衆全体の右傾化ということではない。民衆の過半数が憲法96条の修正に反対している点で説明できるだろう。
日本の政治が右傾化している主な原因は、選挙制度が正しく民意を代表できていないからだ。昨年12月の衆議院選挙で、自民党は小選挙区で43.01%の得票率ながら79%の議席を獲得した。
河野洋平前衆議院議長も「現在の右傾化の流れは小選挙区制と関係がある」としている。
うーん、左翼!
匿名希望の国会議員さん。にいたってはお前誰だよ。