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テロ の記事

「9.11」と米中関係=一時の蜜月と価値観をめぐる争い―政治学で読む中国

2011年09月12日

■アメリカ同時多発テロ10年後の中国の見方■

9月11日には、「9.11から10年」といった特集をいたるところで目にしました。というわけで、今日はアメリカ同時多発テロと中国について取り上げます。

人民網』や『環球網』は特集サイトを開設するほどの力の入れようで、かなりのボリュームです。斜め読みでも全部目を通してから書けばいいのでしょうが、さすがにこれだけあると全部は無理というのが正直なところです。

そこで読んでいて面白い『環球網』をネタにさせていただきます。特集の標題も「『9.11』から10年、事件は世界に何をもたらしたか=国内外の専門家・海外特派員が読み解く『変わったもの』と『”変わらないもの』」という興味を引かれるタイトルです。


WTC 40 / Lil' Mike



■9.11を契機に変化した米中関係

まず当時の世界情勢を少しだけ振り返っておくと、当時のアメリカはブッシュ大統領がトップ。チェイニー副大統領、ラムスフェルド国防長官といった「右派」が外交を 仕切っていました。さらに1999年のNATO軍による中国在ユーゴスラビア大使館誤爆事件、2001年8月に海南島で起きた米偵察機と中国戦闘機の空中衝突などの事件があり、米中関係はかなり悪化していました。

*当記事はブログ「
政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

<ビンラディン殺害>反テロ戦争に賛同していた中国=政府コメントを読む―政治学で読む中国

2011年05月05日

ビンラディン殺害に対する中国の反応2

昨日5月2日、ビンラディン殺害に対する中国の反応について書かせていただきましたが、今日はある意味その続きです。



Osama Bin Laden Dead / ssoosay


中国外交部スポークスマンの姜瑜女史が、アルカイダの指導者ビンラディンが殺害されたことについて、記者からの質問に答えて以下のように答えておりました。(*中国新聞網の報道)

*当記事は5月3日付ブログ「政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

「本当のテロリストはアメリカだ」ビンラディン殺害に対する中国ネット民の反応―政治学で読む中国

2011年05月04日

ビンラディン殺害に対する中国の反応

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の首謀者として行方を捜していたウサマ・ビンラディン容疑者を殺害したと発表しました。この発表を受けてアメリカでは、市民がワシントンのホワイトハウス前に集まり、歓喜しているそうです。


WaPo: U.S. forces kill Osama bin Laden / justgrimes


【画像】歓喜のホワイトハウス前 - 写真 (時事通信社) - livedoor ニュース

9.11がアメリカにどれだけの苦痛を与えたかを考えれば、アメリカ国民のこうした反応も理解できます。しかし、何故ウサマ・ビンラディンがあのような行動をおこしたのかを考えると全く違ったものが見えてきます。そうしたビンラディンの行動に理解を示すのが、中国で「憤青」(憤怒青年)と呼ばれる過激な書き込みをする(「愛国主義」)者達でしょう。彼らが今回の殺害をどのように見ているかを通して、少しこの問題を考えてみます。

*当記事は5月2日付ブログ「
政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

「南部で爆弾テロ=陸軍兵士1名死亡」「ANA、燃油サーチャージを6月より引き上げ」―タイ・ニュース

2011年04月19日

南部で爆弾テロ=陸軍兵士1名死亡

4月19日のニュースは昨日18日に南部ヤラー県で発生した爆弾テロのニュースから。

イスラム教過激派と仏教派との抗争により、ほぼ毎日の様にテロ事件が発生している南部三県ですが、報道によると18日、イスラム教過激派によるものと見られる爆弾テロが発生し、レンジャー部隊の陸軍兵士1名が死亡、25人が負傷しました。

20110419_bangkok
タイポストの報道。

テロに使用された爆弾はガス・シリンダー型と呼ばれる物で、爆弾テロに使用された車は、県内のシロロス通りに停められており、軍の車が接近するのと同時に爆破され、近くにいた一般市民2名も巻き添えとなり負傷しています。南部では特に2004年以降、テロが頻発しており、解決の糸口も見えていない状態です。南部でのテロ犠牲者は2004年以降だけで5000人に迫る勢いです。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

「過激化する最南部のテロ=僧侶、警官など標的」「もうお手上げ?アピシット首相3月解散を示唆」―タイ・ニュース

2011年03月08日

過激化する最南部のテロ=僧侶、警官など標的

3月8日のニュースはまず、さらなる混迷の度合いを増している最南部でのテロのニュースから。

報道によると7日、ナラティワート県の警察署駐車場で警察官を狙った爆弾テロがあり、3名の警察官が負傷しました。爆破には50kgの自家製爆弾が使用、警察官が近づいて来た所を遠隔操作で爆破するというものでした。

20110308_bangkok1
BangkokPost紙の報道。

5日にはパッタニー県で僧侶を狙った襲撃事件があり、1名の僧侶が死亡する襲撃事件があり、6日には同じくパッタニー県とナラティワート県で仏教徒を狙った襲撃事件により3名が犠牲となりました。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

テロに便乗したぼったくりタクシーが横行=モスクワ空港テロ―ロシア駐在日記

2011年02月15日

今回のテロとモスクワの空港について

1月24日、モスクワのドモジェドボ空港でテロがありました。現時点での情報だと160人の死傷者が出ているそうです。普段よく利用している空港だけにショックでした。


/ aslakr


空港の入り口には金属探知機の門が設置してあるんですけれども、私の経験から言えば大部分の人はその門をくぐらずに、そのすぐ横を素通りしています警備員さんたちは見てみぬふりで退屈そうです…。

*当記事は2011年1月26日付ブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。

【タイ映画評】タクシン元首相も登場=経済混乱を背景にした「男」満開アクション『デッドライン Dead Line』

2010年12月12日

デッドライン Dead Line / 102 Bangkok Robbery


20101212_102BangkokRobbery
2004年公開 2005年日本公開


1997年にタイで実際に起きた通貨危機とその後の経済の混乱を背景に繰り広げられる、ノンフィクション風の本格アクションもの。タクシン元首相などが実名で登場してくる。冒頭、数ヵ所のストーリーが同時に始まるのでややわけがわからないスタートだったが、タイ映画としてはめずらしく作品全体に緊張感が漂い本格アクション作品らしくていい。メインの登場者は、男性ばかりで女性がいないのも作品を盛り上げている。

ただ残念なのは、タイ映画の常でストーリーが結構アバウトなこと。英題が「102 Bangkok Robbery」となっているので(原題も似た内容だ)、大強盗団の話かと思ったら(実はそうなのだが?)テロものだったので肩透かしを食らった感じがする。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

<続報><バスジャック>フィリピン警察の不手際、不謹慎な態度に香港市民の怒りが爆発

2010年08月26日

8人もの香港旅行客が命を失ったフィリピンのバスジャック事件。警察のずさんな対応などが明らかとなり、香港市民は怒りは最高潮に達している。2010年8月25日、香港保安局の李少光(リー・シャオグワン)局長は、市民に冷静になって欲しい、決して香港で働くフィリピン人に八つ当たりしないようにと呼びかけた。25日、中国新聞網が伝えた。

23日午前、フィリピン・マニラ市で、武装した元警官が香港人観光客22人をのせた観光バスを乗っ取る事件が発生した。人質解放などの交渉を経て、最終的にフィリピン警察は強行突入。人質8人が死亡する惨事となった。強行突入ではハンマーでバスの窓を壊そうとするも難航するなどの不手際が目立った。本来ならば数十秒で終わらせなければならない任務をなんと79分もかけたフィリピン警察に、香港、中国本土では批判が高まっている。

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*銃を持たずに「構えるふり」だけしているフィリピン警官。

<本日の動画>フィリピン、バスジャック事件!!15人中8人死亡という最悪の事態に―フィリピン・マニラ

2010年08月24日


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TVや新聞などでも、大きく報道され続けていますが、23日フィリピンのマニラでバスジャック事件が起き、人質15人の内、半数を超える計8人の死者が出るという最悪の大惨事となりました。

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※乗客の多くは香港からの観光客。


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※スナイパーの用意もされていたのですが……。

犯人は、ロサリオ・メンドーサ元警部(55)。麻薬、恐喝関連の汚職が発覚し、強制解雇されたことに怒りを覚えての腹いせとだったと報道されています。本人は復職要求をしていたとのことですが、本当にただのヤケクソだったのか、もしくは薬物の影響化にあったのか……。未だ詳細な部分ははっきりと伝えられてはいません。
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