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2010年07月28日
2010年7月24日、河南省洛陽市欒川県の伊河湯営大橋が洪水により崩落、水に飲まれて少なくとも50人が死亡した。28日、連合早報が伝えた。
洛陽市南の山間部に位置する欒川県は23日から24日にかけ、激しい豪雨が降り注いだ。そのため伊河の水位は大きく上がっていた。崩落当時、橋の上には現地住民や観光客など100人近くがいて、洪水を見物していたという。崩落により数十人が飲み込まれ、50人が死亡した。
全長153メートルの伊河湯営大橋は昨年、一部が崩落し、修理されていた。しかし橋面を張り直し、欄干を設置しただけで、基礎の強化は行われていなかったという。現地を取材した記者は崩落した断面に鉄筋は見えなかったと報じている。欒川県交通局関係者は、橋の設計は古く、耐久性が弱かったと弁明している。洪水で流されてきた樹木が橋の下をふさぎ、洪水の衝撃が増したのが崩落の原因だという。
生存者の一人、李向紅さんによると、崩落当時、橋の上には付近の村から集まった人々と旅行客など100人近い人がいたという。李さんもおいたちと一緒に見物していたが、橋が崩落し川に投げ出されてしまった。ショックで意識を失った李さんは数分後に目を覚ましたが、200メートルも下流の柳の木にひっかかっていたという。
河南大桥垮塌50人遇难(联合早报)