任建宇さん。彼は政府に批判的な書き込みをリツイートしただけで、2年間の労働教育を科された。2012年9月4日、南方人物週刊が伝えた。

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政治風刺漫画の転載一発で、2年の労働教育を科された男がいる。2012年9月4日、人民網が伝えた。

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中国では昨年来、マイクロブログが大流行。警察や市政府など行政機関のアカウント開設も続き、市民の声を組み上げ対話する、「ネット政治」時代が到来したとも言われている。だが、その一方でマイクロブログが恐ろしい監視装置になっているという側面もある。

2011年6月5日、公益団体・公盟の創始者の1人であり、人権派弁護士として知られる許志永氏はマイクロブログでのつぶやきが原因で1年間の労働教育を科された男性の話をブログエントリーとして発表した。男性の息子が助けを求めて送ってきた手紙を紹介したものだ。


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今日、ご紹介するのはたった一言、ツイッターで5文字をつぶやいたことが理由で、1年間の労働教育を命じられた女性について。ITメディアがとりあげ、注目を集めているので、すでにご存知の方も多いかもしれません。

反日デモ参加者を風刺するツイートをRTした女性が、強制労働所送りを言い渡された。たった1つのツイートで政治犯となった初めての中国国民かもしれないという。
風刺ツイートをRTした中国の女性、強制労働命じられる - ITmedia News

2010年11月18日付BBC中国語サイトによると、女性の名前は程建萍さん。ネットでは、王訳というハンドルネームで知られている。問題となったツイートは10月17日のもの。程さんとそのフィアンセの華春琿さんは、四川省綿陽市の反日デモ映像をネットで見たところ、デモ参加者が道行く人のビデオカメラ、カメラを破壊したことに腹を立てた。まず華さんが

反日デモ、日本製品打ち壊しといった類は、もう郭泉たちがやっている。何も新しいことはない。今、一番すごいのはすぐに上海にいって、万博日本館をぶっ壊すことだろう。

＊郭泉は南京師範大学副教授。2003年より日本製品ボイコット運動を指導した。その後、元軍人幹部の権利擁護運動、四川大地震に対する批判を展開するなど体制批判を続けた。2008年に拘束され、翌2009年に国家政権転覆罪で懲役10年の刑を科された。

とツイート。王さんがこれに「憤青們，冲啊！（憤青たちよ、やっちゃえ！）」と5文字を書き加え、リツイートした（問題のツイート）。

＊追記
「2人のツイートにはどういう意図があったの？皮肉？」という質問をいただいたので注釈。過去記事「反日デモで俺のトヨタ車が壊された＝超ブラックなネット掲示板書き込み」でも似た状況がありましたが、国のために民が立ち上がった反日デモでは他人様のモノをぶっ壊しても罰せられないという「愛国無罪」（愛国的行為は罪とならない）モードなわけです。で、便乗してうさをはらしている奴に腹を立て、「上海万博をぶっ壊してみろ」（政府にたてついてみろ）とはやしたという解釈になるんじゃないか、と。

当局はこの一言を社会秩序を乱すものだと判断したという。

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