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小説 の記事

日本有名作家の推薦文を捏造か=推理小説史『謀殺的魅影』問題について―北京文芸日記

2011年07月22日

『謀殺的魅影』に差す黒い影

前回の記事「中国の推理小説がダメな3つの理由=島田荘司絶賛の推理小説史『謀殺的魅影』―北京文芸日記」では、80年代生まれの若手編集者・褚盟氏の著書『謀殺的魅影』を紹介しました。そのレビューでは、中国ミステリ業界が現在置かれている状況、日本や欧米から見て中国がどの程度遅れているのかという現在の位置、そしてこの現状を危惧する人間が存在することを、多少なりともお伝えできたのではと思います。

記事を「KINBRICKS NOW」に転載してもらったことにより、より多くの方々の眼に触れることとなりました。普段ならこれで終わってしまうのですが、この記事がtwitter で広がったことにより思いがけない人物の目に留まることになります。以下は道尾秀介氏のtwitterでの発言です。

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*当記事はブログ「トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く」の許可を得て転載したものです。

ツッコミのテンポで読ませる妖怪ライトノベル『耳食者』は日本のあのマンガをモチーフにしていた―北京文芸日記

2011年06月07日

『耳食者』

今回は中国本土作家によるライトノベル『耳食者』(著:王雨辰、挿絵:KAN)
をご紹介します。「耳食」とは
、「人の言うことを真に受ける、人の話を鵜呑みにする」(小学館、中日辞典から)という意味です。

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卓越アマゾンへのリンク。

*当記事はブログ「トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く」の許可を得て転載したものです。

『涼宮ハルヒの驚愕』、中国でも同時発売=限定Tシャツ求め長蛇の列―中国オタ事情

2011年06月04日

「涼宮ハルヒの驚愕」中国でも行列やkonozamaが発生した模様

先日世界同時発売された「涼宮ハルヒの驚愕」ですが、中国本土も同時発売の範囲に含まれていたことから、中国オタク的にもなんだかんだで盛り上がったようです。

涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)
谷川 流
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-05-25)
売り上げランキング: 6

今回の発売を記念して、広州、上海、北京、ハルビンの書店や中国のamazonなどでは限定記念Tシャツを先着で配布するなどのイベントもあり、イベントを行った書店では発売を待つ行列ができるといった現象も起こっていたようです。

*当記事は5月27日付ブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の許可を得て転載したものです。

中国ミステリを読んだら『20世紀少年』ぽかった件、ラストの残念感までも……―北京文芸日記

2011年05月31日

双子・悪童 海上殺人事件  著:李遥策

本作は文芸誌『萌芽』で連載された長編推理小説。子供時代の約束を果たそうと田舎に帰った主人公たちが、復讐劇に巻き込まれるというサスペンス色の強い作品だ。

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*当記事はブログ「トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く」の許可を得て転載したものです。

『涼宮ハルヒの驚愕』世界同時発売!北京の問屋に突撃、速攻ゲット―北京文芸日記

2011年05月26日

中国語版涼宮ハルヒの驚愕購入

2011年5月25日、永きに渡る歳月を経て『涼宮ハルヒの驚愕』がようやく発売されました。

中国語オンライン辞書・百度百科「涼宮春日」によると、最新刊は日本、中国を含む世界13カ国で同時発売だとのこと。しかも、先行発売の書店が自宅からそう遠くない場所にあることがわかり、「6月6日になったら、全国の書店でも売られるんだよ?」という内なる声も無視、さっそうとバスに乗りました。

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*当記事はブログ「トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く」の許可を得て転載したものです。

台湾ラノベを読んでみた!『トイレの上のアラジン』傑作です―北京文芸日記

2011年05月09日

『馬桶上的阿拉丁(トイレの上のアラジン)』

本屋で見つけて即表紙買い。久々に本を裏返しにしてレジに持って行った。 本書は2009年に第1回台湾角川ライトノベル大賞銀賞(日本語版Wikipedia「台湾角川ライトノベル&イラスト大賞」)に輝き、台湾国際角川書店から出版されている。翌2010年に中国大陸版も発行された。

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*『馬桶上的阿拉丁(トイレの上のアラジン)』(著:風聆 イラスト:kurudaz)。アマゾン中国でも販売中

*当記事はブログ「トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く」の許可を得て転載したものです。

「中国の村上春樹」はパクリ疑惑の帝王=イケメン中国人ラノベ作家・郭敬明をご紹介

2010年10月23日

AERA、久々に買ってみました。尖閣、反日デモ関連のネタを仕入れようと何冊か雑誌を拾い読みしましたが、AERAの出来はかなり良かったですね。でも、そういった記事は全部スルーして今週号の表紙である作家・郭敬明さんについてのネタをご紹介しようかと。

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この若い頃の小室哲哉似のお方が郭敬明(日本語ウィキペディア)。AERAは「彼を見るなり頭に浮かんだ単語は、「貴公子」と「お人形さん」の二つ」とえらくテンションを上げております。ちなみに週刊文春にも登場。こちらは「中国の村上春樹」と紹介したそうで。

しかし、イケメン版「中国の村上春樹」は大変な影を背負っているのです……。
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