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ジャスミン革命 の記事

「上海のストライキも我々が組織した」中国ジャスミン革命提唱者(?)が声明―中国コラム

2011年04月28日

上海ストライキとジャスミン革命

運転手や運送会社の要求を、上海市がほとんど呑む形で収束を見せた上海ストライキを組織したとの声明文が、中国独立工会連合会なる団体から出ました。

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*画像は2月20日、北京市の集合地点。博訊網の報道

なんと、中国ジャスミン革命の発起人でもあると主張しています。

なるほど、サイト「中国ジャスミン革命提唱者」には、上海市政府公式声明に

・「死者、負傷者リストを公表するか」
・「運転手の要求を呑むか」
・「報復や批判、取り締まり拡大などを行わないか」

が盛り込まれるか否かで、上海市が「人民側にいるのか、人民の敵なのか」見極めたいとの見解を出していましたが、なるほど中の人が同じなのですか。

*当記事はブログ「
中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

うっかりもれた本音!?中国政府が恐れているのは「ジャスミン革命」―中国コラム

2011年04月09日

社説でうっかり吐露。恐れるのはジャスミン革命

外交部報道官が追認艾未未の経済犯罪関与(2011/4/8 香港文匯報)

7日の定例記者会見は大荒れだったようで、公式サイトはスッカスカ。艾未未関連の質問でかなり際どいのが飛んだのでしょう。


Ai Weiwei @ 798 Beijing / Andy Miah


現在の公式見解は「経済犯罪容疑で公安機関が法に基いて調査中」「これは人権や言論の自由とは関係ない」(いずれも洪磊報道官)。後ほど紹介する環球時報の社説と一致しており、党中央の姿勢を反映させた内容だと分かります。

「中国は法治国家であり、関係各所が法によって手続きをしている。他国に干渉する権利は無い」と牽制。「ご存知の通り」で状況説明が始まったようで、その場にいた記者は「公式には何も言ってないじゃない」と内心思ったのでは。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

アイ・ウェイウェイ拘束について官制メディアが論説=意味不明の記事にツッコミ集まる―中国コラム

2011年04月07日

何が何だかさっぱり分からん環球時報の社説

艾未未(アイ・ウェイウェイ)が3日、北京空港で香港行き航空機への搭乗を阻まれ、そのまま連行されたとの一報が入りました。その後、北京郊外にあるスタジオが捜索を受けています。

文涛
文涛 / duyanpili

*右:艾未未。

ジャスミン革命が中国でも始まってから、関与したかどうかに関わらず弁護士や活動家が拘束され、あるいは行方不明になるケースが増えているのですが、当局艾未未拘束については報じてきませんでした。

今日になってようやく、人民日報傘下の環球時報が社説で言及しています。

社説「独立独歩の人間の為に法は曲がらない」(2011/4/6 環球時報)


「前衛的芸術家」と称される艾未未が、先日中国警察に「連行」されたとの情報で、一部の西側政府と「人権団体」は素早く干渉を初め、中国側に即刻釈放を求めてきた。この件を中国の人権悪化にエスカレートさせ、艾未未を「中国人権闘士」と呼ぼうとしている。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

<中国ジャスミン革命>集会地点はさらに増加?!大学生500人が参加との報道も―中国コラム

2011年03月23日

第5回ジャスミン革命

長期戦を覚悟しているはずの中国ジャスミン革命が、一気に北京での集合場所を増やしてきました。

西単、中関村、北京動物園、公主●駅(さんずいに「文」)、前門、王府井、オリンピック村、北京西、北京駅、三環北京富力広場の10ヶ所に加え、北京大学、清華大学を始めとした北京市内の20大学の校内にも、集合場所を設置しているのです。つまり、北京市中心部だけで30ヶ所の集合地点があるのです。

発起人が北京を重視しているのは、両会があろうがなかろうが、中国で最も注目を集める都市であり、記者のほとんどが駐在する首都であり、ここでの結果が他の地域に影響すると言っても過言ではないからでしょう。

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*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

【写真】<中国ジャスミン革命>第4回集会日もやっぱり厳戒態勢=北京大学内を治安ボランティアが監視

2011年03月15日


2011年3月13日の「中国ジャスミン革命」第4回集会日。この日も中国政府は厳戒態勢で臨みました。それほどまでに警戒しなければならないのかと言えば、そこまで緊迫した状況ではないと思うのですが、一度自縛してしまうとなかなか冷静に対処できなくなるようです。

以下は13日付博訊網の報道「日曜日、北京大学学生は外出禁止=中関村は緊迫ムードの警戒」より。




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<中国ジャスミン革命>「一人っ子政策」が革命を防いだ?メディアの反「ジャスミン」論説を読む―中国コラム

2011年03月14日

今日も異常なし=ジャスミン革命の対峙は続く

さて、「中国ジャスミン革命」であります。北京市中心部に治安要員をばら撒き、人が集まるのさせ許さない体制で臨んだ先週はデモどころではありませんでしたが、これにより毎週デモに警戒しなくてはならなくなったのです。ジャスミン革命発起人は、「微笑革命の疲労戦をやろう!微笑革命の持久戦をやろう!」と呼びかけており、中共がまんまとハマってしまったといえます。

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無駄な警戒をしてコストを膨れ上がれば、公安関連のボスである周永康が焼け太りするだけでしかないのですが、どこまでこの状態は続くんでしょうか。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

<中国ジャスミン革命>警官、治安ボランティアがうじゃうじゃ=北京市の様子―中国コラム

2011年03月08日

第3回ジャスミン革命は力技で封殺

南京では私服警官と参加者が衝突したという未確認情報がツイッター上で流れていますが、北京だけで言えば異常な数の警備をばら撒いて一日を乗り切ったようです。

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警官や武装警察以外にも、保安員や駐車場管理など73.9万人を動員して、北京市内の警備に当たらせたとか。昨年の数字は知らないのですが、人口の5%が警備ですか。というわけで、北京の様子をどうぞ。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

<中国ジャスミン革命>「法治」よりも社会の安定を優先=変わらぬ中国政府の体質―政治学で読む中国

2011年03月07日

中東の政変と中国の社会の安定

『北京日報』に掲載されていた「维护稳定从每个人做起」(安定を維持するのは1人1人から)という社説が興味深かったので、これについて少し。

この社説は一言でいうと中国である意味(外国人から見て)最も関心の高い「中国ジャスミン革命」に関するもので、ネットで偽情報を発信し、非合法な集会を煽動するものがいるが、この目的は中国を不安定にしようとするもので、「安定こそが福であり、動乱こそが禍」なのだから、1人1人が社会の安定の重要性を自覚しなくてはいけないというものです。

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*画像は20日、北京市の集合地点。博訊網の報道


この「稳定」(安定)という言葉は中国にとって極めて重要な言葉で、中国で何か問題が起こる度に繰り返し使用される言葉です。天安門事件(天安門事件で使われた有名な言葉は上でも使われている「動乱」)の際にも使用されましたが、何と言ってもこの言葉が多用されのは、1993年の法輪功弾圧の時です。

*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

<中国ジャスミン革命>今日は第3回集会日=「安定は幸福、動乱は災難」中共機関紙が不参加呼びかけの記事―中国コラム

2011年03月06日

3回目のジャスミン革命に双方必死の呼びかけ

第3回目のジャスミン革命を前日に控え、北京市党委の機関紙である、北京日報がジャスミン革命について言及しました。以下はその適当な訳出です。

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*画像は20日、北京市の集合地点。博訊網の報道

社会と和諧的安定の維持を自覚せよ(2011/3/5北京日報)

全人代と全国政協会議、いわゆる両会が北京で開催されている北京。中国はGDPが世界第二位となり、国際的地位や影響力も向上し、人民の生活も目に見えて改善されている。我々の前途は超明るい。しかし、一部で異常な現象が起きており、これは警戒しなければならない。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。


<中国ジャスミン革命>海外メディアにビザ発給停止の脅し=なりふり構わぬ中国政府―中国コラム

2011年03月05日

ジャスミン革命への警戒はMAXに=記者ビザ発券停止も示唆

全人代と全国政協、いわゆる両会と呼ばれる1年で最も重要な政治イベントを目前に、ジャスミン革命が予定されているとあって、当局の記者に対する締め付けは強まっています。

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※BBC中文の報道。

・中国当局が外国人記者と面談、警告を行う(2011/3/2 BBC中文)


衝撃映像を警察の面包車(バン)に押し込まれてからも撮影し続けたBBCが、少なくとも16社が同様の目にあったと報じています。

また、今週日曜に予定されている3回目のジャスミン革命の取材に行くなら、ビザの手続きが面倒になると脅しをかけて来たことも明かしています。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

<中国ジャスミン革命>警察が外国人記者を暴行・拘束=外交部記者会見は大荒れに―中国コラム

2011年03月02日

記者会見と動画で分かる、ジャスミン革命への警戒心

久しぶりに外交部の定例記者会見が盛り上がったようです。

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中国外交部HPより。動画あり。

外交部の定例記者会見は、毎週火曜と木曜の午後に行われ、まず外交部から用件を伝えた後、「では質問どうぞ。何でも答えますよー」。

最初にそう言っているにもかかわらず、当日の夜にテキスト起こしされたのを見ると、問答3つとかそういう時代もありました。そういう時は、大幅に削られているのがオチです。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

<中国ジャスミン革命>官制メディアが論評=デモ封じ込めに自信も治安コストはかさむばかり―中国コラム

2011年03月01日

持久戦に持ち込めば面白いジャスミン革命

中国大陸のメディアがジャスミン革命に初めて言及したので、ちょっと読んでみました。環球時報なので電波が多量に含まれているのはお含みください。

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*画像は20日、北京市の集合地点。博訊網の報道

転載が一部ポータルサイト止まりなのは、まだ党中央がジャスミン革命に対し態度を決めかねているからでしょう。

そこで、去年9月の中国漁船特攻事件と同様に、人民日報の傘下にある環球時報に社説を書かせたのだと思います。今回も環球時報が関連報道を一手に引き受ける事になるのでしょうか。

社説「世界を乱そうとするものは後を絶たない」(2011/2/25 環球時報)

 この社説、中国漁船特攻事件の後に、中国各地で起きた反日デモに対する記事と同じ色を持っているなという感想を持ちました。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

<中国ジャスミン革命>バーチャルな「革命」とリアルな弾圧=人権派弁護士拘束、外国人記者ら連行

2011年02月27日

2011年2月27日、「中国ジャスミン革命」は2回目の集会日を迎えた。

これまでも述べてきたように革命と名乗りつつも、その実態は「散歩」(中国特有の抗議運動。デモは違法行為となるため、みんながたまたま一つところで出くわしただけとの建前で行われる集会)。当初から毎週日曜日午後2時の開催を予告していたが、2回目の呼びかけはタイトルからして「「ジャスミン」微笑革命、散歩継続の予告=23都市の集合場所を発表」と、「散歩」であることを強調。「ただ集まって、うなづきあい、ほほ笑みあい、見知らぬ人同士で物価や住宅価格高騰問題などについて井戸端会議をすればいいのだ」と、「どこが革命やねん?!」とツッコミたくなる内容だ。

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*画像は20日、北京市の集合地点。博訊網の報道

ところが、中国政府は厳しくとりしまる姿勢を崩していない。今回の記事では備忘録的に第2回目の集会をまとめておく。

<中国ジャスミン革命>たった一つのつぶやきが中国政府を驚かせた=不思議な「革命」の姿を追う

2011年02月25日

「中国ジャスミン革命」(という名の「集会呼びかけ」)について、多くの記事が出ているが、詳細な経過を解説したものはないようだ。中国語ブログ「阿禅日記」の記事「一つの、美しい検閲ワード」、そして在米華人ジャーナリスト・何清漣のブログ記事「偉大なマジックリアリズム作品=2月20日ジャスミン革命」がきわめて明晰に紹介しているので、ご紹介したい。

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*画像は北京市の集合地点。博訊網の報道

・2月17日、最初の呼びかけ
不特定多数に対して、「中国ジャスミン革命」が呼びかけられたのは2月17日。ツイッターアカウント「mimitree」のつぶやきだ(なおアカウントは現在、すべてのつぶやきを消した状態となっている)。その内容は次のとおり。
中国‘茉莉花革命’初次集会日期已定,2011年2月20日(星期天)下午2時,全国各大城市集合地点将提前一天在博訊新聞網公告,希各周知。如届時情況有変不能及時通知,請自行前往各大城市中心広場。

中国「ジャスミン革命」、最初の集会の日時が決まった。2011年2月20日日曜日午後2時。全国各地の大都市での集合地点は前日に博訊新聞網で発表する。各自周知されることを希望したい。当日は変更があっても速やかな通知は出来ない。各自、それぞれの都市の中心広場に向かって欲しい。

中国で「革命」はおきるのか?胡錦涛主席は「社会管理の科学化」を提唱―翻訳者のつぶやき

2011年02月21日

中国で「革命」はおきるのか

19日に博讯网に張られた匿名のネットユーザーから広まった「中国ジャスミン革命」の呼び掛け。20日には中国各地で呼び掛けの精神に呼応した人たちが集まったようです。

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しかし当然のことながら、このような呼びかけがネットであったことや、北京や上海などの大都市で集会があったことは、20日現在国内メディアでは一切報じられていません。ただ、台湾メディアによると、新華社の英語電子版には「北京市の王府井のマクドナルド前で100人余りの人が集まり、公安が現場で秩序維持に当たった」とする報道があったようです。

私も新華社電子版にある英語ニュースを調べてみたのですが、当該の記事を見つけることはできませんでした。新華社は各個別の通信社や新聞社などと契約して独占配信する別のニュース提供ルートを用意しており、台湾メディアが報じたものはそのニュースルートを通じて伝えられたものなのかもしれません。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

<中国ジャスミン革命>天津よりツイッター実況=壮大な釣り?変革の兆し?

2011年02月20日

KINBRICKS NOWメインライターのChinanewsがたまたま天津へ出張中ということもあり、twitterで現地の状況をお伝えしたいと思います。当記事を随時更新していきますので、よろしくお願いします。

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@chinanews21
北京や広州はたっぷり警察官が見られるみたいなのに~。我が天津は……

<中国ジャスミン革命>革命という名の「散歩」=勤勉な中国当局と治安コスト

2011年02月20日

本日午後2時に集会が呼びかけられている「中国ジャスミン革命」について雑感を。
(参照過去記事「ネットで中国版「ジャスミン革命」の呼びかけ=ネット掲示板、ツイッター、フェースブックで反響広まる―中国」)


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※昨年10月に行われた「日本製品ボイコット散歩」。


中国ツイ民、そして日本からも「まじで?!釣りじゃないの?!」と疑問の声が上がっているが、人数の多少はともかくとして、野次馬も含めてある程度の人がその場に行くことは間違いないだろう。


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