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地溝油 の記事

残飯から抗生物質作ってました!大手企業の下水油使用が発覚―中国

2012年09月02日

中国の大手製薬企業グループが「地溝油」(下水油)を使って、抗生物質原料を製造していたことが判明。話題となっている。

「下水油」撲滅に本気、一大プロジェクトが始動―北京市

2010年08月13日

悪名高い中国の「地溝油」(下水油)。それでも庶民の味も知りたいと、屋台や小汚いお店にチャレンジする外国人旅行客は少なくないようだ。一方、中国人はというと、そうしたお店を避ける人も少なくない。食べるとしても、それなりに安心できるなじみのお店を選ぶという自衛手段をとるケースが多い。


Water pollution from dairy operation / eutrophication&hypoxia
Pollution / Steve Snodgrass
※イメージ画像です。

(地溝油とは不正に生産された劣悪な油の総称。以下、3種類に分類できる。(1)狭義の地溝油。すなわち下水道に浮かんでいる浮遊物やホテル、レストランの残飯を加工し、製造した油(2)品質の悪い豚肉、ブタの内臓、ブタ皮から製造された油(3)揚げ物用の油として何回も使った後に新しい油と混ぜて使われる物)。

「廃油」は西へ向かう=貧乏人が「下水油」を食べさせられる中国のエコシステム

2010年08月09日

最近、中国では北京ダック製造過程で出る「廃油」の再利用が話題となっている。日本でも「屋台の食事にご用心!毎月500キロの発がん性「廃油」が市民の胃袋に―江蘇省宿遷市」(2010年8月8日付レコードチャイナ)という記事が話題を集めた。中国のニュースサイトを見ると、「寧波の北京ダック店は『鴨油』販売を継続=政府機関は禁止を法制化するべきだ」(8月9日付人民網)などという記事もあり、まだ鴨油(北京ダックをあぶった際にしたたり落ちる油)バッシングは続いているようだ。

200511_009

だが、突然の「鴨油」バッシングには正直、驚いた。そもそも北京ダックに使う鴨の油は最高の食材だったはず。一部の北京ダック店では、「鴨油焼餅」(焼餅は小麦粉を発酵させ薄くのばし、油を塗って焼いたもの)という料理を出していたほどだ。どうやら高温で加熱された鴨油はベンゾピレンなどの発がん性物質を含む、ゴミなどが混入する危険が多いというのがバッシングの理由らしい。確かに健康にはよくないのかもしれないが、今までおいしく食べていたものをいきなり「廃油」(原文では「ゴミ油」)呼ばわりはひどいのではないか。
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