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土地収用 の記事

親孝行な結婚詐欺師と土地収用=妻と離婚した翌日に77歳元義母と結婚―中国

2012年08月17日

妻と離婚した翌日に、77歳の元「義理の母」と結婚した男がいるという。目的は「義理の母」の年金。ある意味、親孝行な詐欺犯の話を検察日報が伝えている。

地上げ屋が最新嫌がらせテクを発明!対ムスリム用のいや~な荒技―北京市

2011年10月31日

北京市の地上げ屋が最新嫌がらせテクを開発したようだ。2011年10月29日、博訊網が伝えた。

【動画】迫り来る木っ端役人の大軍に糞を投げる!「史上最強のご婦人」が話題に―中国

2011年10月01日

「史上最強の悍婦、糞を投げつけ土地収用部隊の大軍を食い止める」という動画が中国のネットで話題となっている。

海南省海口市で、「都市美観を整えるため」取り壊しが実施されている地域での話、とのこと。土地収用部隊の大軍が押し寄せるなか、肥を入れた桶を持って登場したのがその女性。長ひしゃくを使い、土地収用部隊に肥を投げつけまくる……という内容だ。

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床も壁もサソリがびっしり!地上げ屋さんの新戦術が炸裂―広東省

2011年07月25日

地上げ大国・中国の現状については、さんざっぱら本サイトでお伝えしてきたとおり。貴重な「地上げ屋さん」側の証言なんかも紹介している。
(記事「「お金を稼いで母さんを楽にしたかった」17歳の「地上げ屋」が告白―中国」参照)

暴力沙汰、さらには殺人事件に発展することも少なくないが、とはいえ大事件になって世間様の注目が集まってしまっては地上げ側もやりにくくなってしまう。というわけで、大声で騒ぐ、扉を針金で縛る、動物の死体や糞便を投げ込むといった嫌がらせが一般的だ。

さまざまな嫌がらせ手段があるが、広東省深圳市で新たな嫌がらせテクが開発されたもようだ。2011年7月20日、中国網が伝えた。


scorpion / kevinzim


「宇宙の目を騙せ」違法開発を怒られた地方政府、トンデモ大作戦でのごまかしを計画―中国

2011年07月21日

「上に政策あれば、下に対策あり」とは中国でよく使われる言葉。中央政府が規制策を導入しても、地方政府や企業、人民は「なるほど、この手があったか!」とビビらされる抜け道を思いつくのです。例えば……

ゴルフ場の新規建設は禁止 → ゴルフもできる自然公園を作ってみました。

レアアースの原料輸出は禁止 → じゃ、加工したレアアース合金を輸出します。いや、海外の人はバラして原料として使ってみるみたいですけど。

住宅ローンは1世帯1軒までしか認めない → 離婚すれば2世帯になるから2件目が買えるぜ、ヒャッハー。

とまあこんな感じ。で、今回明らかになった抜け道はよりストレートな荒技。「畑を潰して作った道路、人工衛星の調査でばれるとまずいから、上に土かぶせろ!作物植えろ!」というものです。2011年7月20日、新華網が伝えました。

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*画像は新華網の報道。

首を切られて殺された地方官僚=政府の「地上げ」に対する恨みか?―河北省邯鄲市

2011年07月12日

続報記事「【続報】密室殺人?!前途洋々のイケメン官僚が不可解な「自殺」」を公開しました。

2011年7月11日、河北省邯鄲市邯山区の張海忠区長がオフィス内で殺害されているのが発見された。刃物で首の大動脈と喉とが切り裂かれていたという。また誰かと争った後も残されている。土地収用を担当していたことから、立ち退き対象者の恨みをかって殺害された可能性もありそうだ。12日、南方日報が伝えた。


Harbin Scenes 哈爾濱景色 / Prince Roy

「子どもを返して欲しければ、その家をよこせ!」地上げ屋?いいえ、警察です―四川省綿陽市

2011年07月10日

英語の論文を読んでいると、たまに見るのが「Rashomon Effect」(羅生門効果)という言葉。黒澤明の映画「羅生門」から生まれた言葉で、一つの事件を複数の関係者が全く違うように語るという状況を意味します。

で、まさに羅生門効果という事件が中国でありましたのでご紹介。土地収用をめぐる問題で、住民は「警官が暴言吐いた!『息子を返してもらいたければ、自宅の引き渡し契約書にサインしろ』って言った!」と主張。これに対して警察は……というお話。



仮面ライダーワールド5 / sawamur


【中国怖い話】土地収用抗議の住民が官僚殺害=翌日、住民の妻が「不可解な死」―中国山西省

2011年06月26日

2011年6月23日、山西省朔州市で旧市街地の取り壊しに反対する住民が政府官僚を刃物で切りつける事件が起きた。1人が死亡、1人が重傷を負った。25日、新華網が伝えた。

刃傷沙汰というだけでも十分に恐ろしい話だが、この事件にはさらに不可解な、恐ろしい展開が待ち受けていた。


Old Guangzhou at Liwan District / kevinpoh

【動画】強制土地収用に抗議の焼身自殺=人が死ななきゃ家が守れない国―中国湖南省

2011年05月03日

2011年4月22日、湖南省株州市で、政府の土地強制収用に抗議していた男性が、焼身自殺する事件が起きた。一部始終を納めた動画がネットに出回り、波紋を呼んでいる。

亡くなったのは汪家正さん(58歳)。強制執行当日、自宅の屋根に登り、体をはって家を守っていた。しかし、当局側は汪さんを尻目に取り壊しを強行。ショベルカーが無慈悲に住宅を壊していく。意を決した汪さんは用意していたディーゼル油を頭からかぶった。その後、自ら火を着けたのか、それとも足をすべらした際に火が着いてしまったのかは不明だが、全身が炎に包まれ、屋根から転げ落ちた。病院で治療を受けたが、4月29日、死亡した。

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*画像は炎に包まれた汪さん。

中国官僚の本音を聞いてみよう!経済成長の秘訣は庶民の土地を巻き上げることにあり

2010年11月14日

本ブログでもさんざん話題にしている中国政府の土地強制収用問題。一般市民の怨嗟の声がこだましまくっているわけですが、中国の官僚はそれをどう受け止めているのか。よくわかる話があるのでご紹介。


鸟巢 / Chang'r

·*北京五輪メインスタジアム、通称「鳥の巣」。同スタジアムの用地取得でも強制収用が行われた。
最近話題となったのが江西省宜春市万載県の陳暁平(チェン・シャオピン)委書記の失言。中国社会科学院農村発展研究所の于建嶸(ユー・ジエンロン)教授が700人以上の公務員を集めた講演会で、一般市民住宅の取り壊しをなるべく避けるよう訴えたところ、陳委書記は「もし取り壊しをしなかったら、君たち知識人はどうやって飯を食べていくんだね」と発言した。


于教授はこの発言をネットで公開したところ、たちまち話題となった。さらに「北京に正常ではない陳情を行う者には、1回目は訓告と罰金、2回目は勾留、3回目は労働教育だ」との、陳委書記のある会議での発言も暴露され、大変な騒ぎとなった。

絶大な権力を誇る中国悪徳官僚、でもインターネットが怖い―台湾紙(レコードチャイナ、2010年11月14日)

中国7億人の農民が怯える「新農村建設」=中国各地で農民暴動が頻発する背景とは―中国

2010年11月03日

近年、中国では強制土地収用に対する農民の抗議運動が活発化している。本ブログでも「【動画】土地収用に抗議の焼身自殺か=警官隊に囲まれる中、自らの体に火を着けた……―中国・黒竜江省」など、多くの紹介記事を発表してきた。2日付新京報が、農村での抗議活動活発化の背景について報じているので、日本人読者に必要な情報を適宜補った上でご紹介する。


SV100731 / shizhao


中国各地で、農村での土地収用の動きが広がっている。河北省廊坊市では、2006年に省生態文明村として表彰された董家務村は今や廃虚に変わった。まだ新しい住宅が次々とショベルカーで壊されている。開通したばかりの舗装道路も取り壊された。

<続報>「城攻め」喰らった立ち退き拒否住民、ネットパワーで当局に勝利か―中国・雲南省

2010年11月01日

10月30日付「立ち退き拒否住民宅を「城攻め」=周囲の整地強行、窓に残る弾痕―雲南省昆明市」の続報です。

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查看大图
*地図。ピンが立っているのが李家堆。そのすぐ北側が趙家堆。整地される前の写真と思われるが、住宅地が立ち並ぶ地域。事実上は農村ではないが行政的には農村扱いの「城中村」となっていた。

11月1日付鳳凰網の記事が状況を整理していますので、まずその紹介を。

10月31日、趙家堆村はもはや村の姿をとどめていなかった。もともと数百戸あった住宅は取り壊され更地に。その周囲は高さ2メートルもの壁が張り巡らされている。残るのは2棟の住宅だけ。その一人、趙興(過去記事では「趙進」(仮名)だった人)さんは妻と83歳になる母親と3人で過ごしている。

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*83歳の趙さんの母親。深い溝を超えられず、外出できなくなってしまった。

2009年末に趙家堆の取り壊しに関する公告を見た時、趙さんは大変喜んだという。「城中村」(市部に組み込まれた農村区画)の暮らしは不便と感じていたためで、補償金額にさえ合意できればいいと考えていた。しかし結局合意することはできず、「釘子戸」(立ち退き拒否戸、釘で打ちつけられたように動かない住民の意)となった。

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10月14日以前も水や電気が断たれたりの嫌がらせはあった。しかし、14日以後の嫌がらせはとても許せないものだった。14日早朝、レンガを投げつけられ、窓ガラスを割られた。門は針金で縛られ開けられないようになっており、さらに門の上には大便が捨てられていた。

【動画】土地収用に抗議の焼身自殺か=警官隊に囲まれる中、自らの体に火を着けた……―中国・黒竜江省

2010年11月01日

2010年10月30日、黒竜江省密山市で、強制土地収用に抵抗した崔徳喜さん(56歳)が自らの体に火を放つ事故が起きた。

屋根に上った崔さんは、周りを取り囲む強制取り壊し部隊に取り壊しを強行するならば焼身自殺するぞと威嚇していたものと思われる。そして本当に火を着ける大惨事にいたった。老人は命を取り留めたものの、両手と顔に重傷を負った。

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*網易の写真報道

老人が体に火をつける衝撃の映像は動画共有サイトに公開され、1日で40万アクセスを集めるなど、大きな反響を呼んだ。周りを取り囲む当局関係者が全く助けるそぶりを見せていないことも非難の対象となった。

立ち退き拒否住民宅を「城攻め」=周囲の整地強行、窓に残る弾痕―雲南省昆明市

2010年10月30日

2010年10月29日、雲南網は記事「昆明立ち退き拒否戸、『城攻め』されていると明かす=窓に残る弾痕」を掲載した。以下はその抄訳。

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昆明市趙家堆に済む趙進(仮名)一家は、10月25日以来、外出するたびに家の周りに掘られた深さ2メートル、幅5メートルの掘りを超えなければならなくなった。都市再開発による立ち退きを迫られる中、政府と補償金額で折り合わず、趙一家が立ち退かないまま、整地工事が始まった。

政治改革・経済改革の必要性を示す記念碑に=白虎頭村の土地強制収用反対運動―広西チワン族自治区北海市<3>

2010年10月14日

最後になぜ北海市政府がこれほどまでに強引な手段を使っているのかについて触れておこう。12日付南方都市報は、北海市の強引な土地収用は白虎村に限られるものではなく、各地で繰り広げられていることを明かしている。その強引な手法が違法であると裁判所が判決を下したこともあったが、無視しているという。

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* 写真は強制取り壊しに抵抗する白虎頭村の住民。となりにはガスボンベを置き、いつでも自爆できるようにしている。死に装束をまとっての一服。

北海市政府は2020年まで市街地人口を100~120万人、面積を140平方キロメートルに拡大するとの計画を立てている。現在の市街地人口は58万人、面積は71平方キロメートル。大規模な土地収用と再開発を推進している。

住民運動の勝利には前例があった=白虎頭村の土地強制収用反対運動―広西チワン族自治区北海市<2>

2010年10月13日

ネット世論が地方政府の決定をくつがえした前例はわずかとはいえ存在する。2007年、湖北省武漢市では「史上最強の釘子戸」(釘子戸とは、まるで釘で打ちつけられたかのように立ち退きを断固拒否する住民のこと)と呼ばれる事件が起きた。周りを掘り下げられ、まるで塔のようになった敷地。ある種、ユーモラスにも見える事件は中国ばかりか、世界中の注目を集めた。最終的に住民は巨額の補償金を手にしている。

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* 写真は強制取り壊しに抵抗する白虎頭村の住民。となりにはガスボンベを置き、いつでも自爆できるようにしている。死に装束をまとっての一服。

同じく2007年には「アモイPX事件」があった。アモイ市が台湾のパラキシレン工場を誘致しようとしたところ、住民の反対運動に遭いついに建設地を変更したというもの。反対デモを行えば違法行為として処罰されてしまうため、反対派住民たちは「たまたま同時に」市庁舎前を散歩するという方式で、市政府に圧力を加えた。上海市のリニアモーターカー延伸計画も住民の反対運動の前に建設は遅れている。

ネットを駆使して戦う人々=白虎頭村の土地強制収用反対運動―広西チワン族自治区北海市<1>

2010年10月13日

2010年10月8日午後5時(中国時間)、ノーベル平和賞選考委員会は、中国の民主活動家・劉暁波氏の受賞を発表した。中国政府のネット検閲をくぐりぬけ、受賞を知った中国人ネットユーザーは歓喜に湧いた。そのニュースにある種、かき消された格好となったが、同日にはもう一つ、中国ネットユーザーの注目を集めた事件があった。白虎頭村の強制土地収用である。

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* 写真は強制取り壊しに抵抗する白虎頭村の住民。となりにはガスボンベを置き、いつでも自爆できるようにしている。死に装束をまとっての一服。


同村は広西チワン族自治区北海市銀海区銀灘鎮に位置する。リゾートとして有名な北海銀灘旅行レジャー区に隣接しており、村民たちは漁業のほかに水着の販売やレンタルシャワーなどビーチ関連の商売を手がけ、豊かな生活を送っていた。

「武装警官が突入してきた」土地強制収用の生々しいツイッター中継=蹂躙された人々の悲痛な叫び―広西チワン族自治区北海市

2010年10月07日

今日(7日)の昼間ぐらいからでしょうか。中国語ツイッターでは「白虎頭村」に関するツイートがすごい勢いで流れ出しました。広西チワン族自治区北海市銀海区に属する村ですが、土地収用をめぐって地方政府との対立が続いてきました。

で、当局は本日中に武装警官の突入、立ち退きを拒否する村民の排除、家の取り壊しを決行する予定とのこと。現地から発せられている実況のつぶやきがすごい勢いでリツイートされています。政府批判や興味本位でのつぶやきだけではなく、事件が広く知られることでひょっとしたら違法な土地収用をストップできるかもしれないという切迫した願いが感じられるつぶやきが多数あります。


Beijing 2008 Olympics Readiness
Gathering - Beijing Police ChongWen
Station / Beijing Patrol

※イメージ。


「日本人にもこうした事情を知ってもらいたい」とがんばっていた中国ツイ民が天萌星さん。中国在住の高校生さんだそうです。一部発言をTogetterにまとめました一度まとめたTogetterに後からツイートを追加するってできるんでしょうか?完全版にしたいけど、やりかたがわからない……どうにか分かりました!盲点やったで……)が、がんばっている姿にはもはや敬服するばかり。「私も何も出来ないと思ったけど、今日の件でちょっと見直したの(私は何もできないと思ってきたけど、今日の件でちょっと考え直したの:Chinanews注)」という発言は胸にぐっと来るものがありました。

「邪悪と手を携えての発展」を全面的に実現する?!くすりと笑える政治ジョークと超ブラックな背景

2010年08月20日

ロシアにある「赤の広場」で、男が「スターリンは馬鹿だ」と叫びながら走り回っていた。 当然男は逮捕され、裁判の結果懲役25年が言い渡された。

刑期のうち5年は侮辱罪、残りの20年は国家機密漏洩罪であった。
こんな感じの政治ジョークが大好きです。そして中国にもなかなか秀逸なネタが多いんです。中国人の友達から聞いて爆笑したネタがこれ。
高速道路には多くの標語や交通標識がある。子細に読むと、なかなか奧が深い。

まずたどりついたのは、ある立体交差橋。上には「鄧小平理論の偉大な旗を高く掲げよ」との標語。脇には「高さ4メートルまで」の交通標識。

しばらく進むと、道ばたに「社会主義の歩みに遅れるな」との標語。そのすぐ後ろの交通標識は「距離を保つこと」と書かれていた。

さらに前に進むとまた標語がある。「社会主義建設の足取りを加速せよ」。そしてまた交通標識。「時速100キロまで」。

そしてまた進んでいくと、「社会主義の道を堅持せよ」との標語。その後ろにあった交通標識は「この道は行き止まり。迂回せよ」だった。

高速公路標語(高速道路の標語)
なかなかよくできていると思いませんか?今回、ご紹介するネタも結構な出来です(2010年8月19日付中国江西網より)。

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