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報道 の記事

読者を惑わすダメ記事が増えた=どこか「おかしい」日本の中国報道(山谷)

2011年11月09日

■特にここ1年で感じる中国記事への危機感について■

*当記事はブログ「チャイナプラスワンIT事情」の許可を得て転載したものです。

反日論文の作り方=ネットに転がるトンデモ論点をかき集めるだけで完成(凜)

2011年10月19日

■南シナ海に対する日本の陰謀とネトウヨ■

ニュースサイト『鳳凰網』旗下のネット掲示板「鳳凰論壇」に、天堂大補丁さんによる投稿「日本介入中国南海暗藏四大阴谋」(日本の南シナ海介入、隠された4つの陰謀)が掲載されました。

典型的な「ネトウヨ」(ネット右翼、中国では左翼というべきかもしれませんが)的主張ですが、こういう意見があると知ることも必要かもしれないと思ったのでご紹介します。


South China Sea / huneycuttaddison



■日本の4大陰謀

さて、投稿では日本による南シナ海介入には4つの狙いがあると指摘しています。


1:尖閣諸島(釣魚島)

尖閣諸島に対する中国の行動(調査船の派遣など)に対して日本は抗議している。しかし、通常の話し合いとなれば、日本に理はないので南シナ海問題と絡めることで有利に運ぼうとしている。東シナ海問題と南シナ海問題、中国が個々に解決しようとするのを妨害している。


2:レアメタル

日本は中国から大量のレアアースを購入している。その多くは備蓄されており、50年分の在庫を抱えている。一方、中国に残された埋蔵量は20年分しかない。さらに南シナ海の資源を中国から奪うことで、中国の生産能力に打撃を与えようとしている。

*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきも」の許可を得て転載したものです。

写真で見る、中国人が海外で遭遇した悲惨な出来事―中国(凜)

2011年10月16日

■海外で被害に遭う中国人■

中国新聞網』に「伤不起!图说华人在境外悲惨遭遇」(ヒットポイントはもうゼロよ!写真で見る、中国人が海外で遭遇した悲惨な出来事)という記事がありました。中国人が犠牲になった海外の事件を5件取り上げています。

海外にでかける人の数が増えれば、事故や犯罪に巻きこまれる事例が増えるのは当然のこと。その点では日本も中国も変わりませんが、わざわざ政治的な意味合いで読み解くのが中国メディアならではといったところでしょうか。


1:タイ

今年10月、メコン川タイ流域で、中国人船員13人を乗せた輸送船2隻が武装勢力の襲撃を受けました。13人全員が死亡する大惨事となりました。
(関連記事:「中国人13人を殺したのは誰か?タイ軍は河賊Nar Khamの仕業と指摘―タイ 」2011年10月12日)


20111015_incident5


2:日本

これが2番目の事件かとびっくりしました。昨年の尖閣諸島沖中国漁船衝突事故ではなく、その後に田母神俊雄氏らを中心とするデモが実施されました。その時、デモ隊の前に立ちふさがった中国人旅行者が警察に連行されたという一件です。2番目に持ってくるあたりがさすが中国官制メディアといったところでしょうか。

*2011年10月17日追記
コメント及びツイッターでご指摘いただきましたが、写真の人物は日本人の活動家とのこと。中国メディアではまだ「勇気ある中国人旅行者の行動」として認知されているようです。私も存じ上げなかったので、あまり人のことを言えませんが(Chinanews)。

20111015_incident1

*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきも」の許可を得て転載したものです。

【反韓流デモ】「残酷な日本ドラマは心温まる韓国ドラマに勝てない」中国国有テレビが珍解説―翻訳者のつぶやき

2011年08月25日

■反韓流デモに対する中国の反応■

21日にもフジテレビ前で行われた反韓流デモ。7日に実施された最初の反韓流デモについては、環球時報や中国新聞社など限られたメディアしか報じていませんでした。

しかし21日のデモについては、人民日報や環球時報、新浪などの大手メディアでも取り上げたばかりか、中国国営通信社の新華社(電子版)まで取り上げています。決して大きな扱いではないとはいえ、日本の反韓流現象に対して中国メディアが注目し始めている印象を受けています。


Fuji TV / EO Kenny


*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやきの許可を得て転載したものです。

「マイクロブログはデマ発生器」と官制メディアが批判=新たなネット規制導入の予感―中国コラム

2011年08月04日

当局が微博に警戒している

先月29日に中央宣伝部が列車追突事故の報道を禁止する命令を下しました。香港記者協会が撤回を要求する声明を出しており、微博で噂された禁令が実際のもので、香港紙にも命令が出ていた事もわかりました。この禁令に対し、多くの地方紙が一面に追悼記事を持ってくるなど、公然と反旗を翻しています。

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*クリックで拡大。

これほど多くの新聞が、鮮やかに宣伝部の命令に反発した例はちょっと記憶にありません。30日以降、『南方都市報』、『新京報』などを除き、新華社、人民日報などの官製メディアまで一斉に沈黙の時期に入りました。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

【鉄道追突】「置き去りにされた国民」政府批判報道のTVプロデューサー解任―翻訳者のつぶやき

2011年08月01日

メディアの怒り

23日に温州市で発生した高速鉄道事故以降、私は中国中央テレビや北京放送をはじめ、政府の隠蔽体質を糾弾するメディアの「怒り」というものを深く感じてきました。人命を無視したこのよう理不尽な行為に、声を上げたくなるのも分かります。

しかしこのような動きがあるにもかかわらず、中国政府・共産党は温家宝総理を現地で派遣して「耳障りのいい」言葉を話させる一方、メディアの報道規制を開始するという「硬軟」おりまぜたやり方を使用しています。

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*CCTVニュース番組『24小時』。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

【鉄道追突】政府の報道規制に反抗するメディア=各紙一面に見る怒りと覚悟―中国コラム

2011年08月01日

中国メディアがついにキレた

昨日の夜にいつもの中国メディア巡回をしていたら、新華社、人民日報はもちろん、ポータルサイトなどの巡回ルートのほとんどから温州列車追突事故の報道が一気に無くなっていることに気付きました。

先に「ハートフルな報道強化」を打ち出して失敗した宣伝部が、初七日を迎える30日を前に本気で事故報道の抑制にかかったらしく、禁令が出たのが29日午後。30日分も用意していたメディアは事故関連の紙面を直前差し替えるハメに。『21世紀経済報道』、『中国経営報』、『新京報』(北京)、『銭江晩報』(浙江)、『華商報』(西安)などが被害に遭っています。
(関連記事:「【鉄道追突】報道規制に反抗した民間メディア=日本人が知らない報道の多様性―北京で考えたこと 」KINBRICKS NOW、2011年7月30日)

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*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

【高速鉄道追突事故】空気を読まないメディアは追い出せ=中国政府がニュース検閲を強化―中国コラム

2011年07月27日

【温州列車衝突】宣伝部とネット民と新聞

23日夜に、浙江省温州で起きた高速鉄道の事故の翌日24日、人民日報が一面はおろか紙面で全く事故の第一報を伝えなかったことは前回ご紹介しました。

事故は前日の午後8時半ごろであり、翌日の新聞に間に合わないはずはないのですが、どう報じるか決めかねていたのでしょうか。ネットでも22日にノルウェーで起きた爆破・乱射事件に重きを置く報道でした。

国内で起きた爆発事故を報じず、インド辺りの列車事故を大々的に報じたりするのは日常茶飯事だったりします。また、賠償金の額が色々と飛び交うのも、日本とは異なる点です。

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*事故により株価が下がったことを伝える風刺漫画。南方都市報の報道。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

【東北関東大震災】変化した中国メディアの震災報道=賞賛から批判にシフト―翻訳者のつぶやき

2011年03月26日

テレビの震災報道の変化と救援隊隊長の不満

震災発生直後から大きな時間をさいて今回の東日本大地震を報道してきた中国のマスコミ。ここにきて報道の時間も質も大きく変化しています。

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捜狐新聞の報道。

東日本大地震発生当初から約数日間は、中国でも地震の悲惨さやそれに立ち向かう日本人の強靭な心に焦点を当てた報道が多く、どちらかというと日本人に対してとても同情的だったといえます。震災後にかかわらず、首都圏の人たちが略奪もせずに秩序良く帰宅した、という事実が中国国内のマスコミを通じて伝えられたことはその象徴的な1つでしょう。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

どうせ毎年同じだからいいじゃん!「人民日報」が昨年度の記事をコピペ―中国コラム

2011年03月24日

コピペする人民日報

RFAをチラ読みしてたら、人民日報がコピペしてると指摘していたのでフォロー。

『人民日報』が去年の一面を使いまわし(2011/3/23 RFA中国語版)
   
毎年3月になると、全人代と全国政協の2つの会議を北京で開催し、両会と総称されています。旧正月が開けると、すぐ両会の話題が人民日報をにぎわします。

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*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

「無免許少女の母親、被害者葬儀で懺悔=高速9人死亡事故」「総選挙は6月か11月=副首相、会見で発言」―タイ・ニュース

2011年01月04日

加害少女の代わりに母が葬儀場を訪れ謝罪

1月2日のニュースはまず、今年の国王様の年始のお言葉の話題から。タイでは毎年国王様のお言葉があり、その言葉を胸に特に公務員の方々が仕事に励むのですが、ここ数年あったりなかったりと....。

今年は昨年の大晦日にそのお言葉があり、今年は「国の繁栄のためには、国民それぞれがお互いを思いやる心を持つ事が大事であり、平和を達成するには誠実さが大切だ」と語られました。

この言葉が何を物語っておられるかは想像に難しくない所ですが、今年は総選挙もありますし、結果次第では、再びクーデターが起きる可能性も。この国王様のお言葉を胸に今年が和解の年になる事を祈りたいですね。

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Thai Postの報道。

*当記事は2011年1月2日付ブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

中国大手メディアの不思議報道=6年前の日本「女体盛り」記事を今さら転載

2010年07月23日

2010年7月21日、中国大手メディア・中国新聞網は、日本華字紙からの転載記事「華人の物語:中国人女性、日本で『女体盛り』の仕事をした屈辱の経験」を掲載した。中国のネット掲示板では日本人のエロさを叩く声が盛り上がっているようだが、記事の経緯には不可思議な点がある。

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その筋書きは以下のとおり。北海道の芸術大学に留学した中国人女性・王娜(ワン・ナー)さん、大学には合格したものの学費がなくて困っていたところ、母のいとこの知り合いから「実は友人がレストランを開いたんだ。今、女体盛りのためのきれいな女性を捜している。(王さんのいとこの)安子さんは条件にぴったりだ」と話があり、王さんも一緒に「女体盛り」のアルバイトを始めた。スタイルの良さや処女であることが条件だったという。長時間動かないでいるための訓練などを受けた後、仕事を始めたが、客は、裸で横たわる王さんの体を無遠慮に批評するなど屈辱の体験だったという。

中国新聞網の記事はブログやネット掲示板に転載され、注目を集めた。日本人を批判する声だけではなく、王さんを「民族の恥」と批判する人もいるようだ。
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