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「黒子のバスケ脅迫事件ってどれくらいヤバイ事件だったの?」中国人オタクの疑問(百元)

2014年01月21日

■中国オタク「黒子のバスケ脅迫事件ってどれくらいヤバイ事件だったの?」■

黒子のバスケ 25 (ジャンプコミックス)

ありがたいことに「黒子のバスケ脅迫事件の犯人が逮捕されたことについて、中国での反応は?」という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

2012年から続いていた黒子のバスケに関する脅迫についてのニュースは中国オタク内にもイロイロと伝わっていましたし、事件の犯人が逮捕されたというニュースもキッチリと伝わっているようです。中国語ですが、中国のニュースサイトの記事はコチラコチラなどをご参照ください。

とりあえず以下に中国のネットで見かけたこのニュースに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


■中国人オタクの議論

日本のオタク界を混乱させた「黒子のバスケ事件」の犯人がついに捕まったそうだ。長かったな……

犯人は中年のおっさん?なんか納得できるようなできないような。

犯人は腐女子だとか、スラムダンクファンだとか、こっちでもイロイロな憶測が出たが……結局なにが動機でこんなことやったんかね。続報が気になる。

こんなに長引いたのは何故?脅迫した範囲が狭かったからか、それとも脅迫の危険性が低かったからかで警察が本腰入れて無かったのかね。

日本はサリン事件が過去に有ったし、こういう反テロ活動に対してはかなり厳しいと思っていたんだが。まさか犯人逮捕に1年もかかるとは。

普通に日本の警察の能力が低いってことじゃない?

ミステリ系作品における日本の警察の右往左往っぷりはわりと真実に近かったのかね。いや、一件落着でファンとしても安心なのは確かなんだけど、もっと早く解決しなかったのかと思うよ。その間にコミケが2回開催、3回目も近いといった時間が経っているわけだし。

そうだね。私も犯人が捕まってよかったとは思ったけど、同時に逮捕までかなり長かったとも思った。私は「名探偵コナン」とかに出てくる日本の警察のレベルって、ストーリーの演出上故意に低くされているもんだと思っていたが、現実もこの程度なのか……

日本だと強引な捜査が出来ないと言った事情はあるのかもしれないが、ウチの国だったら、この手の話で「重視」されたら数日で捕まると思うわ。てかネットの人間で犯人特定できんじゃない?人肉捜索で。

いや、これ犯人もかなり考えていたようだからそう楽観的にはなれんと思うぞ。ただウチの国ではこういうのを特に気にしないで強行するだろうから、結果的に日本のような事態にはならないんじゃないかな!

しかし、犯人が名乗った怪人801面相ってどういう意味だったんだ?なんか動機につながるものが込められたりしているの?

怪人○○面相ってのは日本の有名な怪盗の名前ネタ。801は腐女子のこと。

元ネタは江戸川乱歩の「怪人二十面相」からだな。あと、801は腐女子じゃなくてBL(というか、男性同性愛系の作品)の方が意味としては正しい。腐女子の元の定義が「801を好む人達」だ。

この脅迫のせいで「黒子のバスケ」が打ち切りになるかもしれない……なんて話もあったよね。何はともあれ事件が終結して良かったよ。

この犯人、「「ごめんなさい。負けました」と言ったんだって?でも、こんだけ引っ掻き回したんだからある意味では勝ちの面もあるのかなぁ……

「間違いを犯しました」じゃなくて「負けました」なのか……なんか犯人は重度の中二病という印象を受ける。

それにしても、こっちでも結構長い間話題になっていたけど、黒子のバスケ脅迫事件ってどれくらいヤバイ事件だったの?長引いたのは知っているが、どれだけの事件なのかがどうもピンと来ない。

日本では夜のニュースで一斉に報道される、全国レベルの事件扱いよ。


ファンからすれば気が気じゃない話だったんだが、事件レベルとなるとどうなんだろう?私もちょっと想像し難い。

同人以外の商業展開もダメージ受けたろうし、かなりの大事なんじゃないかと。ネットショップがある時代だから店頭の役割が昔ほどではないとはいえ、それでもまだ大きいわけだし。

商品に関してはセブンイレブンの店頭から商品撤去、大手のショップからも店頭撤去だっけ?

アニメは第二期が普通に始まっているし漫画も普通に連載していたんでしょ?この脅迫ってそこまで大きなものだったんだろうか?オタク作品への脅迫ということで、ネタとして取り上げているだけだったりしない?

日本最大の漫画雑誌の少年ジャンプの人気作品、コミックの売り上げもランキング上位入り。それが脅迫されていたんだから大きなニュースにもなるでしょ。あと日本はアニメや漫画以外の関連商品の展開で大きく利益を上げるモデルだから、集英社などの関係企業は大打撃だったと思うよ。

作品人気が急上昇して稼げるであろう重要なタイミングに脅迫でイベント中止に物販が撤去だからね……

人気が絶頂の時期にコミケでジャンルそのものが中止になったりもしたね。イベントを強行して万が一のことが有ったらという判断で、幾つものイベントが中止になったし、商品も撤去されたりしたそうだ。

でもそういうのって一部だったんじゃないかな?日本にいる私の知り合いはそこまで極端ではない、「封殺」レベルではないとか言っていたけど。

昨年、ウチの国がデモでゴタゴタしたときに、それでもオタク系のイベントを実行したときのような空気だったんだろうか?当時も作品のファンや黒バスのコスプレした人が多かったが。

あの時とは別の話じゃないかな……問題となる事情の種類もベクトルも違うし……まぁ問題が起こった時に非常に厄介だというのは共通しているけど。

そりゃしょうがないだろ。もし万一のことが起こったら、作品どころかオタク業界そのものへのダメージになる。「目をつけられたら」ジャンルどころかオタク系の活動が潰されかねないだろ?ウチの国でも最近アニメの真似して友達を焼いて大火傷させたせいで、国内アニメ産業全体への圧力が厳しくなって大変なことになっているじゃないか。

今回の事件、イロイロと気になるというか想像し難い点があるから続報を追っかけてみたい。あと個人的には日本のファンの熱心さというか我慢強さというか……ある種の質の高さというのが見えたのは興味深かったよ。日頃はダメな面に関する情報がクローズアップされがちだし。ああいった熱心なファンが形成される作品だったら、そりゃ他の作品との競争で勝てるわけだ。

とまぁ、こんな感じで。


■イマイチぴんときていない中国人オタク

中国オタクの間でも「まずは犯人が捕まって一安心」といった空気になっていますが、日本での事件の扱いについては一般社会的な面でも、オタク界隈的な面でもちょっと想像し難い所もあるようでした。

事件に関する情報は中国にも入っては来るものの、日本における空気やイベント、関連商品の展開、その影響といったことに関して想像できる材料や経験というのは伝わりませんし、どうしても違いが出てくるのでしょうね。この辺に関しては今回の事件に限らず、様々な作品人気の盛り上がりやその方向に関して日本と中国の違いがよく出てくる分野に思えます。

とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

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*本記事はブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2013年12月19日付記事を、許可を得て転載したものです。

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