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東南アジア の記事

タイに新幹線を輸出へ 中国との争いに日本が競り勝った理由とは(高口)

2015年05月27日

ジセダイ総研に記事「タイに新幹線を輸出へ 中国との争いに日本が競り勝った理由とは」を寄稿しました。

タイの高速鉄道建設に新幹線の輸出が有力になった喜ばしいニュースについて、ちょっといや~な目線で記事を書いています。
 

タクシン派バラマキ政策で日本車買っちゃったがローンが払えん!「軍政は何をもたらすのか~タイ農村改革の行方~」が面白い(高口)

2014年08月20日

NHKのドキュメンタリーWAVE「軍政は何をもたらすのか ~タイ 農村改革の行方~」が面白かったのでご紹介。もう再放送も終わっているネタですいません。

タクシン派インラック政権の最大の問題点とされたのは「米買い取り制度」。年1兆円の予算をぶっこみ、市場価格をはるかに上回る高値で農民から実質的に米を買い取るという壮大な政策です。

「たんなるバラマキではない!世界最大のコメ輸出国というポジションを生かし国際コメ価格をつり上げれば損はでないわい!」という「越後屋の買い占め」的構想を抱いていたのですが、「タイがコメ価格つり上げるってよ」との情報を察知したベトナム、インドがコメを増産。その目論見はガラガラポンと崩れます。

敗北ではない、“予定通り”だ!中国が南シナ海の石油採掘リグを移動(高口)

2014年07月16日

■中国、“予定通り”の撤退

5月初頭から続いていた南シナ海パラセル諸島(中国名は西沙諸島)近海における中国とベトナムのにらみあいが一段落しそうです。

2014年7月16日、中国新聞網によると 中海油田サービス株式有限公司は南シナ海でのボーリング探査作業終了を発表しました。すでに石油採掘リグは移動を開始したもようです。もともとは8月中旬まで作業は続くとアナウンスされていたので、一カ月繰り上げての撤収となります。

明らかに中国の“敗北”に見えますが……。
 

ベトナム政局から読み解く南シナ海の中越対立(2)個人と組織の反中バランス(じんじん)

2014年07月02日

■ベトナム政局から読み解く南シナ海の中越対立(2)個人と組織の反中バランス(じんじん)■

5月初頭、南シナ海パラセル諸島近海で中国が石油採掘プラットフォームを設置。以来、中越の対立が続いています。両国の巡視船がにらみあい、時に衝突するなどのつばぜりあいが続いているほか、ベトナムは中国の強圧的態度を批判し中国が国連加盟国に中国の立場を伝える文書を送付するなど、国際外交の舞台にまで戦いは広がっています。

この中越対立、日本では主に「海洋領土拡大を目指す習近平の動き」「周永康を頂点とする石油閥の習近平下ろしだ」などなど中国側の事情に焦点を当てて伝えられています。ですが、ベトナムにはベトナムの事情があるわけで、ベトナム政局からこの問題に光をあてるとまた違った姿が見えてきます。
 

ベトナム反中デモの真相=反中史観は後付けの論理?反政府組織という「黒幕」(じんじん)

2014年06月10日

南シナ海での中越対立が激化しています。中国企業の石油採掘プラットフォーム設置が引き金となった対立ですが、ベトナムでは異例の暴力的デモが起きるなど事態は拡大しました。

衝突現場での動き、外交的なレベルでの駆け引きは日本でも多く報じられていますが、ベトナム社会の雰囲気、対中感情の変化などについてはなかなかよく分からないのが現状です。そこでベトナム在住の日本人じんじんさんに事件以来感じている社会のムードなどを教えていただきました。

中途半端な言論検閲、天安門事件報道に見るベトナム式ネット規制(いまじゅん)

2014年06月07日

■ベトナムは天安門事件をどう伝えてるかー「越南式」ネット規制とは?■

今年で25週年を迎えた天安門事件、実は元々中国屋を目指していた自分にとっては、若かりし頃、その重要性は理解出来なかったもののインパクトは非常に大きかったのを覚えています。その事件からもう25年か……と感慨深く感じていたところですが、かといってハノイでその話題をする相手も周りにあまりいません。というわけで「ベトナムメディアはどう伝えるかでもチェックしてみるか」と思いつきました。
 

ベトナム政局から読み解く南シナ海の中越対立=反中感情が首相の追い風に(じんじん)

2014年05月29日

■ベトナムの強硬姿勢、その裏に見える配慮

膠着状態が続く南シナ海を巡るベトナムと中国の対立。これまでの漁船を巡った小競り合いとは違い、実効支配をする西沙諸島での石油掘削という目に見える経済活動を中国側が止めない限り、緊張緩和の糸口はなかなか見つからなそう。

これまで中国に対して一歩も引かないという姿勢を見せているベトナム政府、もちろん領土主権の問題での中国の一方的な行動に引けないのは確か。ただ強硬一辺倒ではありません。2014年5月28日付BBC Vietnameseは「なぜグズグズしているのか、国連なりなんなりで中国を訴えないのか?」との記事を掲載しています。この点では、やはり根強い中国への「配慮」も見逃せません。
 

「我慢にも限界がある」南シナ海で中国と衝突、ベトナム現地の反応(いまじゅん)

2014年05月08日

■ディエンビエンフーと南シナ海:中越艦船衝突の皮肉なタイミング‏■

ベトナムと中国の関係が更にキナ臭さを増しています、それも何とも皮肉なタイミングで。

中越国境発砲事件、「中国人」のベトナム侵入から読む少数民族問題(いまじゅん)

2014年05月01日

■中越国境発砲事件と中越協力…「中国人」ベトナム侵入から見える両国の国内問題■

4月18日、ベトナム北部クアンニン省の中国国境で起きた中国からの不法入境者拘束と、彼らによる発砲事件は、日本語のメディアでも多少報じられていたのでご存知の方も多いかもしれません。また、一部メディアやツイッターでは(釣りで!?)「誤訳」を持って「国境で交戦」なんてタイトルまで出ていたので、中越関係は複雑らしいという先入観から両国間で何かあったのかと思った方もいるかもしれません。でも、その後の事件の処理のされ方からは、むしろ両国の「協力関係」の方が滲み出る結果となっています。それはどういうことでしょうか?

中越戦争、熱いメディアと冷淡な教科書=ベトナムの「歴史教科書問題」(いまじゅん)

2014年02月18日

■叫ぶメディアと黙る教科書…中越戦争35周年とベトナムの「歴史教科書問題」■
 

50万ドル横領で死刑、厳罰は一罰百戒のいけにえなのか?―ベトナム(いまじゅん)

2013年12月18日

■死刑判決はベトナム流「見せしめ」なのか?:汚職対策と厳罰続くベトナム経済界■

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