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事故多発の“問題機”、中国国産旅客機MA60がオーバーラン=設計ミスではとの声も―中国(高口)

2015年05月11日

2015年5月10日、福建省福州市の福州国際空港で、幸福航空のMA60(新舟60)型機が着陸時に滑走路を逸脱する事故が起きた。乗客7人が負傷。事故の影響で空港は5時間あまりにわたり閉鎖され、約80便に遅延などの影響がでた。主翼がねじれ、エンジンが草地にめりこんでいる衝撃的なネットに広がり話題となった。

MA60は中国国産のプロペラ旅客機。事故の多い“問題機”として知られる。中国では2000年に飛行許可を得ているが、米国・欧州の航空当局はいまだに認可していない。MA60の事故だが、最大の惨事となったのは2011年5月の事故。にはインドネシアのカイマナ空港で悪天候時に着陸を試みた際、滑走路手前の海に着水。乗員乗客27人全員が死亡する大事故を起こしている。

20150511_写真_中国_新舟60
*画像は騰訊網の報道。

2015年5月10日、福建省福州市の復讐国際空港で、幸福航空のMA60(新舟60)型機が着陸時に滑走路を逸脱する事故が起きた。乗客7人が負傷。事故の影響で空港は5時間あまりにわたり閉鎖され、約80便に遅延などの影響がでた。主翼がねじれ、エンジンが草地にめりこんでいる衝撃的なネットに広がり話題となった。


MA60は中国国産のプロペラ旅客機。事故の多い“問題機”として知られる。中国では2000年に飛行許可を得ているが、米国・欧州の航空当局はいまだに認可していない。中国国内でもほとんど導入されず、ジンバブエやボリビアなど途上国への輸出がメインとなっている。

そのMA60の事故だが、最大の惨事となったのは2011年5月の事故。にはインドネシアのカイマナ空港で悪天候時に着陸を試みた際、滑走路手前の海に着水。乗員乗客27人全員が死亡する大事故を起こしている。また2011年3月にはボリビア・ルレナバケ空港で着陸システムが起動せず胴体着陸、2013年6月にインドネシアのクパン空港で前輪が出ずに胴体着陸する事故があった。 2013年6月10日にはインドネシアとミャンマーでMA60がオーバーランする事故が起きた。同じ日に2件もの事故が起こるという異例の事態にミャンマー政府はMA60の運用を停止する決定を下している。

同年7月には中国がトンガに同型機を無償供与したが、安全性が確認できないとしてニュージーランドが難色を示しトンガへの観光援助を停止。トンガへの旅行者に対し「MA60の事故が多発している」と警告した。2014年2月4日には鄭州空港で滑走中に突然、前輪を収納。機体先端部が滑走路にぶつかる事故も起きた。同年12月には着陸装置の故障により陝西省榆林空港に緊急着陸する騒ぎもあった。

着陸装置がらみの事故が多いことから設計ミスがあるのではとも指摘されているが、航空会社は否定している。今回の事故も当局は人為的ミスの可能性が高いとコメントした。

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 コメント一覧 (2)

    • 1. コンタニ
    • 2015年05月15日 07:51
    • 3 この旅客機はミヤンマとか、タイでは素手の飛行停止になってます。原因はミヤンマやりタイでは死亡事故が起き危険な飛行機だという理由がある。設計ミスである事は当然ですがタイヤに収納されているブレーキがドラムブレーキで、ディスクでないので、ブレーキがとても甘い。
      はっきり言って、飛行禁止にすべきです。
      インドネシヤでの事故は悲惨で全員死亡、まだまだ日本の50年前のYSー11のボロ飛行機、アフリカで2機ほど飛んでいる、方が危険が有りません。但し主翼がいつ落ちてもおかしく無い程の御老体ですね。
    • 2. 管理人
    • 2015年05月15日 07:55
    • >コンタニさん
      コメントありがとうございます。勉強になりました。
      なるほど、ブレーキの種類に問題があるのですね。

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