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中国ドラマ の記事

ドラマ「鋼鉄年代」に見る大躍進時代=描かれなかった農村―北京で考えたこと

2011年01月25日

「鋼鉄年代」から見た中国(2) 大躍進経済と庶民の生活
*記事「新中国建設に貢献、革命戦士との恋=新たな日本人像を描くドラマ「鋼鉄年代」」の続編です。

1958年から発動されたという「大躍進」政策、15年でアメリカ・イギリスを追い抜くというスローガンの下、一足飛びの工業化を求める大号令がかけられました。その中でも鉄鋼生産は工業化の基本、象徴ということで特に重視されました。

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*写真は当時の土法炉建設の様子。

ドラマ「鋼鉄年代」の中でも鞍山製鉄工場に増産のプレッシャーがかけられると同時に、「地域でも自分で炉を作って鉄を作ろう!」という、原始的な溶鉱炉(土法炉)を用いた製鋼運動が開始されます。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

新中国建設に貢献、革命戦士との恋=新たな日本人像を描くドラマ「鋼鉄年代」―北京で考えたこと

2011年01月20日

「鋼鉄年代」から見た中国(1)戦後中国での新しい日本人の描かれ方

久々のこのドラマから見た中国シリーズ。今回見た「鋼鉄年代」は全37話と長く、ドラマからは中国のさまざまな、異なる側面が見えてきました。そこで、何回かに分けて、このドラマを見て考えたことを書いていこうと思います。

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ドラマの舞台は、戦前に日本が建てた鞍山製鉄工場が、国共内戦、新中国建国を経て、中国工業化に向けてどのように再興していくかという時代背景の中、戦時中の混乱の中引き裂かれ、また奇妙な縁で結ばれ、また喧嘩し、といった複雑な関係の3人(男2人、女1人)を基点に描いたものです。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。
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