中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2013年11月30日
F-15J / Nyuutabaru 2007 / woinary
中国空軍は2013年11月29日、東シナ海防空識別圏に進入した日米軍用機にスクランブルをかけたことを発表しました。
小野寺五典防衛相は30日朝、「中国側が発表したような、航空機が接近するとか特異的な状況はない」と発言しています(時事ドットコム)。また朝日新聞デジタルは「戦闘機パイロットの経験のある航空自衛隊幹部は「そのような話は初めて聞いた。中国がどういう理由で発表したのかわからないが、宣伝戦のような感じがする」と指摘」と報じるなど、スクランブルそのものが虚偽ではないかとの見方もあるようです(なお記事は改訂され該当のコメントは消えています)。
中国側が写真や資料を出していない以上、本当にスクランブルをかけたのかは不明なわけですが、この「虚偽疑惑」を受けて、中国発表の細かなポイントに気づきましたのでご報告します。
29日午前、中国空軍はSu-30、J-11などの主力戦闘機を緊急離陸させた。米国のP-3、EP-3偵察機、2グループ2機を確認。中国の東シナ海防空識別圏に進入した日本のE-767、P-3、F-15など3機種、7グループ、10機を識別した。