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尖閣 の記事

「尖閣に上陸した活動家は害国者」中国のホットイシューとなった「保釣害国論」を読む

2012年08月31日

「保釣害国論」(尖閣防衛活動は国を害す論)が今、中国のホットトピックとなっている。

「尖閣は日本の領土」人民日報の大チョンボを紹介、大反響の中国ブログを全文訳してみた

2012年08月27日

「中国人がブログで尖閣諸島は日本の領土と発言」というネタが話題になっている。その問題の記事を全文訳してみた。

尖閣諸島に南沙諸島、海洋監視を強化する中国―翻訳者のつぶやき

2011年02月19日

海洋監視に躍起な中国

20110219_south_land
※中国と台湾が領有権を主張する「最南端の島」曾母暗沙

中国による周辺地域への「海洋監視活動」が始まる時期がそろそろやってきました。中国は毎年2月ごろから数ヶ月の期間をかけて、南沙諸島周辺に海洋監視船を派遣しており、「漁業保護」を名目として西沙・南沙海域で操業を行っている他国の漁船を駆逐し、南沙を取り囲む周辺国に対して「自国の主権」を主張しているのです。

今年に入ってからはまだ、「漁業監視船が南沙諸島に出動した」というニュースは目にしていません。時期が間延びしている理由はいくつかあるのですが、重点監視範囲が拡大していることもそのひとつになっていると私は考えています。これまで中国の海洋監視の重点は南方が主となっており、尖閣諸島周辺海域や渤海湾など北方に関してはそうじて手薄となっている状況でした。

しかし昨年の尖閣諸島における船舶衝突問題、南北朝鮮問題など周辺国の情勢の変化に伴い、北方への配備についても早急に検討する必要性に迫られています。その意味でも、今年は「国際情勢を見極めて慎重に始める時期を選ぶ」姿勢なのでしょう。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

尖閣衝突事故、中国人船長に賠償請求=日本政府に備えはあるのか?

2011年02月12日

先日、中国美術館で画家・苗再新氏の新作「中国の釣魚島」が公開された。作品は釣魚島の自然景観を描いたもの。島の上空には無数のカモメが舞っている。

中央美術学院の陳謀教授曰く、年初に日本の前原誠司外相は米ワシントンで講演を行い、「尖閣諸島は日本固有の領土であり、中国と議論する必要はない」と発言した。その後、「台湾独立分子」である李登輝は取材に答え、「尖閣諸島は日本の領土だ」と語った。陳教授は国内外の中華民族と同じく激しく憤ったという。苗氏の新作である「中国の釣魚島」は芸術的創作と社会の発展とを結合させ、突出した写実主義の風格を見せるとともに、祖国と民族に対する深い愛とを秘めたもの。中華民族の子孫たちの気持ちを示す作品となった。
2011年2月2日付南方都市報)

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【やる気ゼロ】<続報>中国外交部、尖閣衝突事故の賠償請求に反応も……

2011年02月12日

10日、日本海上保安庁は、昨年起きた尖閣沖中国漁船衝突事故の中国人船長に1429万円の賠償を求める請求を送った(参考過去記事:「尖閣衝突事故、中国人船長に賠償請求=日本政府に備えはあるのか?」)。


Anti-China protest in Roppongi / ehnmark


12日、中国外交部ウェブサイトは、賠償請求に対する質疑応答を掲載した。

「日本人が尖閣から出て行くなら脱いでもいいわ」日本ゲーム企業に騙された美女ゲーマーが激怒―中国

2011年02月04日

「日本人なんか大嫌い!」「日本人が釣魚島(尖閣諸島)から出て行くなら脱いでもいいわ」

中国のネットニュースをちょろちょろ見ていると、目についた不思議なタイトル。で、読んでみると、どーでもいいといいけど、ちょこっと面白い話だったのでご紹介。

20110204_Zhongyingtao1
中桜桃社団のトップページ。葉さんの写真がでかでかと表示され、今回の事件を説明するサイトへのリンクが貼られている。

日本人にイヤな思いをしたと語るのはこちらの美女・葉梓萓さん。美女ゲーマーサークルという触れ込みのモデル・コンパニオン集団である中桜桃社団の副会長だそうで。

【中国コラム】外国人の入札お断り!中国の尖閣諸島領有権示す鉄の証拠が競売に?!

2010年12月21日

くず鉄売れてよかったね

くず鉄ばかり出てくるのは大躍進以来の伝統。ホント、まともに鉄も作れない国です。
釣魚島帰属の鉄証20日に北京で競売中国人以外参加禁止(2010/12/19 中国日報網)
中国が大好きな「鉄証」(鉄の証拠)が競売に出ます。中国が清代に魚釣島を発見した、と書かれているのが今回出品される『海国記』。

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新華網の報道。

山西省の散逸文書研究家彭令さんが、2005年に南京の骨董市でお買い上げになった清代の作家、銭泳が手書きした『記事珠』であります。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

【最終回】13億人は日本のことをどう思っているの?「無関心」「あえて言えばキライ」―中国人民は日中対立をどう見ているのか?

2010年11月16日

もう11月も半ばを過ぎました。9月7日の尖閣沖中国漁船衝突事故から2カ月以上が過ぎたわけで。まだ2カ月しかたってないの?とビックリするぐらいのいろんなことがありましたね~(遠い目)。

さて、本ブログ的に心残りなのは、連載企画「中国人民は日中対立をどう見ているのか?」が未完成なこと。日本からはるばる海を越えた中国での取材対象を確保するのがなかなかに難しく、また新たな話題が次々と登場する中で、次第に忘れ去られていき、今に至ります。とほほ。

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*第1回に登場していただいた「80後」ギャルのSさん。

当ブログの中でも結構読んでいただいた記事なので、最初に予告した私なりの結論を書かないのはまずい!ということで、インタビューの数は激しく不足しておりますが、最終回を更新いたします。

【尖閣映像流出】映像を見た中国人の感想は?ネットユーザーの声を聞いてみた

2010年11月05日

尖閣沖中国漁船衝突事故の海保ビデオ映像流出問題について、予告通り中国人の反応を拾ってみます。

以下の記事の続報です。
Kinbricks Now:【速報】尖閣沖中国漁船衝突事故、ビデオ画像がYoutubeに流出
Kinbricks Now:【尖閣映像流出】中国漁船がぶつけたことは明白=日中のメディア・ネットユーザーの反応

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*ビデオ流出を伝える網易のサイト。

その前に中国メディアの報道。
前回記事では報道されていないということをお伝えしましたが、消されたはずの「人民網(12時13分掲載)」が復活。「中国はすでに外交ルートを通じ、事態について日本側に問いただした」との一文が足されていますね。で、動画ですが、中国サイトにもあちこち転載されましたが、片っ端から削除されている感じですね。この記事を書いている最中に一つ削除されてびっくり。

で、ネットユーザーの反応。まずツイッターから。

ほとんどが動画のありかを伝えるツイートばかり。あまり面白いものがないというのが実感。

ちょっと面白かったやりとりがこちら。
中国漁船による日本船舶への衝突行為について、私は日本人民にあやまりたい。完全な動画を見た後、中国船長は確かに取り調べを受けるべきだと考えた。中国のキチガイじみた、いわゆる愛国感情は、実際のところむやみに軍国主義を目指すものにほかならない。ただ、全ての中国人が政府に騙されているわけではないと信じて欲しい。日本人民よ、ごめんなさい。



日本は何に依拠して中国の領土で人を捕まえているんだよ?



まず領土は誰のものなのかはまだ確定していない。中国の領土だと確定しているわけではないです。第二にこの海賊的行為は、両国間の遠洋にあって日本の生命と安全を脅かすものであった。これは国際問題です。そして最後の点。あなたに自分の土地はありますか?尖閣/釣魚島が誰のものであっても中国人にとっては重要ではない。なぜなら、最終的に土地はどの中国人のものにもならないからだ。しかし日本国民は違う。彼らには自分の領土がある。
最後の書き込みは中国人は自分の財産を守る権利がない。政府にいいようにやれているだけという中共批判ですね。

では続いて中国ドメスティック・マイクロブログサービスである新浪微博を。

【尖閣映像流出】中国漁船がぶつけたことは明白=日中のメディア・ネットユーザーの反応

2010年11月05日

【速報】尖閣沖中国漁船衝突事故、ビデオ画像がYoutubeに流出」の続報をば。
日本メディア、中国メディアの記事で気になるものをご紹介。

20101105_zhuangchuan
*ビデオ流出を伝える網易のサイト。詳細は記事後半で。


海上保安庁は5日、海保が撮影した映像が流出した可能性が高いと判断、鈴木久泰長官ら幹部が未明から集まり、対応を協議した。

【尖閣ビデオ流出問題】海保の鈴木長官ら幹部が未明に対応協議 - MSN産経ニュース

民主党の川内博史衆院予算委員会理事は5日午前、インターネット上に中国漁船衝突事件の衝突状況を撮影したとみられる映像について「私が見た感覚では(国会で衆参予算委員会の理事らに公開された映像と)同じものもあるようだ」と述べた。

そのうえで、海上保安庁の巡視船「よなくに」に衝突した映像に同じ映像だが、「みずき」に対する衝突は「角度が違うのではないか」と指摘した。
【尖閣ビデオ流出問題】民主・川内氏「国会で見た映像と同じものもある」「政府の危機管理問われる」 - MSN産経ニュース
いまさら言うまでもないかもしれませんが、流出映像は本物である可能性がきわめて濃厚です。

【速報】尖閣沖中国漁船衝突事故、ビデオ画像がYoutubeに流出

2010年11月05日

尖閣ビデオ、ネット流出か…海保が真偽確認(読売新聞)

沖縄県・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の状況を海上保安庁が記録したビデオ映像と見られる映像が、インターネット上の動画サイト「ユーチューブ」に流出した可能性が高いことが5日、分かった。

海保で映像の真偽を確認しているが、海保幹部は、映っている中国漁船らしき船の船名や衝突時の状況などから「本物である可能性が高い」としている。
どういう経緯で流出したものか、アップした「sengoku38」さんがどういう方なのかはまだわからない。だが、動画の長さから考えて、国会議員用に編集されたビデオとは違うもの。元のビデオを入手できる立場にいた人間となると、かなり選択肢は狭まってくるはず。海保関係者か、それとも……。




反日デモが起きても街の空気は変わらなかった=日本人留学生が見た反日の国―中国人民は日中対立をどう見ているのか?<4>

2010年10月21日

「中国人民は日中対立をどう見ているのか?」の第4回。「次回はなるべく早めの公開を目指します」という言葉を裏切り、2週間ぶりの更新となります。しかも前回に続き、日本人留学生へのインタビュー。看板に偽りありですが、お許しください。


Nankai, Tianjin - HDR / dearbarbie


取材を受けてくださったのは天津市の大学に留学しているTさん(男性、日本の大学に在籍中)。第3回のMさんと同じ大学に在籍しています。現在は滞在2年目となります。

では、インタビューをどうぞ。

10.18武漢反日デモのツイッター実況を読んでみた=混乱した街しない街、その違いとは?―中国・湖北省

2010年10月19日

Togetter 「10.18武漢反日デモ」にまとめた中国人ツイ民による実況を軽くまとめます。全訳するのが一番いいのでしょうが、時間がちょっとないので。個人的に知り合いに尋ねた情報もまざります。

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* 「日本製品の政府調達に反対」。トヨタ、ホンダ、日産、ソニー、キャノンにバツが書かれている。その他の写真はTogetterで。

18日午後2時過ぎ、ネットで魯巷広場に集まるようにとの呼びかけ。その時点で公園にはパトカーと警察官、そして多くの私服警官。デパートのガードマンが増員される事態に。大手家電店・蘇寧電器ではいつでも門を封鎖できるよう臨戦態勢。多くの人が集まるが、ネットを見て集まった野次馬も多い。


在较大的地图中查看10.18武漢反日デモ

午後3時4分過ぎ。デモがスタート。参加者の多くは国旗を持っている。シュプレヒコールは「日本製品ボイコット」。デモ隊の中核は100人弱の集団。デモ隊よりも野次馬、野次馬よりも警察が多い状態。野次馬からも合流する人あり。デモ隊は膨れあがっていく。警察はデモ隊前方で交通整理。

5年間で巡視船30隻を新造=海上警備力の向上目指す―中国

2010年10月12日

2010年10月11日、中国国家海洋局南海分局の李立新(リー・リーシン)局長は、今後5年間で30隻の巡視船を建造する計画を明らかにした。中国新聞網が伝えた。

11日、中国国家海洋局第3回船員安全技能競技会が広東省広州市で開催された。席上、李局長は取材に答え、中国海監総隊の現状を説明した。同組織は1998年に成立、海洋権益の保護、海洋環境保護などの任務に当たっている。しかし、カバーしなければいけない海域に対し、巡視船の質と量はともに不足している。比較対象としてあげられた日本は3000トン以上の大型巡視船を保有。数も100隻以上を数える。中国の巡視船の数は日本の半数に満たないという。

<サッカー>日本U19代表に中国人観客が大ブーイング=乱入者が日の丸奪う―中国

2010年10月05日



Soccer goal / ewiemann


2010年10月4日、山東省●博市(●は鯔の左をさんずい)で、サッカーU19(19歳以下)アジア選手権・日本対UAE戦が行われた。地元中国人サポーターの大ブーイングが鳴り響く中、試合開始前の君が代演奏中、観客が乱入しスタッフの持っていた日の丸を奪う一幕もあった。

香港紙・明報によると、前日に行われた練習では中国人サッカーファンから罵声を浴びせられたほか、練習場内にペットボトルを投げ入れられたという。4日の試合でも日本代表は大ブーイングに直面するなどアウェイの厳しい環境に立たされたが、後半ロスタイムに相手の隙をつき決勝ゴールを決めた。

<続報>「中国大使館が日本に感謝」記事を中国官製メディアが報道=「政治ショーじゃね?」との声も

2010年10月04日

Kinbricks Now:「中国大使館が日本に感謝」の記事、ネット検閲で削除=対日政策転換めぐり中国政府内部で路線闘争か」の続き。「河蟹」(ネット検閲)モードから一転、本日早朝に環球時報が成都晩報の転載という形式で報道。いったいどうなっているのやら。

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2010年10月2日、在日本中国大使館ウェブサイトは、太平洋上で急病にかかった中国籍貨物船船員が日本の自衛隊に救助されたことを伝え、感謝の意を示した。3日、香港・鳳凰網が伝えた

9月30日、パナマから上海に向かっていた中国籍貨物船「天龍河」号は、日本から約1000カイリ(約1850キロメートル)の地点で日本海上保安庁に救助を求めた。同船乗組員が急病にかかったためだった。連絡を受けた日本は海上保安庁巡視船を覇権。また自衛隊のヘリ、航空機も出動した。10月1日、発病した船員は東海大学付属病院に搬送され、治療を受けた。現在、容体は安定しており、命に別条はないという。中国大使館は海上保安庁が全力で救助にあたったこと、日本側の人道的救援に感謝の意を示した。

「中国大使館が日本に感謝」の記事、ネット検閲で削除=対日政策転換めぐり中国政府内部で路線闘争か

2010年10月03日

急患船員を東京に緊急搬送=中国大使館が日本側に感謝

【北京時事】新華社電によると、東京の中国大使館は2日、太平洋を航行していた中国の貨物船で9月30日、中国人乗組員が急病で治療が必要になり、日本の海上保安庁などの支援で東京の病院に搬送されたことを明らかにした。大使館は日本側に謝意を表明した。

20101003_dashiguan
*この件を伝えた在日本中国大使館のウェブサイト

貨物船から救助を求める緊急通報を受け、日本側は海保の巡視船や海上自衛隊の航空機、ヘリコプターを日本から東に約1900キロ離れた海域に派遣。東京の病院に入院した乗組員の容体は安定しているという。

9月7日に尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖で海保の巡視船と中国漁船が衝突した後、東シナ海では日中双方が監視を強化するなど、緊張が高まっている。一方で、冷え込んだ日中関係の改善を模索する動きもあり、新華社の報道はその流れを反映したものと言えそうだ。
「対日強硬姿勢も一段落か、ほっ」と思った人が多かったのでしょう。Yahoo!ニュース海外ランキングでは現在(3日午後5時)、この件を伝えた産経の記事がトップ。私も中国関連のお仕事をしている身として、ちょっと喜んだ1人です。

で、新華社の元記事を確かめようとググってみたら、なんと思わぬ展開にっっっ!!!

ネット検閲を超えられない人たち=中国ツイッタークローンのつぶやきを読んでみた―中国人民は日中対立をどう見ているのか?<2>

2010年10月02日

というわけで、シリーズ「中国人民は日中対立をどう見ているのか?」の第2回「ネット検閲を超えられない人たち=中国ツイッタークローンのつぶやきを読んでみた」をお伝えします。

第1回はこちら。「反日感情燃えたぎってますか?中国のギャルに聞いてみた―中国人民は日中対立をどう見ているのか?<1>」。

本ブログでは何度か、中国ツイ民を取り上げてきたけれども、残念ながら彼らを「平均的な中国人」と見なすことはできない。というのも、ネット検閲をくぐり抜けて、本来は見られないツイッターにアクセスしている彼らは、ある意味、高いリテラシーを持つエリートだから。

というわけで、今回はもうちょっと違う人々の日本観を紹介しようかな、と。ネット検閲を回避する術を持たない人が使っている中国のドメスティックサービス。ツイッタークローンはいくつもあるのですが、その中の一つ、新浪微博を見てみます。

20101001_weibo1
*新浪微博のトップページ。
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