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事故 の記事

【写真】熔解した鉄に飲み込まれ12人死亡=南京の製鉄所で惨事―江蘇省

2011年10月06日

2011年10月5日、江蘇省南京市にある南京鋼鉄旗下の製鉄所で、溶鉱炉から溶解した鉄が漏れ出す事故が起きた。6日午後時点で作業員12人が死亡、1人が負傷した。新華網が伝えた。

今年7月、南京市政府は汚染、エネルギー消費、温室効果ガスが多く、経営的にも非効率な企業173社に操業停止命令を下した。今回事故を起こした製鉄所も閉鎖を指示されており、現在、閉鎖のための準備作業が実施されていた。

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*画像は新京報の報道

政府庁舎を奇襲せよ?!農村で見つかった神秘のトンネル、その目的とは―吉林省

2011年10月05日

2011年9月28日、吉林省長春市楡樹市で、「謎のトンネル」が発見された。郊外の村から市街地に向けて掘られていたという。入り口がある村の村民ですら存在を知らなかった秘密のトンネルはいったい何の目的で作られていたのか。10月1日、東亜網が伝えた。

28日午後、楡樹市華昌街道新民村で水道工事が行われていた。ショベルカーを捜査していた楊さんは、地中になにか異物が埋まっているのに気がついた。地下6~7メートルの深さから発見されたのは鉄の板。剥がしてみると、下には木の支えがあり、そして神秘のトンネルが広がっていた。

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■王という男

トンネルは高さ1メートル、幅80センチ程度。中には電灯や送風設備まで備えられている。トンネルをたどっていくと、ある家の庭へと続いていた。3~4カ月前に王という男が借りたばかりだが、王はほとんど姿を見せることがなく、村人も顔を知らないという。

【鉱山事故まとめ】貴州省廃鉱落盤事故で1人死亡、黒竜江省出水事故で2人死亡―中国

2011年10月03日

中国で頻発する炭鉱事故、鉱山事故。たんたんとまとめていきます。

■黄水廃鉱落盤事故(1人死亡)

2011年10月1日未明、貴州省畢節地区
金沙県黄水廃鉱で落盤事故が発生した。同炭鉱はすでに廃棄され、採掘は行われていない。1日、雨が降るなか、坑道上部の地表を別の炭鉱の作業員が歩いていたところ、地面が倒壊。旧坑道へと飲み込まれた。救出活動の結果、1日朝に発見されたが、すでに死亡していた。

参照記事:
貴州商報、2011年10月3日


■七一炭鉱ガス爆発事故(7人死亡)

2011年9月29日、湖南省衡陽市常寧市の七一炭鉱でガス爆発事故が発生した。坑内には8人が取り残されたが、救出活動の結果、1人が救出された。7人死亡。

参照記事:
中広網、2011年9月30日


■下峪口炭鉱、炭層が動き作業員を飲み込む(3人死亡)

2011年9月29日、陝西省韓城市の下峪口炭鉱で、坑内の炭層が動き作業員3人を飲み込むという事故があった。炭層にかかっていた圧力が原因となって、こうした現象が生じたものと見られる。救出活動が実施され、3人は病院に運ばれたが全員が死亡した。

参照記事:
長城網、2011年10月1日


■天隆炭鉱出水事故(2人死亡)

2011年9月27日、黒竜江省双鴨山市の天隆炭鉱で出水事故が起きた。事故当時、28人が坑内で働いていたが、22人が脱出に成功。6人が取り残された。救出活動の結果、28日、4人が救出された。死者は2人。

参照記事:
正義網、2011年9月28日


lackawanna coal mine / peterp


【写真】大連郊外のレストランで爆発事故=お店数軒を吹き飛ばし1人死亡―遼寧省

2011年10月01日

2011年9月30日深夜、遼寧省大連市郊外で爆発事故が起きた。マンション「大有恬園」のレストランが爆発元となり、レストラン2軒、ビリヤード場1軒、美容院1軒が吹き飛ぶ事態に。凄まじい衝撃波で半径30メートルの住宅は窓ガラスや家具が破損し、街路樹も折れる騒ぎとなった。1人が死亡、多数の負傷者が出たもようだ。

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参照記事:
3大连大有大恬园一饭店深夜爆炸(365地産家居網、2011年10月1日、中国語)
中国大連のレストラン爆発 1人死亡、けが人多数(共同・MSN産経、2011年10月1日)
「One dead, many injured in NE China restaurant explosion」(XINHUANET、2011年10月1日、英語)

【上海地下鉄事故】日本の傲慢報道(?)に怒る環球時報読者=平常運転的炎上の図―政治学で読む中国

2011年09月30日

■上海鉄道事故の日本側の報道?■

環球網』に「日媒关注上海地铁追尾事故 称类似事故在日无法想象」(日本メディア、上海地下鉄衝突事故に注目=同様の事故は日本では考えられないと報道)という記事が掲載されています。

同記事が取り上げている日本メディア報道とは、『産経新聞』の「「日本では考えにくい」と驚く日本の鉄道関係者」です。産経新聞の記事は以下のとおりです。

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上海地下鉄追突】「日本では考えにくい」と驚く日本の鉄道関係者

産経新聞、2011年9月27日

高速鉄道の追突事故に続き、今度は地下鉄の追突事故。「日本では考えにくい」。中国からの一報を聞いた日本の鉄道関係者に驚きが広がった。

全9路線で総延長195キロを運行している東京メトロは平成10年までに全線で追突防止の“決め手”とされる自動列車制御装置(ATC)の導入を完了。自動列車停止装置(ATS)よりも進んだ保安装置だ。

前方に電車がいると自動的にブレーキがかかり、安全な車間距離を確保し追突を避ける。しかもATCが故障して運転速度を指示する信号が途絶えた場合にも、東京メトロの電車は緊急停止するようになっている。

日本のある鉄道関係者は「日本の地下鉄で同じような追突事故が起こった記憶はない」といい、「詳しい状況が分からないが、日本では考えにくい事故ではないか。保安装置は付いていなかったのか」と話した。

*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

【写真】上海地下鉄追突事故、原因は信号機の故障ではない=繰り返された人為的ミス

2011年09月27日

2011年9月27日、上海市地下鉄10号線で衝突事故が発生。乗客500人のうち260人以上が負傷した。主に財経網を参照した。

午後2時51分、豫園駅から老西門駅間で列車の追突事故が発生した。時速10キロ程度の減速運転だったことが不幸中の幸いとなり、死者は出なかっ た。しかし乗客500人のうち260人あまりが負傷。立ち乗りの乗客も多かったこともあって転倒した乗客が流血し、車内は血まみれの凄惨な状況となった。

事故の原因となったのは信号設備の故障と報道されているが、それ以上に人為的ミスの要素が大きかったと見られる。

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「死をもって反省した日本人は立派だ」中国高速鉄道事故とJR社長の自殺―翻訳者のつぶやき

2011年09月25日

■中国の市民に広がる無力感■

2011年9月21日、温州高速鉄道衝突事故、7月23日に起きたことから「七・二三」事故と呼ばれている事故の中間「報告書」を国務院が発表しました(22日付正義網)。

もともと調査チームは「9月半ばまでに調査結果報告を公表する」と発表していたのですが、9月15日を過ぎても調査報告は一向に発表される気配がなく、人々の不満も相当たまっていたと言えます。そのため、なにか動きを見せておく必要があったのでしょう。

9月21日の「報告書」では、真相究明につながる具体的なデータなどは何一つ発表されませんでした。真相究明のため、調査を重ねてきたこと、研究会や検討会を繰り返し開催してきたことなど、いわば報告書編集の遅れに関する「言い訳」という内容だったのです。


CRH3 at Beijing South train Station / olekvi


*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやきの許可を得て転載したものです。

交通事故被害者にとどめ、遺体をばらばらにして廃棄―浙江省

2011年09月23日

2011年9月18日、浙江省嘉興市で農業用オート三輪が自転車に乗った男性と衝突する交通事故が起きた。運転手は事故を隠そうと、男性を連れ去り殺害、死体をばらばらにして廃棄した。22日、今日早報が伝えた。

18日、甘興建さんが失踪した。甘さんが住む部屋から職場までは自転車でわずか10分の距離だったが、そのわずかな時間に悲劇が起きた。犯人はトラック運転手の易。18日朝、市場まで豚肉を運んでいる最中に、自転車に乗った甘さんとぶつかる事故を起こしてしまった。


Blue and Grey / Helga's Lobster Stew

*image

血だらけになりながらも、まだわずかに息をしている甘さんの姿を見て、易はよからぬ考えを抱いてしまった。

車に取り残された幼稚園児2人が熱中症で死亡=私立幼稚園で頻発する事故―中国

2011年09月15日

2011年9月13日、湖北省荊州市の紫荊花幼稚園で、スクールバスに取り残された幼児2人が熱中症で死亡した。15日、南方週末が伝えた。

13日朝、園児たちを乗せたスクールバスが紫荊花幼儿園に到着した。子どもたちを下ろす教師と運転手。だが、うっかりと園児2人を下ろし忘れてしまった。2人が発見されたのは8時間後のこと。31度を記録した暑い日差しを受けたバスの中は蒸し風呂に。まだ4歳にもならない小さな2人は発見時、すでに息をしていなかった。


DSC04917 / amanda_lu51


定員14人の渡し船に子ども90人が乗っていた?!超過積載船事故のナゾ―中国コラム

2011年09月12日

■当局がまたもや死者数を隠蔽か■

2011年9月9日、湖南省邵陽市邵陽県で客船の転覆、沈没事故が起きました。公式発表では事故のあった船には小中高の生徒を中心に50人が乗っていたとのこと。10日から12日まで学校が中秋節の休みになるため、学校側が船をチャーターして寮から実家に帰そうとしていた中での事件でした。
(関連記事:客船が沈没、11人が死亡=小さな渡し船に90人が載っていた?!死者数隠蔽疑惑が浮上―湖南省

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*この客船に子供90人が……?。



■怪しい公式発表

当初、事故原因は川砂採掘船のワイヤーに引っかかったためとされていましたが、メディアの追求を受け、公式発表も渋々ながら過積載が原因であることを臭わせつつあります。なお、死者数は12人にまで増えています。

公式発表50人に修正 邵陽市客船沈没事故(財新網、2011年9月10日 )
邵陽市客船沈没事故 死者12名の名前公表(財新網、2011年9月11日)

現場も混乱しているでしょうし、所詮は渡し舟程度のものなので乗客名簿などは作成していないでしょうから、数字に多少の増減があるのはいいのですが、最終的に上方修正された数字も怪しいようなのです。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

【写真】高層ビル建設現場で足場が崩落=20階部分から転落、12人死傷―陝西省

2011年09月11日

2011年9月10日午前8時半、陝西省西安市にある、建設中の30階建てビルから足場が落下する事故が起きた。

足場は20~23階部分のもの。現場には100人近い消防隊が駆けつけ、捜索犬を使った救助作業が行わされた。現場作業員7人が死亡、5人が入院治療を受けている。事故原因については現在、調査が続いている。

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客船が沈没、11人が死亡=小さな渡し船に90人が載っていた?!死者数隠蔽疑惑が浮上―湖南省

2011年09月11日

【転載】もしもタイタニック号が中国で沈んだら、我々は死亡者数を10人以内に抑えとく自信がある
Alexwangyang、2011年9月10日
*豪華客船タイタニック号の沈没では1500人以上が死亡した。

上記は、本サイトにも寄稿してくれているアレックスさんがツイッターで紹介した中国ネット民のブラックジョーク。今、中国では客船転覆事故の死者数隠し疑惑が話題となっている。11日付信息時報を主に参照した。

2011年9月9日午後、湖南省邵陽市邵陽県で客船の転覆、沈没事故が起きた。10日から12日まで祝日・中秋節(12日)の3連休となるため、学校が船をチャーターし、寮から実家に帰る小中高の生徒が多数乗っていた。事故原因だが、河岸に停泊していた川砂採掘船のワイヤーがからまり、転覆、沈没したと公式発表は伝えているが、現地住民は過積載が真の理由ではないか、と話している。

幅2メートル、長さ12メートル程度の小さな渡し船には、なんと90人以上もの乗客がいたという。屋根の上まで人でびっしり。「100人乗っても壊れない」でおなじみイナバ物置状態だったもようだ。

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*画像は鳳凰網の報道。引き上げられた子どもたちの遺体。

【写真】大型化学工場で火災=90万トンのエチレンが危機に―上海市

2011年09月09日

2011年9月8日午後10時54分、上海市金山区漕涇化工区の賽科化工有限公司で火災が発生した。炎上したのはエチレンタンクをつなぐパイプだった。9日、中国消防在線が伝えた。

化学工場での火災という緊急事態に、消防隊は必死の消火活動を展開。9日午前1時段階で火勢は弱まり、午前8時40分ごろに鎮火された。死傷者はなかったと見られる。

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【海底油田流出】「我々は君たちを騙した」発言は捏造か?悪者にされた米企業―政治学で読む中国

2011年09月04日

■海上油田油漏れ封鎖失敗■

今回の記事は7月1日に発表した「中国最大の海上油田で油漏れ事故発生」の続報となります。当時の報道ではたいしたことがないという雰囲気でしたが、2010年のメキシコ湾原油流出事故でもあれだけ苦労したのだから、そんなに簡単に解決するはずがないのではないかとの私見を述べさせていただきました。

あれから2カ月、案の定といいましょうか、いまだに解決できていません。事件をめぐっては、いろいろと興味深いやりとりがありましたのでご紹介します。

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人民網の報道。

*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

【写真】突然のトラップ!道路が沼に変わった―北京市

2011年08月23日

2011年8月22日、北京市通州区で道路が突然、沼に変わるトラップが発動した。23日、京華時報が伝えた。

22日午後2時半ごろ、1台のバスが通り過ぎたところから事件は起きた。「突然、タイヤが地面にめりこんだようでした」と運転手は話す。バスから降りて確認すると、タイヤが接触している地点には亀裂が生じ、車輪がめり込んでいる状況。マフラーがぴったり道路にくっつくほどだった。

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またバスから少し離れた道路にも亀裂が生じている。バスの「沈没」からほどなくして、それらの亀裂からはぶくぶくと泥が噴き出してきた。

高速鉄道埋め立てを指示した男=北戴河秘密会議が復活か―翻訳者のつぶやき

2011年08月22日

■北戴河で何が起きたのか■

高速鉄道事故があったからでしょうか・・・今年の中国共産党指導者の夏は例年とは違ったものになったようです。

例年7月の終わりから8月の上旬にかけて、共産党の政治局常務委員クラスの指導者は河北省の北戴河で静養をとることが慣例となっています。つまり毎年この期間、政治局常務委員クラスの動静が途切れるのが普通となっています。このことについては、当ブログの過去の記事でも何度も取り上げたと思います。
(関連記事:「
高速鉄道問題を徹底解明!!!と思いきや中国共産党トップは夏休みを満喫中―中国コラム」KINBRICKS NOW、2011年8月18日)

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周永康中央政法委書記新華網の報道。


■廃止された
北戴河会議

しかし、この期間「政治局常務委員の動静が完全に途切れる」わけではありません。江沢民政権以前は北戴河に集まり、今後の政策運営を極秘裏に決めていたこともあり、この期間政治局常務委員の動静はほとんどありませんでした。しかし胡錦濤政権になってから北戴河会議が廃止されます。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやきの許可を得て転載したものです。

中国鉄道部のトリプルA格付けは本物か?不透明な財務と先行きに懐疑論―翻訳者のつぶやき

2011年08月20日

■AAAに見合わない鉄道部の状況■

まさに「張子のトラ」といえるのでしょう……。鉄道部は18日、中国のインターバンク市場で総額150億元に達する90日物の超短期の融資券(CP=コマーシャルペーパー)を発行しました。

CPとは、鉄道部が国内で鉄道のインフラ投資を行う際に資金調達を行うために発行する超短期の債券です。つまり平たく言えば、鉄道部の「借金」ということになります。

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中国鉄道部公式ウェブサイト

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやきの許可を得て転載したものです。

高速鉄道問題を徹底解明!!!と思いきや中国共産党トップは夏休みを満喫中―中国コラム

2011年08月18日

■【温州列車追突】事故原因調査より党人事?

先月起きた高速鉄道事故の記者会見で、名言をいくつも生み出した王勇平報道官が、停職処分を受けたと報道がありました。

王勇平・鉄道部報道官が停職(人民日報、2011年8月16日)

「新華社英語版によると、鉄道部は8月16日、王勇平報道官を停職処分にしたと発表した」となっているものの、鉄道部サイトでは全く触れられていません。

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*王勇平鉄道部報道官。時代週報の報道。


しっかり国内メディアに転載されているのに、英語版や海外版がソース源という中国がたまにやる謎の迂回報道は気になりますが、まずは矢面に立って失言を繰り返した報道官を切るというトカゲの尻尾きりだと、はじめは思いました。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

【JARO】話題の記事「中国官製メディア、高速鉄道に知的所有権がないと認める」の問題点

2011年08月18日

わが高速鉄道に知的財産権はない 詐称を認める=共産党機関紙」というショッキングなタイトルの記事が、ヤフーニュース記事アクセスランキング(海外)の1位になっています(2011年8月18日午後3時現在)。

わが高速鉄道に知的財産権はない 詐称を認める=共産党機関紙
サーチナ、2011年8月17日
追突事故の発生以来、自主開発と主張する中国高速鉄道の知的財産権問題に対して常に疑問の声が上がっている。中国共産党の機関紙である人民日報のウェブサイト・人民網は15日、「わが国の高速鉄道には知的財産権を主張できる技術は存在しない」と認め、今後はより安全性を重視すると主張した。国際財経日報は同日、「政府メディアがはじめて詐称を認めた」と報じた。

(…)

人民網はエンジニアの発言を引用し、「数年すれば国外の設計を元に、中国でもボギー・モーター・変圧器などの生産や、国外の核心部品を使ったコンバーターや自動制御システムの組み立ては可能になるだろう。しかし、先頭車両の設計基準・原理・車体を広くすることのリスクの有無などは分からない。われわれにできるのは、塗料の塗り方や座席の素材の変更、室内装飾程度のことだ」だと報じた。
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*誤って出典元が人民網になっている網易の記事。


「高速鉄道は中国が知的所有権を持つ国産品」と豪語してきた中国がついに方向転換したのか!と関心ある人なら誰もが驚く内容ですが、実はこの記事は人民網のオリジナルではなく、政府批判的な報道もびしばし載せることで定評のある財新網(紙媒体では「新世紀週刊」)から転載しただけのものなのです。

失言連発の鉄道部報道官の「左遷」=入れ替わるように復活した張徳江副総理―翻訳者のつぶやき

2011年08月18日

■「いまさら張徳江副総理おでまし」のわけ■

「ちょっとあからさますぎ」ではないでしょうか。

新華社によると、8月15日、16日、高速鉄道既存路線および建設中路線に対する安全大検査に関する動員・任務配分会議を国務院は開催しました。席上、張徳江国務院副総理は、「高速鉄道の運営、建設、管理における手薄な部分や安全上の隠れた問題点を洗い出し、即時的にフィードバックし、改善を促さなければならない」との重要講話を発表しました。

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*現場で支持をする張徳江。東北新聞網の報道。


*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやきの許可を得て転載したものです。

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