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倒壊 の記事

「史上最強の違法建築」鉄筋の代わりに針金を使った高層マンション―中国

2012年09月13日

海南省三亜市の「史上最強の違法建築」が取り壊された。無認可で作られたという違法っぷりだけではなく、鉄筋の代わりに針金を使うという無法っぷりでも話題をかっさらっている。

農民と道士と危険家屋=民家が倒壊、10人死亡―中国

2011年11月16日

2011年11月14日、湖南省邵陽市新邵県で民家が倒壊し、22人が死傷する事故が起きた。16日、南方都市報が伝えた。

建設中の劇場が倒壊、1人死亡=工事中止命令を無視した無認可業者―広東省

2011年10月04日

2011年10月3日、広東省湛江市雷州市調風鎮圩区で建設中の劇場・南天戯楼で倒壊事故が起きた。建設作業員1人が死亡、7人が負傷した。4日、羊城晩報が伝えた。

写真を見てもどこが壊れたのかわかりづらいが、ショベルカーがある中庭のようになっている部分が全部倒壊したとのこと。ひものように垂れているのが鉄筋らしい。倒壊面積は100平米に及ぶ。

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*画像は羊城晩報の報道。

「倒壊してない!自分で壊したんだ!」マンション倒壊の噂に大手企業がスゴい言い訳―中国広東省

2011年07月02日

2011年6月30日、1枚の写真がマイクロブログで注目された。

それは大手不動産デベロッパー・碧桂園が広東省仏山市高明区で建設中のマンションの写真。複数棟のマンションの建設が進む中、端の1棟がばらばらに崩れている。どうみても倒壊したようにしか見えない。「えー、あの大手企業でもこんな欠陥マンション作るんだー、ひでー」との反応がネットに広がった。2011年6月30日、財経網が伝えた。

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高速道路インターチェンジ建設現場で橋体の倒壊事故、7人死亡―中国広東省

2011年05月29日

2011年5月26日、広東省韶関市の高速道路インターチェンジ建設現場で倒壊事故が起きた。高さ30メートル以上の地点から、長さ10数メートルの橋体が落下。計7人が死亡した。27日付羊城晩報28日付中国新聞網を参照した。

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【へにょん】マンションがへたり込むように倒壊=軟弱地盤でもアグレッシブな手抜き工事―中国広東省

2011年03月22日

2011年3月21日早朝、広東省珠海市南屏鎮広昌村で、建設中のマンションの倒壊事故が起きた。養殖池を埋め立てた後に建てたにも関わらず、わずか1メートルしか基礎を打ち込まないという「攻め」の姿勢で建てた違法建築だったが、完成まで持たなかったようだ。22日付南方網を参照した。

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*画像は国際在線の報道。他写真多数。

またまた不思議倒壊事故=立体交差橋が120メートルに渡り落下―中国・浙江省

2011年02月22日

2011年2月21日、浙江省紹興市上虞市の春暉立体交差橋で倒壊事故が発生した。120メートルに渡り橋が倒壊。トラック4台が転落、3人が負傷した。22日、東南早報が伝えた。

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*画像は東南早報の報道

事故原因については現在、専門家が調査を進めている。東南早報は「車が重すぎた?それともおから工程?」とのタイトルで記事を報じた(おから工程は手抜き工事の意)。

中国で“ありえない倒壊”が連続=その理由とは?

2009年08月10日

今回のエントリーですが、相次ぐ中国の「謎の倒壊」ネタについて。注目しているから目につくという部分もあるのでしょうが、それにしても不思議すぎる事件が連続しています。

6月27日に起きたのが本ブログでもとりあげた上海市の「マンションぽっきり倒壊」。根元からぽっきりマンションが折れた異様な光景は日本でもずいぶん話題となりました。

・マンションぽっきり倒壊
shanghai20090627

7月20日に起きたのは「ブロック崩し倒壊」。広西チワン族自治区柳州市の取り壊し予定だった3階建てマンションが倒壊したというもの。この倒壊理由が驚きで付近の農民が壁からレンガを引っこ抜いて盗んでいたら倒壊したそうで、そんな簡単にマンションって壊れるのと衝撃的な事件でした。上海市の「ぽっきり倒壊」では倒れてもビル本体は無事だったのと大きな違い、でしょうか?!

7月23日には「真っ二つ倒壊」。大雨と強風で高さ187メートルもあるテレビ塔がぽっきりと折れてしまったというもの。風速は20メートル超だったとのことでが、それで壊れるようならお話にならないと思うのですが。続報記事ではちゃんとした図面もなしに「現場で摸索」しながら作っていたという凄まじすぎるお話も。

・テレビ塔真っ二つ倒壊
 tower
 
7月25日には、四川省アバ・チベット族チャン族自治州汶川県で岩石崩落事故により橋が100メートルにわたり崩落する「ナイアガラ倒壊」。後で紹介するブログ読者の方のメールによると、「100メートルにもわたる崩落はありえない。切断面に鉄筋や鉄骨が見えない」と問題がある工事だったとのご指摘がありました。

・橋が100メートルにわたり崩落
qiao_sichuan

8月4日には河北省石家庄市で建設中の工場が落雷を受け倒壊、17人が死亡する大惨事となりました。落雷の力はすさまじいものではあるのでしょうが、避雷針はなかったのか、雷一発でばらばらになってしまう工場ってと驚かされました。

・落雷で工場が倒壊
gongchang_dalei

そして8月8日、今度は安徽省合肥市で建設中の地下道陥没事故が発生しました。同日朝、掘削したトンネルを鉄筋やコンクリートで覆う覆工作業のため支柱を取り外したところ、午後1時に陥没事故が発生するという恐ろしさ。なによりすごいのは「事故の処理も含め40日間で予定の作業を終了させる」と施工会社が明言しているところです。現地でも工事を急ぎすぎたのが事故原因ではないかとうわさされているようですが、10日付中安在線によると、市政府による事故原因調査は「建設場所が繁華街にあり、車の交通量が多い、地下のパイプが多い、上部の厚さがわずか5センチと浅い地点での工事だった」との困難な条件からミスが出たと結論づけており、工事を急いだのが原因ではないと結論づけています。

・道路が陥没
malu_anhui

なんでこんなに不思議な問題が続出するの、と誰もがツッコミを入れたくなるところですが、ブログを読んでくださった土木施工管理技師のYさんが上海のマンションぽっきり倒壊について解説してくださったのでそのメールを紹介させていただきます。

私は土木施工管理技師ですが、この上海の倒壊ビルの写真を見て,直感したのは、基礎杭の不良です、これに使用されたパイルには鉄筋が一切使われていないのは、日本ではありえないことです。ローソクみたいな杭を使ったのでは強度以前の問題です。このパイルで建築許可が出るのが中国のすごいところ。他の建築物も推して知るべし、上海のみならず、中国全土の高層ビルの大半は手抜き工事の百貨店。恐ろしい結末が待っています。

又、日本ではコンクリート打設後は強度が出るまでの28日間はその上の階のコンクリートは打設出来ませんが、中国ではそんなことはお構いナシでドンドン上へ上がっていく様には唖然とさせられます。更にコンクリートの質の面でもおそらく、日本では考えられ無いような低品質な配合率で使われていることでしょう。

先にも新築の橋の足場と支保工をはずしたと同時に構築物が崩壊したことがありましたが、さらっぴんのまだ未使用の橋が崩壊するなんて考えられないようなことが興るのが中国の不思議です。ニッポンにも悪徳業者はありますが、まだ救いがあるのでしょうか。鉄筋コンクリートの構造物は手を抜けばいくらでも抜ける、悪徳業者には美味しい仕事なんでしょう。

以上、引用させていただきました。非常に長文のメールをいただいたので、一部抜粋して紹介させていただきました。専門家の目から見ると、技術的な不足、劣悪な素材を使う悪徳業者など多くの問題が丸わかりだそうです。

これに付け加えるとするならば先月上海にいって感じたのですが、建設工事の急増があるのではないでしょうか。金融危機対策として中国政府は巨額の財政出動と超金融緩和を実施していますが、その金の多くがインフラ整備など建設事業に流れ込んでいます。特に来年万博を迎える上海市は地下鉄を作ったり道路を整備したりといたるところで工事をしていて凄まじいばかりのホコリが漂っていました。

公共事業自体は決して悪いことではないと思いますが、問題は技術と経験のある“まっとうな”業者の数は限られているでしょうから、問題のある工事が増えるということ。こうした背景を受け最近中国で話題となっているのが「GDPの質」論。例えば1億円かけて橋を造り品質が悪いので5000万円かけて撤去すれば、何も物は残っていないのにGDPは1億5000万円分増えているという数字のマジックを指します。

「8%成長死守」(中国語で保8)を至上命題とする中央政府の方針に疑問を投げかけるものですが、これを広東省トップの汪洋省委書記が言ったというのは問題が深刻なことを意味していると大mわれます。汪省委書記は官僚の人事考課の材料としてGDPを用いることはやめるべきとまで提言しています。

実はこうした問題はずいぶん前から認知はされており、胡錦濤国家主席の唱える「科学的発展観」(数字だけではない、調和の取れた成長を求める思想)はまさしく中国社会のゆがみを是正することを目指していたはずです。結局は失敗しましたが、「緑色GDP」(環境負荷を盛りこみ修正した、新たなGDPの指標)を作ろうとしてみたり、いろいろ取り組んではいました。

ただリーマンショックで事態は一変、あれやこれやはすべて後回しとなり、「8%成長死守」の大号令がかかってしまったという印象です。今は傷口からの出血を抑える、根本的な治療はその後で、という方針自体は間違ってはいないのかもしれませんが、「とりあえず」がいつまでも続けば、手抜き工事の建築をはじめさまざまな問題が大きな重しとして残ることになるでしょう。

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呼蘭河西大橋が崩落、8人死亡=老朽化と重量オーバーのトラックが原因―黒竜江省鉄力市

2009年06月30日

2009年6月30日未明、黒竜江省鉄力市の呼蘭河西大橋が崩落した。トラックなど自動車8台が川に落ち、4人が死亡した。 倒壊した呼蘭河西大橋は1973年から運用が開始された。当初は片側片側1車線の自動車用橋梁として建造されたが、1996年に片側2車線に拡張された。今回の事故では1973年建造部分が崩落している。

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呼蘭河西大橋は30年の耐用年数を超え老朽化が進んでいた。2006年には危険性が確認され翌年に改修工事が実施されている。李慶生(リー・チンション)副市長によると、連日の大雨による河川の増水と鋼材を過積載したトラックの重さとが崩落の原因と見られている。橋の重量制限は30トンだったが、過積載のトラックは少なくとも60トンの積み荷を運んでいたという。

*上記記事はレコードチャイナの許可を得て転載したものです。

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