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外国人初の中国「労働関係管理師」高橋孝治氏が『ビジネスマンのための中国労働法』を出版

2015年06月02日

高橋孝治さんの著書『ビジネスマンのための中国労働法』が出版されます。書店には6月3日ごろから並ぶほか、4日にはネットショップでも購入できるようになるとのこと。3日には八重洲ブックセンター本店で販売イベントが開催されます。

高橋さんは本サイトにも寄稿してくださっていますが(記事一覧)、他にも中国ビジネスヘッドラインやフリーペーパー『Whenever北京』でも中国法関係の連載を持ったり、はたまた外国人として(多分)初めて中国の国家資格である労働関係管理師を取得するなど積極的な活躍をみせています。

まだ私も入手していないのですが、楽しみにしています。


 



以下は紹介。

日本から中国へ進出した企業は、製造業を中心に、今や大企業にとどまらず中小企業でも珍しくなくなってきました。しかし、現地の法体系や解釈の仕方は日本とは大きく異なっています。そのために苦戦を強いられるケースが実際には相当に多いのです。

中国に進出後、さまざまな人事労務トラブルに直面している企業向けに、中国法に詳しい著者が、中国法の捉え方と労働法を詳しく解説します。中国の労働法を正しく理解し、円滑な人事労務管理に役立つ解説書です。

目次
第1章 中国法の理解の仕方
第2章 中国労働法の歩み
第3章 労働契約の失敗しない結び方
第4章 労働契約書
第5章 労働時間と休憩時間
第6章 給与関係
第7章 工会(労働組合)について
第8章 集団契約と労働規章
第9章 違法な労働行為に関する責任
巻末資料
モデル労働契約書
モデル集団契約
モデル労働規章

「研究としての中国法」の世界では、一般的に日本人が理解している「法」と中国の「法」は異なるものというのは常識となっています。本書の大きな特徴は、中国における「法」とは何かから説明し、どのように中国の「法」を理解すべき・解釈すべきなのかまで言及している点です。今まで発行されてきたような「ただの条文の和訳の紹介」に留まらない「真の」中国ビジネス法の解説書の登場です。

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