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ワーキングプア の記事

派遣労働の拡大でワーキングプアが急増=馬英九政権の功罪―台湾

2011年09月20日

来年1月に総統選が実施される台湾。馬英九政権末期の今、その功罪が注目を集めている。

まずは「功」、絶好調の台湾経済について。先日、ダイヤモンドオンラインが台湾行政院(内閣)経済建設委員会の劉憶如主任委員(閣僚に相当)のインタビュー記事を掲載したが、これが恐ろしいほどのべたぼめ。

個人消費・民間投資の促進政策を矢継ぎ早に打ち出し、中国との交流を拡大させ、経済構造の転換を大胆に図ってきた。その甲斐あって、2010年は10%を上回る成長を達成し、日米欧経済が混迷を深める今年も5%近い成長率を維持する見通しだ。
(太線強調はChinanews)

まあ、これだけの経済成長を達成した以上、ほめるのも当然かもしれない。だが与党経済閣僚は「罪」の部分については口をつぐんでいたようだ。これだけの成長を実現しながら、今年第2四半期、台湾の貧困人口は過去最高を記録したという。貧困層拡大の原因は、働いているのに貧困層と認定される程度にしか給与をもらえない派遣社員などワーキングプア層が拡大しているためだ(中時電子報)。


Taipei 101, Taiwan, 20080518 111850 / daymin


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