県の共産党書記が一番ヤバい！？中国で誰が、どこが一番「腐敗」しているのか？

「中国では官僚の汚職がすごい！」という話は山ほどあるでしょう。ですが、「誰が一番腐敗しているのか？どのレベルの官僚が一番ヤバいのか？」というのはまだ新鮮味のある話です。中国地方行政に対する個人的な関心からも興味をそそられるところ。今回はこのテーマについて考えたいと思います。


乡下大排档 / llee_wu

＊当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

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「中国経済の爆弾」としてリスクを指摘されてきた地方政府融資プラットフォーム。中国人民銀行が先日発表した報告書では、その総額は14兆元（約175兆円）超と従来の推定をはるかに越える規模に達している可能性が明らかにされた。2011年6月3日付経済観察網を参照した。


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地方にも権力闘争か

新華社から４月１１日、奇妙な速報が出ました。「中央紀律検査委、中央組織部の報告に基づき、改選時の規律に違反したため、山西省太原市の前市長である『張某』は太原市党委副書記、市長の職務を解かれるとともに、党内での厳重警告処分を受けた」と報じたのです。


＊今回免職された張兵生前太原市長

しかし新華社は３月３０日の記事ですでに、「２９日閉幕の第１２期太原市人代第６回会議の席上、廉毅敏氏が太原市長に選出された」と報じており、時系列的に「何かあったな」と思わせる記事になっています。仮にも省都である太原市の市長を務めていた人物に、犯罪者の名前を公表する際に使われる「●某（なにがし）」を当てること自体異様であることは、誰の目からも分かるのではないでしょうか。

＊当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

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