■【烏龍指事件】1000億円誤発注で中国市場が大混乱、原因は打ち間違い?それともコンピューターの障害?■
記事の要点
・約1100億円の誤発注で中国証券市場が大混乱
・「烏龍指」事件と呼ばれている。日本語にすると「墓穴指」。
・キーボードの打ち間違い説、掃除のおばちゃん犯行説、コンピューターのバグ説など飛び交う推測。
■中国金融業界の一番熱い日上海株、誤発注で乱高下=一時5%超急騰-中国
【上海時事】中国・上海株式市場で16日、買い注文が殺到し、市場全体の値動きを反映する上海総合指数が20分余りの間に5%以上急騰し、その後急落する騒ぎがあった。中国証券監督管理委員会は取引終了後「光大証券が自己売買部門で大量の買い注文を出したことが引き起こした」と、同社の誤発注が急騰の原因だったとする調査結果を発表。誤発注の詳細は不明だが、中国紙21世紀報道(電子版)は「担当者が誤って70億元(約1100億円)の注文を出した」と伝えた。
2013年8月16日、今日は中国金融業界にとって「一番熱い日」となった。光大証券の誤発注によって株価は乱高下。上海総合指数は最高で前日比5.6%高まで高騰したが、最終的に0.64%安で取引を終えた。
新浪証券の報道によると、誤発注があったのは午前11時5分31秒。中国石化株に大量の買い注文が入り、わずか1秒間で7%もの上昇を見せた。さらに11時5分54秒からは中国工商銀行にも大量の買いが入り、56秒の時点で中国石化、中国工商銀行はストップ高に。誤発注からわずか26秒のことだった。
この異変に「政府の株価対策発動キタコレ!」との観測も広がり、大手銘柄を中心に多くの株価が急騰。33銘柄がストップ高となる事態となった。
■原因は肥手指?掃除のおばさん?それともコンピューターのバグ?この事件、中国では「烏龍指」と呼ばれている。何も烏龍茶と関係しているわけではない。中国語でサッカーのオウンゴールのことを「烏龍球」と言い、そこから転じて墓穴を掘るようなことを「烏龍」と呼ぶ。無理に日本語に訳すとするならば「墓穴指」といったところか。
また「肥手指」(ぶっとい指)という言い方もされている。指が太すぎてキーボードを推す時に一桁多く推してしまったのではないかとの推測だ。
新浪網香港によると、掃除のおばさんがキーボードに触ったために70億元(約1160億円)の買い注文が入ったんだ、と噂している人もいるのだとか。
光大証券は「策略投資部局が使用している裁定取引システムの使用時に問題が起きた」との微妙な説明。ぶっとい指のせいなのか、掃除のおばちゃんのせいなのか、それともコンピューターのバグなのか。どうとでも読み取れる説明だが、2日後までに詳細を発表するとのことなので楽しみに待ちたい。
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