中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年12月17日
「香港の謎の投資家が森林を買収」「『森林投資』は金のなる木と呼ばれ、グローバル資本が狙っている」「中国では高級木造一軒家が人気。木材需要が高まっている」「水源を守る公共性の高い森林、外資の乱伐を許して良いのか」「二酸化炭素排出量取引を見越した森林需要の高まりが」と煽りまくり。
日本の森林が買われていく
この夏、北海道倶知安町の山林が香港企業によって密かに買収されていたことが判明。買収劇の周辺取材を進めると、日本の森林が外国資本の投資マネーの受け皿となっている状況がが明らかになってきた。さ らに、日本では林業不振から山を手放したいという地主が増え、中国の投資家に山林を売り込むグループまで登場した。その一方で、日本では、土地の所有権が 極端に強いため、外国人による森林の乱伐や水源の枯渇を食い止める有効な手段がなく、国が進める森林再生事業も進まないという問題もある。山林買収騒動を 通して森林行政のあり方を考える。