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インフレ の記事

脅かされる中央銀行の独立性=利下げをめぐって政府と対立―タイ(ucci-h)

2012年09月08日

■独立性を賭けてインラック政権と闘うタイ中央銀行総裁■

*本記事はブログ「チェンマイUpdate」の2012年9月7日付記事を、許可を得て転載したものです。


タイの「カワイイ」インフレ対策=お国主導の激安雑貨店、大衆食価格制限令(ucci-h)

2012年07月28日

■タイ政府の可愛らしい(?)物価対策ふたつ■

*本記事はブログ「チェンマイUpdate」の2012年7月19日付記事を、許可を得て転載したものです。

2012年も給料アップ!サラリーマン給与の上昇続く―タイ(ucci-h)

2012年01月05日

■タイのサラリーマンの給与は、2012年どのくらい上がるのだろうか?■

*当記事は2012年1月2日付ブログ「チェンマイUpdate」の許可を得て転載したものです。

原油市況に振りまわされるタイ=エネルギー消費奨励策から脱出できるか?(ucci-h)

2012年01月04日

■このままでは原油市況にいっそう翻弄されるタイ経済■

*当記事は2012年1月2日付ブログ「チェンマイUpdate」の許可を得て転載したものです。

インフレは峠を越えたのか?8月期のCPIは6.2%増―中国

2011年09月09日

2011年9月9日、中国国家統計局は8月期の消費者物価指数(CPI)を発表した。前年同月比6.2%増、前月比0.3%増という数値となった。

昨年末から前年同月比5%前後という高いCPIを記録している中国。今年6月には6.4%、7月には6.5%という高水準に達した。今回は「インフレもそろそろ天井が見えた」「8月期は物価も下がっているはず」と予測される中での発表となったが、「7月よりは物価上昇の勢いは鈍ったものの、市場の事前予測よりは上」という微妙な結果が話題となっている。なお、ダウ・ジョーンズによると、エコノミストの事前予測平均値は6.1%(全景網)。

20110909_cpi2

「給料アップ?その程度じゃ意味ねーよ」加速するインフレマインドはどこに着地するのか?―中国

2011年06月23日

インフレ、労働コスト上昇、ストライキ……といったニュースが絶えない中国。物価が上昇しているのは事実なので、給料が上がらないと生活が苦しくなるのは必然です。

とはいえ、実際の物価上昇以上に、「物価が上がって大変だぜ」「今のインフレ時代ならもっとがんがん給料があがってしかるべき!」という意識の先走りみたいなものも多いんじゃないか、と。シンガポール華字紙・聯合早報の記事「給与1000元アップの限定的意義」(2011年6月13日)はそんな状況がネタを紹介しています。


Chinese currency (yen) / Wesley Fryer

物価上昇率は34カ月ぶりの高水準に=インフレと中小企業資金難で板挟みの政府―中国

2011年06月14日

2011年6月14日、中国国家統計局は5月期国民経済主要指標データを発表した。注目の消費者物価指数(CPI)は5.5%と34カ月ぶりの高水準を記録した。ある専門家は6月はさらに上昇するとの見方を示している。

5月期国民経済主要指標データ(国家統計局ウェブサイト)
5月期主要統計データに関する記者会見(国家統計局ウェブサイト)


小猪猪 / schatznatasha

ありえない?!ガソリンスタンドでメーターごまかし=いたちごっこの価格統制政策―中国

2011年05月13日

中国では夏になると、あちらこちらの街角にスイカ売りの屋台が出現する。旬ともなると驚くほどの安さとなる。ただ、あまりに安すぎる場合には注意が必要。値段こそ安いものの、はかりをごまかして結局高値になっていることもしばしばだからだ。

中国では肉も野菜も量り売りが主流。市場や屋台のはかりにごまかしがあるのは半ば常識となっている。だが、まさかこんなところのメーターにまでごまかしが……というのが今回のネタ。

20110513_qiyou

昨年だけで430万枚のニセ札を押収=ニセ札犯罪は本当に減少したのか?―翻訳者のつぶやき

2011年01月21日

なくならない偽造通貨問題とインフレ懸念

20110120_nisesatsu
※どちらかが偽札です。

胡錦濤国家主席とオバマ大統領との会談が20日についに行われましたね。この会談については後日詳しく見てみることにしてみます。今日は中国の隠れた問題ともいえる偽造通貨についてです。

中国を旅行していると、真っ先に掴まされるといってもいい偽札。それほど、通貨偽造を行う不法分子は雨後のたけのこのように次から次へ出てきており、中国における偽札取り締まりはもぐらたたきのようにきりがないともいえます。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

100円ショップ商品はもう中国では作れない=新天地へ向かう軽工業企業―インドネシア情報

2010年12月28日

中国の軽工業事情

軽工業と言っても業種は多岐に渡り、ピンとこない人もいると思うが、100円ショップの店に並んでいる商品を生産する工場と考えていただくと分かり易いかもしれない。


Daiso / ann-dabney


昨晩は忘年会を兼ねて、中国とは20年以上関わりがある方と会談した。工場の立ち上げからISO取得、更には中国商品全般、特に軽工業品の輸入・卸を手がけている方だ。

昨年あたりから予想していたそうだが、中国の軽工業は日本向けには最早使えないところが増加。未来が不透明になりつつあるという。

*当記事はブログ「インドネシア情報局」の許可を得て転載したものです。

中国だけじゃないインフレ・リスク=ホットマネー動向にらみ綱渡りの経済運営―インドネシア情報

2010年12月22日

お金借りませんか? 今ならお徳です!

ここ数ヶ月、インドネシアの銀行からの連絡が頻繁である。BII、スタンダード・チャータード、バンク・ヌガラなどなど、インドネシアでは名だたる銀行が「お金、借りませんか? 今なら低金利でお徳です」という営業攻勢が凄まじい。


Rupiah / Anis Eka


インドネシア中央銀行は政策金利であるBIレートを12月も6.50%に据え置いている。

インドネシア中央銀行は2008年12月から2009年8月までに3%の利下げを行い、それ以降は1年5ヶ月6.50%の政策金利が続いている。

12月の政策金利が据え置かれたことは「時間稼ぎ」とも認識され始めており、インドネシア中銀は「利上げすることで、海外の資本流入がインドネシア経済にもたらす悪影響」と「今後のインフレ動向」を天秤にかけているようだ。

*当記事はブログ「インドネシア情報局」の許可を得て転載したものです。

【中国コラム】学食VS学生=「食い物の恨み」暴動はさらに拡大のきざし

2010年12月19日

河南省洛陽で学食ボイコット呼びかけ

物価上昇の煽りをまず食らうのは低所得者かと思っていたら、元気のいい学生だったのですね。

貴州省、四川省と相次いで学食の値上げや質の低下に不満を持つ学生が、食堂を破壊する事件が起きています。四川省の方は学校の質にも不満があるようで、食堂を当局が管理して価格を戻すだけでは収まらないのではと考えられます。

工場のメシが不味くなったのは私も実際に食べて知っており、暴動やボイコットならこちらがまず先ではないかと予測していました。


School cafeteria / Leo-setä


しかし、工員たちは生活がかかっており、相当追い詰められなければ生活を自ら脅かすような軽挙には出られないと思い至りました。その点学生は背負う物が工員に比べれば軽いですから、先に動くのは当然と言えば当然なのかもしれません。逆に言えば、工員が本気を出し始めたらもう終わりですけどね。
マズいわ高いわの学食 洛陽の高校生が食堂ボイコット(2010/12/17 南方都市報)

洛陽第一高校の生徒が書き込んだものと思われます。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

【中国コラム】「ご飯が減ってる……許せん!」またまた高校生が暴動、学食を破壊―中国・貴州省

2010年12月16日

続く学食暴動。学校への不満も噴出

先日、貴州省の高校で、突然学食が値上げしたことに抗議し、学生1000人が食堂に集まって破壊の限りを尽くした事件が起きましたが(過去記事「【中国コラム】食い物の恨みは怖い?!学食値上げ防止に当局が補助金」「値上げにキレた中高生1000人、暴動起こし学食破壊=インフレが引き起こす社会不安―中国・貴州省」参照)、やはり類似事件が発生しました。

20101216_xuyong
*写真は博訊網の報道。
四川省叙永県で学生2000人が怒りの学食破壊(2010/12/15 博訊)
直接の引き金となったのは、ご飯を盛るひしゃくを小さいものに変えたという、古典的な理由から。私の知っている限りでは、学食のご飯は50グラム単位で売ってくれるシステムになっており、学生が気付くレベルまでケチってしまったのが敗因と思われます。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

【インフレ進行中】「スーパーから食用油が消える」報道、政府は否定=実際どうなの?中国人に聞いてみた。

2010年12月14日

右肩上がりの上昇が続く中国の物価。関連報道も日増しに増えています。

過去記事「【泥縄】中国政府の物価対策=社会主義的「伝家の宝刀」で混乱必至」では、今後出現するであろう「物価関連の不思議ニュース」を予想してみましたが、早くも不思議なニュースが出現。


Sichuanpepper oil / FotoosVanRobin


12月10日付華夏時報は記事「価格調整の苦境=食用油企業が生産停止に追い込まれる」という記事を掲載。北京市の食用油メーカー・匯福粮油集団が値上げを禁止されたため、「売っても損になるばかり。作るのやーめた」と生産中したとのニュースを報じています。また仏系大手スーパー・カルフールが「食用油の卸価格値上げを打診されたため、仕入れを中止した」という報道もありました。

【風が吹けば】「インフレがすすめばグルーポンが儲かる」の不思議―中国【桶屋が儲かる】

2010年12月13日

驚異的な大ヒットサービスとなった共同購入サイト・グルーポン。類似サイトも続々登場し、「グルーポン系サイト」と総称されています。日本でもリクルートのポンパレ、本家グルーポンがテレビCMを展開するなど、激烈なバトルに。

20101213_groupon

過去記事「前年比倍増、爆発的成長を見せる中国ネット取引市場=新登場のグルーポン系サイトは早くも過当競争に」でもお伝えしましたが、中国でもグルーポン系サイトは爆発的な人気となっています。シンガポール華字紙・聯合早報は記事「右肩上がりの物価上昇=グルーポンブームが中国で爆発」がその要因を分析しています。

先日発表された11月期の物価上昇率は5.1%。リーマンショック前、2008年7月以来の高水準となりました。物価高に苦しむ市民にとってはグルーポン系サイトは何よりの助け。思えば中国でネットショッピングの起爆剤となったのは2002年の新型肺炎(SARS)の流行。人が集まる街中にでることを避けたため、ネットショッピングに火がついたそうで。今回のインフレはグルーポン系サイト流行にとっては何よりの追い風となるかも。

さて、グルーポンブームが広がる一方で、問題点も明らかになりつつあります。販売店による詐欺、広告と実物で全然違う品質、消費者情報の流出などの被害が起きているとか。グルーポン系サイトは必要とされる技術力が低いため、雨後の竹の子のような勢いで新サイトが出現。消費者の信用を失っても、今だけちょこっと稼げればいいやというサイトも多いんでしょうね。

止まらぬインフレ、CPIは28カ月ぶりの高水準=物価引き下げにアリエない「特効薬」投入も?!―中国

2010年12月12日

2010年12月11日、国家統計局は11月期の消費者物価指数(CPI)を発表した。前年同月比5.1%と28カ月ぶりの高水準を記録した。

12日付、東方財富網によると、1月から11月までのCPIは前年同期比で3.2%の上昇。政府目標の3%を上回る水準となった。あるエコノミストは奇数となる前年12月の物価が高かったことから、CPI上昇率はやや減少すると見ているが、なおインフレ懸念は消えておらず、中央銀行が利上げに踏み切る可能性は十分あると予想されている。

11月期のCPIは前年同期比5.1%増。前月比1.1%増を記録した。分野別にみると、食品価格が11.7%、住宅関連価格が5.8%上昇と高水準を記録。物価全体を牽引している。中国政府は今春から不動産価格引き締め策を相次ぎ導入。今夏からは国家備蓄品の放出による食料品価格引き下げ策を実施したが、現時点では目に見える効果を上げられていない。


medicine / taiyofj

【中国コラム】貧困学生に食事無料提供=でも貧乏を認めるようで恥ずかしい?

2010年12月07日

無料の学食が増える予感

学食の値上げ禁止令と補助(過去記事「【中国コラム】食い物の恨みは怖い?!学食値上げ防止に当局が補助金」)に続く、学生への手厚いお手当て第二段の情報が来ました。


山西省の大学で貧困学生に「無料昼食」提供(2010/12/05 新華網)



太原理工大学では、2007年から全学生の5%に当たる貧困家庭出身の学生に、無料で昼食と夕食を提供しているそうです。


Messy students / Micah Sittig


「タダだけど、普通の食事と変わりないよ。ナス、ジャガイモ、冬瓜とかの野菜と、主食はご飯以外に餅(小麦粉を薄く延ばして焼いたもの)とマントウで、夏には冷麺もあるよ」と話すのは、M2の李光亮さん。無料提供が始まった3年生の時からずっと食べ続けている彼の評判は上々のようです。

ただ、「無料昼食」と書かれた一角に学生が並び、専用の昼食を受け取って食べるという状況のようで、学内に「私は貧乏です」と宣伝するようなものなのですが、大丈夫なのでしょうか。

実際、取材を受けた学生は、「はじめはちょっと恥ずかしかったけど慣れた」と話しています。「慣れた」というのは、私の印象では「接受」(受け入れる)という意味で、納得はしているわけではないと理解しています。

「食事の問題が解決したから安心して勉強できる」とも言っており、「背に腹は変えられない」だけなのではないでしょうか。

「全学生の5%を提供対象としている」と話すのは大学飲食センターの楊学成さん。「以前は自分でマントウと付け合せのザーサイを持ってきて食べていたり、ひどいのは他の学生の食べ残しを食べている学生もいた」と、無料提供前の惨状を教えてくれます。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

【泥縄】中国政府の物価対策=社会主義的「伝家の宝刀」で混乱必至

2010年12月02日

本ブログでもたびたびお伝えしているように、今や物価対策が最大の国内的課題となりつつある中国。中央政府、地方政府はさまざまな対策を発表していますが、その根本となるのが国家発展改革委員会が制定した「国務院物価安定のための16カ条」(通称は「国16条」)この通知にのっとって各自治体で「湖南省19カ条」とか細則を定めているよう。


Cotton Bolls / faungg

*綿花。今夏、綿花価格の高騰も大きなトピックとなった。中国の主力輸出産業である紡績業にとっては原料コスト高は大きな打撃になった。


その内容は以下の通り。どの項目もまじめに解説すると、記事1本分の分量になるネタばかり。興味ない人は飛ばしてください。後で簡単に解説します。
1:農業生産の発展を推進する

2:農作物・副産物の供給を安定させる
国家備蓄の放出、卸市場とコールドチェーンの整備など。

3:農作物・副産物の流通コストを引き下げる
生鮮食品輸送車への道路通行料免除など。

4:化学肥料の生産・供給を保証
化学肥料メーカーに対する電気、天然ガス、鉄道輸送の価格優遇など。

5:石炭、電気、石油、天然ガスの輸送業務の協調

6:放出価格への臨時補助金
低所得者、貧困地域、貧困学生、学生食堂への補助金支給。

7:社会保障基準と物価上昇の連動システム
物価上昇に合わせて、年金や失業保険の増額を。

8:政府による各種費用徴収の合理化
不要・不合理な費用徴収撤廃

9:積極的かつ穏当に価格改革を推進
「関係部局と地方は政府管理価格の調整タイミング、リズム、力の入れようをよく把握すること。すでに決定された価格調整プランについても、社会の受け入れ能力を十分に考慮し、関連対策を行うこと、価格改定は慎重にするべき。必要ならば重要な生活必需品と生活リソースの実効価格に臨時の干渉措置を行うべき。

10:農作物経営、加工企業の秩序を規範化
農作物の購入秩序を取り締まる。穀物買い入れ資格調査の徹底。各経営者ごとの最大備蓄量規定を制定。穀物買収資金の取り締まり強化。無認可業者による綿花の買い入れ、加工の取り締まり。トウモロコシ加工業者の整理及び加工業者設立の取り締まり。

11:農作物先物取引及び電子取引市場の取り締まり強化。
不正取引摘発と過度な過度な投機の抑制。

12:価格監視法規の健全化
「政府制定価格コスト監視審査条例」の制定を急ぐ。また「価格違法行為行政処罰規定」を改訂し、値上げ情報の捏造、伝播に対する処罰を強化する。

13:価格監督検査の強化と反価格独占法の執行
悪意ある買い占め、価格つり上げ、形態を変えた値上げ、カルテル・トラストによる値上げなどの違法行為を取り締まる。

14:価格情報発布制度の整備
市場価格をリアルタイムに公開し、価格変動の傾向を客観的に文政出来るようにする。価格政策を市民に啓蒙し、偽りの報道を排除。社会の予期の安定化に努める。

15:「穀物」省長責任制と「野菜」市長責任制度の着実な実行

16:市場価格調整省庁間連合会議制度の設立

【中国コラム】「金持ち相手に嫉妬爆発」気づいたら中国のインフレが大変なことに=中高生が暴動

2010年11月26日

インフレモードで学内暴動

定点観測が出来ていないので、はっきりとしたデータを出す事が出来ないのですが、半年に一度程度しか中国に行かない私でも、物価上昇をひしひしと感じます。

10月の物価上昇は公式発表で4.4%でした。

先日、原材料の高騰を理由に、全商品を0.5元から1元値上げしたのに続き、北京市が低所得者約22万人に物価上昇分として100元を支給するというニュース、そして国家発展改革委員会が買占めによる価格操作などを禁止する通達を出すなど、ここ最近の中国は物価のニュースが目立ちます。

マクドナルドが本日より全面値上げ=ハンバーガー・ドリンクなど0.5元から1元(新華網、11月17日)
  
北京市、低所得者向けに2230万元余りの「物価補助金」(人民網、11月22日)
  
国家発展改革委員会、3日間に4件の通知=違法・規則違反の値上げ行為は厳格に処分(京華時報、11月25日)  

北京市は2005年に制定された条例に基き、食料価格が前年比で40%以上の上昇が2ヶ月以上続いたり、光熱費の価格指数が大幅に跳ね上がるなどの場合に補助を出すようになっています。2007年10月には、23万人に5ヶ月間に渡って20元ずつ支給しています。

6大スーパー12種商品価格観測統計表(2009年11月24日)

6大スーパー12種商品価格観測統計表(2010年11月23日)
 
北京市が週ごとに主要な食料品の価格をまとめてくれていました。ありがとう北京市。このデータを元に1年前との価格を比べてみると、その差は歴然です。

   *当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

値上げにキレた中高生1000人、暴動起こし学食破壊=インフレが引き起こす社会不安―中国・貴州省

2010年11月25日

中国のインフレがやばくなりそう!とひたすら言い続けている当ブログ。直近の記事には「胡錦濤最後の戦い?!尖閣問題よりはるかにヤヴァイ敵、その名は「インフレ」」なんていうのも書きました。
民草にとっては尖閣問題の100倍以上関心が高いインフレ問題ですが、その退治は厳しいのではないか、と。となると、ことは経済問題を超えて社会問題、政治問題にまで発展します。
なとど書きましたが、その嚆矢とも言うべき事件が起きたので、ご紹介します。

20101125_xuesheng
写真は中国広播網の報道。2007年当時、北京市は約3億7000万円の補助金を支出、インフレ下でも大学食堂の価格を上げないよう支援した。


11月22日、貴州省六盤水市の第二中学で、中高生が決起。「建校以来最も暴力的な事件」が発生した。生徒1000人が学生食堂を襲撃、ぼろぼろに破壊した。負傷者は出ていない。

同校生徒の陳くんによると、生徒たちが暴れた理由は「学食の値上げ」。これまで魔法瓶1瓶分0.7元(約8.4円)だったお湯の値段が1元(約12円)に。おかずの値段は0.5元(約6円)の値上げ。さらにパンやごはんまで値上がりしていたという。しかも今回の値上げは9月から数えて2回目だった。もはや見過ごすことはできないと考えた生徒たちは、22日夜、食堂関係者と「話し合い」することを決めたが、いつのまにやら「暴動」に発展。机や椅子をひっくり返しての大暴れとなった。
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