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全人代 の記事

<全人代閉幕>温家宝記者会見は国内問題に終始=日本への哀悼の意も―翻訳者のつぶやき

2011年03月16日

全人代閉幕と記者会見

東日本大地震の影響ですっかり消えてしまった感のある中国の全人大の話題。その全人大ですが、14日に無事閉幕しました。同日の日本時間午前11時から温家宝総理による内外記者との会見が行われ、中央テレビや北京放送など数多くのメディアがその模様を実況中継しました。

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中国新聞週査網の報道。

今年の記者会見は例年になく長い時間開催されました。午前10時(日本時間)に始まり、終わったのが午後1時40分ごろでしたから、実に2時間40分ぐらい行われたことになります。

ただ、長い会見の割に外交問題に関する質問や応答は一切なく、私たちから見ると、正直言えば「拍子抜け」の感が否めません。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

「一党独裁堅持」「三権分立と私有化は導入しない」呉邦国発言の裏には何がある?―中国

2011年03月12日

2011年3月10日、呉邦国・全国人民代表大会(全人代)常務委員長は、「多党制による政権交代は導入しない」と明言した。

発言は全人代常務委員会活動報告の中でのもの。「中国での国情からみて、多党制による政権交代、指導思想の多元化、「三権分立」及び両院制、連邦制、私有化は実施しないことをここに重ねて表明する」と発言。この「5つのやらない論」は中国の歴史から得た結論だと強調している。

「共産党の一党支配及びそのイデオロギーを堅持する」という表明に驚きはないが、三権分立や私有化などほぼ一切の政治改革を否定する内容は、中国共産党内部の路線闘争をうかがわせるものとなった。


人民大会堂/Great Hall of the People/人民大會堂 / kanegen


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