中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2015年06月02日
日本から中国へ進出した企業は、製造業を中心に、今や大企業にとどまらず中小企業でも珍しくなくなってきました。しかし、現地の法体系や解釈の仕方は日本とは大きく異なっています。そのために苦戦を強いられるケースが実際には相当に多いのです。
中国に進出後、さまざまな人事労務トラブルに直面している企業向けに、中国法に詳しい著者が、中国法の捉え方と労働法を詳しく解説します。中国の労働法を正しく理解し、円滑な人事労務管理に役立つ解説書です。
目次
第1章 中国法の理解の仕方
第2章 中国労働法の歩み
第3章 労働契約の失敗しない結び方
第4章 労働契約書
第5章 労働時間と休憩時間
第6章 給与関係
第7章 工会(労働組合)について
第8章 集団契約と労働規章
第9章 違法な労働行為に関する責任
巻末資料
モデル労働契約書
モデル集団契約
モデル労働規章
「研究としての中国法」の世界では、一般的に日本人が理解している「法」と中国の「法」は異なるものというのは常識となっています。本書の大きな特徴は、中国における「法」とは何かから説明し、どのように中国の「法」を理解すべき・解釈すべきなのかまで言及している点です。今まで発行されてきたような「ただの条文の和訳の紹介」に留まらない「真の」中国ビジネス法の解説書の登場です。