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2014年11月09日
■中国人オタクの疑問
最近アニメや漫画のキャラのメガネがアンダーリムになっているケースがかなり増えていると思うんだが、なぜだろう?日本であれが流行ってんの?
アンダーリムってどんなメガネ?
下半分のフレームになっているメガネ。
例えばえーと……「エヴァ」の新劇場版の「Q」で真希波マリがかけている。
「ポケモン」のベルがかけているメガネもアンダーリムだね。
「まどか☆マギカ」の暁美ほむらもそうだな。
ちょっと画像探してみれば分かると思うけど、最近のキャラで眼鏡アリな場合はアンダーリムがかなり多いのは確かだよ。
ああいうアンダーリムの眼鏡、現実だと誰もかけていないんじゃないか?
俺の眼鏡はハーフリムだけど、上半分だな。下半分のは遭遇した覚えが無い。
アンダーリムって無いわけじゃないけど売っている所は非常に少ないと思う。私も一回しか見たこと無いよ。
でもあれ、現実でかけたらかなりダサいぞ。
ある意味二次元限定の装備の一つなのでは……?
アニメや漫画の中で増加したのは恐らく新たな萌えポイントが発見されたからじゃないかな。これに関しては現実の影響はそんなに無いのではないかと思う。
アンダーリムが現実の日本で流行しているということは無いはず。
私の見た範囲の印象だけど、日本で流行っている眼鏡フレームでウチの国と少々違うように感じるのはフレームの横の所が太くなっているタイプかな。フルリムになっていて。
あれは作画の人がメガネのフレームを描きたくないからじゃないか?
私もそう思う。
もしフレームを描いた場合、目の部分に重なって見苦しくなるだろうし。
いや、それ以上に手間がかかるのが大きいと思う。その部分だけ別途描かなければいけないんだぜ?顔の角度によって位置も微妙に変わるんだし。
二次元だと目がデカくなるから、一般的なメガネの構造だとおかしなことになるんだろう。
でも昔は普通の眼鏡で描かれていなかったか?
目の大きさとこの面積の比率に関しては一昔前のキャラデザの方が極端だった気もするが……
「境界の彼方」とか見れば分かるけど、太いフレームの眼鏡だとフレームの線が目にかなり重なってしまうんだよな。作中では非常に上手く描いているからそこまで違和感は無いけど、時折コイツの目はどうなっているんだろうという気になってしまう。
うーむ……昔は普通にメガネ描いていたような気がするが……いつからこうなったんだろう?言われてみるとハッキリしない。
私の知る限り一番古いのは「ゼロの使い魔」のタバサだが探せばもっと前にもありそうだ。でも流行しているのはここ10年くらいじゃないかとも思うが……
これは瞳の描写とメガネをどう両立するかという問題に対して生まれた流れじゃないかな。眼鏡を下にずらすというのもあるが、キャラデザ次第では難しいわけだし。
私はこのアンダーリムの増加はメガネ属性を強調するためだと思う。
ふちの無いツーポイントのメガネだと、レンズの描写を透明にすることが多いアニメ描写では存在感が消えてしまうだろうし、メガネのフレームを描写しながら瞳も描写できるアンダーリムの二次元における流行はある種の必然なのだよ!
前髪と違って瞳を見せるためにメガネのフレームを透明化することはそんなに無いよね?レンズ部分を完全に透明にしちゃっているケースは多いけど。
一応、メガネのレンズやフレームを演出重視であえて描かないケースもあるよ。ただメガネってキャラの大きな特徴の一つだからずっと消したままにするわけにもいかないんだと思う。
横顔の描写の時にテンプルを描写しないケースもあるね。瞳と表情を強調するためだと思うが。
レンズに比べてメガネのフレームは描写しないとキャラのイメージが崩れるし、違和感のない透明化、簡略化が難しい。アンダーリムの流行には萌えと合理的な処理、二つの理由があるということか……
でも、メガネ描写にこだわる割にはノーズパッドは省略されてばかりだよな。
二次元のキャラは鼻が省略され易いからね。
そちらはそちらで、二次元特有の顔の構造によるものなんじゃないかな。とりあえず、アンダーリムの増加は日本のメガネ萌え属性及びその描写が進化した結果なのではないだろうか?