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中東 の記事

【リビア内戦】中国の被害はハウマッチ?5兆円の投資はどれだけ毀損したのか

2011年09月13日

2011年9月12日、中国はリビア・国民評議会による移行政権を承認した。国連安保理常任理事国の中で、最後に承認した国となった(中国外交部ウェブサイト)。

リビア内戦について中国は後手を踏み続けてきた。当初は「責任ある大国」然とした態度をとろうと、カダフィ政権批判の国連決議に賛成票を投じるという「サプライズ」を見せたものの、その後の飛行禁止区域設定、凍結されたカダフィ政権資金の国民評議会への譲渡などには遅れをとったほか、カダフィ政権側に兵器を売却した疑惑まで浮上している。
(関連記事:中国がリビア内戦でありえないぐらい失敗している件=カナダ紙のスクープと中国の弁明


Muammar al Gaddafi Mouammar Kadhafi Colonel Quaddafi painted portrait _DDC6346 / Abode of Chaos



■中国が「責任ある大国」を演じきれなかった2つの理由

13日付人民日報は「中国は適切な次期にリビア政策を調整=成熟かつ安定した外交的風格を見せた」という、「このタイミングが良かったの!」というフォロー記事を書いているが、さすがに無理筋。友好国だったカダフィ・リビアを失った後に誕生する新リビアが反中国に流れる可能性は否定できない。

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