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2013年09月17日
■「ザ・悪代官」発言で解任
高級酒を飲みつつ伊勢エビをかっくらいながら、市民をバカにする暴言を吐いていた河北省承徳市興隆県孤子山鎮のトップ、梁文勇委書記が解任された。17日、燕趙都市報が伝えた。
13日夜、「承徳市興隆県孤子山鎮書記、人民・百姓を侮辱する」と題した動画がネットにアップされた。その後、15日には各大手ポータルサイトがピックアップし、ネットの話題を集めた。
動画はあるレストランの個室を隠しカメラで写したもの。伊勢エビをはじめとするゴージャスな料理がテーブルには並ぶ。テロップによると、高級酒・五糧液を飲み、高級タバコ・中華を吸っていたとのこと。
問題のシーンは3分40秒以降。ある女性が民衆のことをどう思いますかと質問した後、カメラの真向かいに座った男性、梁文勇委書記がこう話した。
今の民衆について教えてあげよう。今の民衆はご飯を手に持ち、口に肉をほおばりながら、それでも母親に悪態をついているようなものだ。これが民衆の姿だよ。やつらになにかを与えてはならない。あたえたら、厚かましくももっと求めてくるからね。