中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
・アイドルが主な放送者で、無料動画を生配信する。
・基本的な利用は無料だが、視聴者は有料のデジタルギフトをプレゼントすることができる。
・放送者は「**さんありがとう」とレスを返したり、要望に応えたりとリアルタイムの交流が特徴。
・受け取ったデジタルギフトは放送者の収入となる。デジタルギフトの総額に応じて放送者のレベルが上がったり、イベント出演権を獲得するなどのボーナスもある。
・中国:YY娯楽、BOBO娯楽
最大手YY娯楽は音声チャットアプリ・YYなどをリリースしていたBBINが2012年にリリース。後に大手ポータルサイト・網易が類似サービス・BOBO娯楽をリリースした。放送者は主に一般ユーザーで、ゲーム実況、そしてかわいい女の子によるカラオケやトークがメイン。バラエティ番組風の「録音笑い」を流せる機能が面白い。人気トップ級の放送は数十万人が視聴し年収は15万ドルに達するとの報道も(フォーリンポリシー・レコードチャイナ)。デジタルギフトは数円のビールから欧州旅行やMV撮影など10万元(約200万円)というクレイジーな一品まで用意されているという。ギフトを放送者だけではなく視聴者もレベルアップし、一目で「太客」だと分かるようになり、放送者におもねってもらえる。番組一覧を眺めると、顔が異常に細く目が異常にでかい女子が大量にいて、今中国ではこんなビジュアルが人気なの?!と不安になったり。
・韓国:アフリカTV
動画配信サイトとして2006年にリリース。ギフト課金型ライブ番組配信サービスが始まったのがいつからかよく分からず。ゲーム実況が中心だが、食放(モッパン、食事放送)という大食いしながらトークするという奇妙な番組も人気。デジタルギフトは星風船の一種類とのこと。人気トップだと月収100万円近いとか。(アプリマーケティング研究所)
・日本:SHOWROOM
2013年11月にDeNAがリリース。放送者は主に女性アイドル。視聴者のアバターが表示されライブ会場のようなインターフェースになっているのが特徴的。デジタルギフトは無料の星から1万円の東京タワーまで。
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